2005年05月

2005年05月31日

5月21日にNHK・BS2で放送された「ダンスの国の朔太郎」をビデオで観る。私の音が上村なおかさん、山崎広太さんらの踊りのシーンで使われました。そのシーンはよかったのですが、他のシーンは詩を朗読する方がステージの真中手前に陣取り、オブジェの配置も散漫でダンサーは少し気の毒でした。空間構成はどうなっているのだろう。テレビは難しいです。

使われた曲は2001年1月の作品「rintik-rintik」です。この曲は多くの舞台で使われています。CDではショートバージョン(5:16、9:16の2バージョン)で発売していますが、いま制作中のソロアルバム発売後に、ミニアルバムとしてオリジナル版(20:00)を発売する予定です。お楽しみに…。

ダンサーで振付家の東野祥子さんから送っていただいたBABY-Qダンス公演「ALARM!」のDVDを観る。舞台会場を読み取り、ロボット、美術、映像、照明としっかり空間を構成。見応えありの作品。音楽も面白い。ただもう少し音のボリューム感をなくしてシンプルにするとさらに良くなると感じました。東野さんはダンサーとして独自の身体言語を持ち合わせ、また説得力のある身体は圧倒的な存在感です。東野さんのようなダンサーに出会えたことがとても嬉しいです。私の音のエネルギーを東野さんに解放したいです。今後どういったかたちで関われるのか、じっくり話し合って進めていきたいと思います。ほんとうに楽しみです。

高橋悠治さんの「ゴールドベルグ変奏曲」を聴く。アルバムジャケットで高橋さんはバティックを着てピアノを奏でている。そんな音に触れることができる。第24変奏が楽しそう。生演奏を聴きたい。7月に高知県立美術館と広島県のふくやま美術館で演奏されるそうですが東京でもやって欲しいです(3月に浜離宮朝日ホールでやられたそうです…聴き逃した)。

at 23:50│コメント(0)トラックバック(0)go taneda │

2005年05月29日

今年度、横浜市創造的芸術文化活動支援事業の活動(昨年度は11月27、28日にBankART 1929 馬車道で「art live - sound+dance+visual vol.5」を公演)は、横浜美術館のグランドギャラリーでの「art live - sound+dance+visual vol.7」開催がほぼ決定しました。2・3階(18m)が吹き抜けの広々としたエントランスホールです。この大きな空間を生かした、雄大でジオグラフィックなサウンドプロジェクションを実現したいと思います。一般には貸し出ししていないスペースなので、ここで公演できるのは有意義です。横浜市に感謝しています。公演日はトリエンナーレ時期の12月か来年の3月を予定してます。決定しましたらお知らせします。

また「art live - sound+dance+visual vol.7」公演の他に、インスタレーション作品を展示します。当初、公演会場となる横浜美術館のグランドギャラリーで展示を考えていましたが、複数の日付に渡っての利用ができないので、他の横浜市の面白いスペースを探していました。通常のギャラリーなどではなかなか多くの人に観ていただけません。そこで多くの横浜市民の方に観ていただく為に横浜市庁のエントランスはどうだろうかと提案しました。27日に横浜市文化芸術都市創造事業本部・文化政策課の鬼木さんの案内で、横浜市庁のエントランスロビーを視察しました。人が流動的でとても面白いスペースでした。さっそくさとうじゅんことアートディレクションの三浦秀彦氏と作品の構想をしていました。今回も田口製作所にご協力をしていただきますが、インスタレーション作品用に自作のアンプとスピーカーも制作しようと思っています。展示は公演の1~2週間前に予定しています。こちらも楽しみにしていて下さい。

at 21:39│コメント(0)トラックバック(0)go taneda │

2005年05月28日

27日。BankART 1929 Yokohamaにニブロールの全作品の振付を手がける矢内原美邦氏と、映像ディレクターの高橋啓祐氏による新ユニットOff Nibrollの「public=un+public」公演を観に行く。

高橋さんは「六本木クロッシング」(森美術館 2004年2月)にてMAMコンテンポラリー賞を受賞されたビデオインスタレーションを観て注目していました。公演の前に高橋さんの映像インスタレーションを観る。BankARTの真っ白な空間をモノトーンの映像でシンプルに包み込み静かに演出していましたが、公演ではしっかり映像が主張していてダンスはあまり印象に残りませんでした。音は作品との関係性が読み取れなかったので、高橋さんに聞くと音楽家とのやり取りはなかったよう。これは少し残念でした。今後、高橋さんと一緒に作品を制作できれば嬉しいです。

公演後に舞踏研究・評論家の國吉和子氏とお話しする。先日、BankARTで公演した能美健志さんとの「四季」作品も観に来てくれていました。また森山開次さんのソロ公演についても話す。とてもはっきりと思ったことを話してくれるので好印象。今後「sound+dance+visual」公演も観に来ていただければと思いました。

at 23:55│コメント(0)トラックバック(0)go taneda │

2005年05月27日

26日。池袋で能美健志さんと今後の活動について打合せ。2時間お互い熱くなって話す。7月世界バレエ&モダンダンスコンクール、9月Dance Element公演、11月新国立劇場での公演、来年度の美術館・野外での公演などなど話しは止まりませんでした。今後の展開が楽しみです。

能美さんは新国立劇場では打楽器奏者の高田みどりさんとのコラボレーション作品。客観的にいろいろ話したいと思っています。これは「コラボレートする身体」という企画で森山開次さんの作品との2本立てになります。ふたりとも次に繋がる公演して欲しいです。

夜は「days wonder」でお世話になったさかいれいしうさんが、ガムランの楽器グンデルを自宅まで運んで下さいました。suaraスタジオ(自宅スタジオ)でいろんな音を聴いていただく。さかいさんとトリ音さん、そして田中さんの3人のアルバムについても話しました。アンサンブルを感じさせるにはライヴで録音するのがいいのではと話す。テルミンも空気に触れた音を録音する方がより質感が伝わると思う。ミックスも大切ですがマスタリングがより大切になってきます。

私も自分のアルバムでより空気感を感じさせるために、音を空気に触れさせて録音することも考えなくはいけません。アルバムつくりに集中したいと思います。

at 23:55│コメント(0)トラックバック(0)go taneda │

2005年05月26日

25日。歌い手のさかいれいしうさんのご紹介で日本医科大学精神医学教室と東京芸術大学大学院先端芸術表現専攻の共同プロジェクト(EPOCH)の一貫、新しいデイケアのプログラム開発事業「days wonder」に参加してきました。

「ジャワのうたと音の風景」
さとうじゅんこの歌(ガムランのシンデン)、suara(ジャワガムラングループ)の三浦牧子さんのグンデル(ガムランの楽器)、私のインドネシア・ジャワ島ソロで録音してきた音素材のサウンドスケープで演奏しました。バティック(ジャワ更紗)や照明、お香などで演出して心地いい空気を演出。普段通りの演奏ができて楽しかったです。皆さんリラックスしながら耳を澄まして聴いてくれました。

また参加できたら嬉しいです。

at 23:53│コメント(0)トラックバック(0)go taneda │