2005年08月

2005年08月31日

30日。高円寺Studio BABY-Q DANCE LAB.で東野祥子さんと9月22、23日世田谷シアタートラム公演「ALARM!」- Zero hour edition -作品の打合せ。東野さんのビジョンを言葉で感じるのは大切なことです。「ALARM!」は再演しながら再構築を繰り返してきた作品なので、私の音がどのように介入できるのか、また私の音でどう変えることができるのか…探っていきたいと思います。この公演にはTaguchiの音響システムを導入します。ヴァージョンアップした「ALARM!」を楽しみにしていて下さい。

また、9月14日。BABY-Qが東京芸術見本市2005の「Take a chance project - コンテンポラリー・ダンスの現在」(東京国際フォーラム/丸ビルホール)で公演するのですが、先日の京都公演「ERROR CORD /// pclost469hsholecp」のシュートヴァージョンを公演するかもしれません。この作品は東野さんのソロ作品です。まだ決定ではありませんが、決まりましたらご報告させていただきます。ぜひ東京の方々にも観ていただきたいです。

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2005年08月30日

28日。舞浜のイクスピアリにナイトエンターテイメントショー「Cielo Stellato(チエロ☆ステッラート)」を観に行きました。「art live - sound+dance+visual vol.4」や能美健志&ダンステアトロ21「Direction of Harmonization」「四季」で共演した山田海蜂さんが出演。山田さんのパフォーマンスに魅せられ、真夏の星空の下で夢のような時を過ごしました。とても楽しかったです。このショーは8月13~28日まで行なわれていました。BABY-Qの京都公演、青山スパイラルホールの公演が終わり、何とか最終日に観ることができて“ほっ”としています。

このショーは「アレグリア」公演で日本でも話題になった、シルク・ドゥ・ソレイユの活動のひとつです。山田さんにとってダンスとは別に、新体操で磨き上げた身体を発揮できる舞台でもあります。山田さんの優雅で気品ある舞はどんな舞台であっても飛び抜けていると思います。まだまだ成長していくでしょう。こちらの活動もどんどんやっていただきたいです。また共演できる日が楽しみです。

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2005年08月29日

27日。青山スパイラルでの「conscious -意識-」イベント無事終了しました。主催のmichiさんははじめから終わりまで映像パフォーマンスで大活躍でした。終了後はとてもいい顔していました。3時間半の長丁場で見せ方としてはいろいろ課題が見つかったと思います。イベント全体でひとつの舞台芸術とは言えませんでしたが、後半の王さんの胡弓からヴォイスのさとうじゅんこ、私と音とJOUさんの踊り、最後のno.9さんへの演奏といい流れて集中できていたと思います。

空間演出に関して言えば、天井からオーガンジーを吊るしていましたが、それがあることで空間が狭く雑多な印象を受けました。フラットな会場を生かす綿密な空間つくりが必要だと思います。またmichiさんの映像ははじめからボリューム感があり過ぎ、3時間半という長時間は正直厳しいと感じました。前半のmjucさんがピアノを奏でている時の映像はとても面白かったですが、そこを魅せるために照明を使ったプラニングなどを考えていくとより面白くなると思います。やはり削れるところは削って、魅せたいところにもっていくための構成をしなくてはいけない。言いたいことひとつを伝える強い映像、絵でないと印象に残らないと思う。michiさんは10月から1年間ロンドンに留学しますが、何を学んでくるか楽しみです。

このイベントを実現したmichiさんのエネルギーは素晴らしい。またそれを影で支えるスタッフがたくさんいて感銘を受けました。これもmichiさんの人望です。今回も音を奏でることに集中させていただきほんとうに感謝しています。

Taguchiの音響システムは、舞台上に18発のメインスピーカーと38cmのウーハー4本でした。いままで12発しか体験していませんでしたが、その透過音響エネルギーは格別でした。どこまでも音が届き身体を通り抜ける。今回も音のリアリティを伝えることができました。最後は暗転で空気を震わすことができ楽しかったです。モニターは当初メインで使用する予定だった12発を左右に、舞台手前に9発を1本セッティングしていただき、舞台上の音楽家も気持ちよく演奏することができました。ダンサーのJOUさんも気持ちよく踊れたと言っていました。Taguchiの渡辺さん、牟田口さんありがとうございました。20面体スピーカーはホワイエで使われました。音つくりは難しいようです。今後さらに開発を進めていくそうです。楽しみです。

お客さんもたくさん来ていただきました。ダンサーの森山開次さんとプロデューサーの橋爪さん、映像作家の兼古昭彦さんとルドビック・グザスデラさん、音楽家の阪本剛二郎さんとNPOアブサンの松川さん、音楽家の川村祐介さん、舞踊評論家の石井達朗さん、世田谷美術館のキュレター塚田さん、FOURTH FLOORの宮坂さん(宮坂さんはリハーサルも観に来てくれました)、芸大でガムランを一緒に演奏している(最近行っていないけど…)山科さん、遠山さん、森下さんなどなど。またリハーサルにはダンサーの能美健志さん、UPLINKの鎌田さんに観ていただきました。ありがとうございました。

今回のイベントで繋がった人たちと、今後も繋がっていければ嬉しいです。

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2005年08月27日

26日。渋谷のUPLINK Xで打合せ。Taguchiの牟田口さんと渡辺さんと、明日(27日)の青山スパイラルの「conscious -意識-」の音響について打合せ(主催のmichiさんも参加)。音響プラニングが大幅にグレードアップしました。卓(PA)はMIDAS。メインスピーカーはCMX1312(使用ユニット数:ATA4025-TWEETER×48個、LX131A-WOOFER×12個)の予定でしたが、CMX1318に変更(使用ユニット数:ATA4025-TWEETER×72個、LX131A-WOOFER×18個)。この2本だけで反射板を使えば野外でもOKというスピーカー。パワーだけでも桁違いです。ウーハーは38cmを4本(使用ユニット数:JBL2226H-38cm-WOOFER×1個)。舞台と反対側(後ろの壁)には、20面体スピーカーを左右に1本ずつ導入(写真を参照)。これは田口さんの最新自信作です。今回が演奏会ではじめての導入になります。モニタースピーカーは、メインで使用する予定だったCMX1312を、ステージの左右に配置。演奏者がお客さんと同じ音場を感じられます。とても贅沢な音響システムになりました。楽しみにしていて下さい!

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「conscious -意識-」

【日時】2005. 8. 27(土) 開場 17:00 開演 17:30
【会場】青山スパイラルホール
【料金】前売り 3,300円 当日券 3,800円 ペアチケット 6,000円 学生割引 2,800円
【問合せ・チケット申込み】
conscious事務局 / conscious@michiyuki.net
SPIRAL 4F インフォメーション / 03-3498-1171 ※スパイラルでは前売り券のみ

timetable

17:40 種子田郷+JOU(dance)
17:50 mjuc
18:25 Novo Tempo
19:00 Daisuke
19:30 ISANOID+王霄峰(胡弓)
20:00 王霄峰+さとうじゅんこ(voice)
20:10 種子田郷+JOU
20:25 no.9

いよいよ明日が本番です。いい音を奏でます。ぜひ遊びに来て下さい。会場でお会いできるのを楽しみにしています。


また本日は、UPLINKの鎌田さんと打合せ。年内に「art live - sound+dance+visual vol.6」公演を実現させようと約束。また来年3月に上映されるリュック・フェラーリのドキュメンターリ映画に絡んでいただきたとのこと。彼の「Presque rien」(ほとんど何もない)はお気に入りの作品。ほんとうに嬉しいお話しです。そして、発売が遅れている私の3rdアルバムについても話せました。この件はまた後日話します。

本日はもう1本。9月にベルギーに留学する、ダンサーの陽かよ子さんと打合せ。1年間はベルギーのリールに、もう1年間はパリに留学するとのこと。彼女のスケールが大きく繋ぎ目を感じさせない美しいムーブメントは特別なもの。陽さんがベルギーにいる間に、向こうで一緒に作品を公演しようと計画を立てていました。実現させたいと思います。陽さんは9月1、2日にアサヒ・アートスクエアで「Dance Colloquium」(ピエール・ダルド振付作品)に出演されます。留学前の最後のパフォーマンスを観に行きたいと思っています。帰国後の活動も楽しみです。

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2005年08月25日

24日。新国立劇場森山開次さん、花人の宮崎秀人さん、衣裳の柴田好さん、森山さんの制作(プロデューサー)橋爪さんで、11月25~27日新国立劇場主催ダンスプラネットNo.19「コラボレートする身体 Collaboration & Body」の作品について打合せ。宮崎さんが屋久島に行って撮ってきた写真を見せていただく。緑が深くとてもいい絵。この写真が作品にどう絡んでいくのか…。9月下旬までは、音・踊り・美術とコミュニケーションを取りながらそれぞれで進めていきます。

リハーサル終了後に、森山さんと橋爪さんと、今年度の横浜市創造的芸術文化活動支援事業の活動「art live - sound+dance+visual vol.7」公演(来年の3月を予定)について打合せ。「vol.6」(10月UPLINK FACTORYで予定)からは、音楽表現の視点からダンス・映像・美術などのアーティストとのよりリアルで高次元な関係性を創造し、1時間ほどのひとつの空間芸術作品としてを公演をすること、私とさとうじゅんこによるプロデュース(構成・演出)のなかで踊っていただくことなどを説明させていただく。また現在、ダンサーは森山さん以外にBABY-Qの東野祥子さんを構想していることも話す。

森山さんの舞台に立つ心構え(覚悟!)を聞かせていただき、あらためてこの公演の作品構成について考えていこうと思いました。横浜美術館グランドギャラリーの大きな空間を生かして、雄大でジオグラフィックなサウンドプロジェクションを実現し、森山さんや東野さん、三浦秀彦さんらと相互主体的な作品制作を行なうのが楽しみです。まだまだ出演者は未定ですが、思い描く作品に向け動いていきたいと思っています。楽しみにしていて下さい。

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