2005年09月

2005年09月21日

20日。「ALARM!」作品の会場となる世田谷シアタートラムに入る。以前、楽曲提供した笠井叡さんの「nobody Eve」作品以来ですがとても小さく感じる。舞台の真中に搬入・搬出口があるので、リノリームを敷く前にすべて搬入することになる。すでにTaguchiの磯野順一さん、宮崎康之さん、中原楽さんが音響システムを搬入していました。リノリームを敷く為、夕方までセッティングできないので、私は一人で楽屋に篭って煙巻の音をつくる。4時間後やっと作品になってきたので、東野さんに楽屋に来ていただいて聴いもらう。第一声は「カッコ良すぎる」。そういえば楽曲になっている。さらに磨く。

舞台を観に行くともう音響システムがセッティングされていた。田口和典さんも来てくれる。卓(PA)はMIDAS。先日の青山スパイラルホールで使用したメインスピーカーCMX1318(使用ユニット数:ATA4025-TWEETER×72個、LX131A-WOOFER×18個)を2本、38cmウーハー(使用ユニット数:JBL2226H-38cm-WOOFER×1個)を左右に2本ずつ計4本を舞台中間に、CMX1312(使用ユニット数:ATA4025-TWEETER×48個、LX131A-WOOFER×12個)を舞台奥に配置。舞台上や会場を歩き音場を確かめていただく。そのままサウンドチェックをするが、時間がなく明日に持ち越すことにする。

サウンドチェックの時に煙巻の音を奏でるが、私も東野さんもしっくりこない。持ち帰ることに…。帰ってから東野さんと電話で話す。煙巻の音を再構築することにする。なかなか出来ない。一度、白紙に戻す。“間”が欲しい。眠る前にイメージが浮かび、頭のなかで音を奏でる。いい音が出来そうだ。明日つくることにする。

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2005年09月19日

昨夜から22、23日BABY-Q「ALARM!」公演の煙巻ヨーコの音をつくっているが全く出来ない。少し気分を変えるために出かけることにする。

上野公園水上音楽堂・野外ステージで小島夕季さんのジャワ舞踊の夕べ「十六夜コンサート其の四」を観に行く。今年で4回目を迎える公演。吹き抜けで屋根がある。ガムラン演奏はランバンサリ。夏の終わりの夜に風と虫たちが青銅の音と対話する。小島さんの静かで力強いエネルギーを感じる。来年もまた感じたいです。重かった頭が軽くなる。音つくりに集中できそうです。

会場でランバンサリと共演されたダンサーのボヴェ太郎さんとお会いする。2000~2005年の作品のDVDをいただく。まだ高校生の時の映像も入っているとのこと。とても楽しみです。いつかボヴェさんとも共演できれば嬉しいです。

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2005年09月17日

17日。西新宿の芸能花伝舎でBABY-Q「ALARM!」- Zero hour edition -の通しリハーサル。会場となる世田谷シアタートラムに近いスペースで行う。音響システムがないのでTaguchiのアクティブスピーカーを持参する。

ロカペニスの映像作家・斉藤洋平さんも大阪から駆けつける。後半の樋口洋子さんのソロシーンの映像を観る。斉藤さんの映像は文脈がしっかりしているので面白い。樋口さんの踊りと斉藤さんの映像を感じながら、さとうじゅんこが演奏した弦の音素材をライヴパフォーマンスで奏でる。とてもいい感じ。ここはとても印象的なシーンになると確信する。音はもう少し探ってみたいです。

作品は全体の流れが生まれてきました。もう一人の東野さん=煙巻ヨーコの音がまだ出来ない。煙巻の前に群舞の踊りがあるのですが、豊田奈千甫さんの音楽に忠実に振付けらている印象。煙巻ではまったく質感を変えたい。音と踊りの会話…間を感じさせたい。

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2005年09月16日

15日。新国立劇場に「舞姫と牧神達の午後」のゲネプロを観に行きました。全6演目。音響デザインの河田康雄さんが、それぞれの演目で楽しんでいるのが伝わる。いまから11月25~27日の森山開次さんと宮崎秀人さんとの「いぶき~奇蹟の大地」作品での音響プランが楽しみです。Taguchiのスピーカーで音を奏でられると嬉しい。舞台芸術での音の在り方を変えていければと思います。

6演目とも楽しめたのですが、平山素子さんの踊りが特に印象的でした。堂本教子さんの衣裳で平山さんの女性としての魅力を引き出していました。いつか共演できればと思います。また、マイケル・シューマッハさんとアレッシオ・シルベストリンさんのデュオはとても美しかった。アレッシオさんとも何かやりたいです。

「舞姫と牧神達の午後」は今日を含めて19日まで全4公演。遊びに行って下さい。

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2005年09月15日

14日。東京国際フォーラムホールで東野祥子さんと「ERROR CORD /// pcsh404plsh」を公演しました。ステージが高くお客さんが見上げる感じで、客席はすべて同じ高さの大きな会場。音響もメイヤーやエレクトリックヴォイスでプラニングされたもので、透過音響エネルギーが弱く少し痛い音でした。舞台が遠く音が近かったので、リハーサルでは東野さんの踊りの質感があまり感じられませんでした。本番では悪条件のなか、さとうじゅんこが卓(PA)に張り付いてアクスモニウム演奏をして音場をつくり、ショーケースでは考えられないほどいい公演ができました。リハーサルは1時間半でしたが、1度通しをできたのが良かったです。音響の加藤さん、照明の三浦さんありがとうございました。

今回は1時間の作品を30分のショートヴァージョン。映像もなかったので、音は京都公演のものとは大幅に変えて、より主体的な音で構成しました。この作品を高めていく上でとてもいい経験になったと感じています。東野さんの空気感がでればもっともっと良くなります。今後は映像、照明、美術で、相互主体的な作品つくりをしていきたいです。次は海外公演です。

舞踊評論家の石井達朗さん、演劇・舞踊ジャーナリストの堤広志さん、ダンサーの川口隆夫さん(山川冬樹さんとの作品「D.D.D.」のDVDをいただきました。楽しみです。)、森山開次さんのマネージャー橋爪さん、神戸ビレッジセンターの福島さんなどなど多くの方に観ていただきました。そして、たくさんの感想を聞きました。今後の参考にしていきたいと思います。

次は22、23日世田谷シアタートラムでBABY-Q Dance Performance「ALARM!」- Zero hour edition - 公演です。音を磨きます。

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