2005年12月

2005年12月22日

16日UPLINK FACTORY。art live - sound+dance+visual vol.6『抱擁する大気』の公演が終りました。師走の平日にも関わらず、一般のお客さんをはじめ、多くの音楽家、ダンサー、美術家、映像作家、プロデューサー等の方々にご来場いただきました。ありがとうございました。

今回は作品の核を失い、まったく強度のない公演になってしまいました。本来、とても力強い作品です。心残りです。この場をおかりして、お詫びさせていただきます。申し訳ありませんでした。ご感想ご指導いただければ嬉しいです。

三浦秀彦さんの美術はシンプルでよかった。私が舞台上で使っていた机や椅子は、すべて三浦さんがデザインして制作してくれました。映像は時間軸、空間性をさらに深めて、パフォーマンスに慣れれば可能性があります。映像作家の三宅流さんに「映像のあり方がよかった」と言っていただき“ほっ”としました。JOUさんとボヴェ太郎さんのダンスは、個々としてはいいパフォーマンスをしましたが、作品としてディレクションできていませんでした。BABY-Qのダンサー山本泰輔さんに、味覚や触感といった質感のパフォーマンスだったと言っていただけたのは嬉しかったのですが、今回の問題点を、今後の課題にして次に繋げたいと思います。

私個人としては、Taguchiの宮崎康之さんにご協力いただき、小さなスペースならではの、肌で感じられる音を奏でることができました(しかし、構成は甘かったです)。TaguchiのメインスピーカーCMX-1309(使用ユニット数:ATA4025-TWEETER×36個、LX131A-WOOFER×9個)が2本。ウーファーSW-3801(JBL2226H-38cm-WOOFER×1個)が2本。卓はsound craft。とてもバランスが良かったです。公演後に、UPLINK代表・浅井氏にTaguchiスピーカーを導入して、これまでで一番いい音で新鮮だった。上からも下からも正面からも後ろからも、音が立体的に感じられてよかったと言っていただけました。マルチトラックではなくステレオ(2ch)で、立体音響空間を感じさせるための、音つくりを目指しています。作品全体は納得いかなかったのですが…少し嬉しかったです。今後、新生UPLINK FACTORYで、Taguchiスピーカーを生かした、音楽だけのイベントもやっていきたいと思っています。

『抱擁する大気』。今後、いい作品にするために、もう一度客観的に見つめ、作品を再構築し、あらたに公演する予定です。厳しく見守って下さい。今後もproject suaraをよろしくお願い致します。

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2005年12月15日

12月16日(金)渋谷のUPLINK FACTORYでproject suara主催の公演を行います。本シリーズ公演の原点ともいうべきUPLINK FACTORYが移転リニューアルし、Taguchiスピーカを導入、白く美しい空間に生まれ変わりました。我々の公演も、さらなる進化をとげるために、セッション的な構成を脱却し、プロジェクトの作品として、より総合的なプロデュースへとシフトします。こうした方向性は、今夏にSTスポットにて種子田郷とさとうじゅんこが共に出演した、ミュージックシアター形式の小品をベースに構想を重ねてきたもので、音楽家みずからも出演し、作品の一部となります。ダンサーだけでなく、演奏者の身体・あるいは身体の不在に特に着眼し、視覚をともなうことによってさまざまな言語がその関係性において変容する様子をリアルに現すことを動機の出発点としています。

今回、ダンサーには、心身ともに自由度が高いJOU氏と、聴く身体について思考するボヴェ太郎氏をむかえ、デザイナーの三浦秀彦氏が長期的に書きためたドローイングと美術が静かな温度・湿度感をたたえた、とても印象的なステージドコンサートになると確信しております。是非、ご覧いただき、ご感想ご指導いただければ嬉しいです。会場でお会いできるのを楽しみにしています。

art live - sound+dance+visual vol.6 『抱擁する大気』

交をして生し、和をもって醸す。
まばたきの中の永遠。
そらの果てにひとり耳をすます。

◎構成・演出: 種子田郷、さとうじゅんこ、三浦秀彦
◎出演: 種子田郷(sound)、さとうじゅんこ(voice)、JOUボヴェ太郎(dance)
◎美術・映像: 三浦秀彦
◎音響: 宮崎康之(Taguchi)
◎音響システム: Taguchi

▼2005年12月16日(金) 開場19:00 / 開演19:30 / 終演20:30
UPLINK FACTORY tel.03-6825-5502
▼前売\2,800 / 当日\3,000 チケット限定70枚(座席数70)

▼主催: project suara
▼共催: UPLINK
▼協賛: Taguchi

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2005年12月13日

9日。世田谷パブリックシアターにパパ・タラフマラの「百年の孤独」を観に行きました。シアター向きの大作、力作、休憩を挟んで3時間、要素いっぱいの作品でした。音や美術にはあまり強度がなく、良くも悪くも演出家の小池さんの作品と感じました。「三人姉妹」というシンプルないい作品もあるので、カンパニー結成25年目の挑戦といったところでしょうか。今後の展開が楽しみです。パブリックシアターは円柱状のホールで音つくりは難しいのですが、それにしても何か工夫が欲しいと思う。音もそうでしたが、声や歌の空気感はまったく伝わらず残念でした。休憩時間に先日の新国立劇場の舞台でお世話になったプロデューサーの望月さんとお話しする。賛否両論あって力のある作品だった、Taguchiスピーカーも導入してよかったと言っていただけました。苦しんだぶん喜びも倍増しました。また、来年も新国立劇場で音を奏でたいです。

10日。飯田橋の東京日仏学院エスパスイマージュにCCMC2005コンサートを聴きに行きました。卓(PA)はMIDAS、8チャンネルマルチ作品にはエレクトリックボイスのスピーカーを8本。それに、小さなGENELECのスピーカーを合わせてアクースモニウムの作品。いろんな種類のスピーカーを組み合わせたらもっと面白くなると思う。先日のパパ・タラフマラの作品で音楽を担当されていた菅谷昌弘さんの作品を聴く。これまでの菅谷さんの作品では一番好きだった。パパ・タラフマラの舞台でも、このような作品を使えばいいのに…と思う。ゲストでクリストフ・シャルルさんの音(+映像)作品も聴く。公演後に、プロジェクト フクロウでのアメリカ、フランス公演など、いろんなお話しをしてとても楽しかった。また、いつかご一緒したいと思います。足本憲治さんに映画の音響制作についてお話しを聞かせていただく。その映画ではアルプスのシーンのために、アルプス山脈に出向き、空気感だけを録音しにいったそうです。とても嬉しくなる。近い将来、映画音楽を制作したい。

本日、Taguchiの稲荷森さんから、16日。UPLINK FACTORY「art live - sound+dance+visual vol.6」公演に、世田谷シアタートラムでのBABY-Q「ALARM!」公演で、お世話になった宮崎康之さんが、卓(PA)を担当してくれるとご連絡がありました。宮崎さんは丁寧でとても繊細な音つくりをする方です。心強いです。これで安心して、さとうじゅんこがマイクを使って音を奏でることができます。私も楽しみながら音を奏でられます。いい音を聴きに来て下さい。本番まで5日を切りました。音つくりに集中します。

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2005年12月07日

6日。UPLINK FACTORYで「art live sound+dance+visual vol.6」のリハーサル。三浦秀彦さんが制作してきた映像を投影しながら空間をデザインしていく。三浦さんの映像は少しずつテクスチャが変わり、ずっと観ていると音が聴こえてきます。それだけで説得力があり力強い絵。とても好きです。DVDに40分作品として落としてきてくれました。この絵を感じながら音をつくりたいと思います。なお、今回のフライヤーデザインも三浦さんが描いた絵です。

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本日ははじめて、新生UPLINK FACTORYに導入された、Taguchiスピーカーで音を奏でました。とてもバランスがよく調整がいいようです。高域から低域まで、サウンドチェックを重ねましたが、小さなスペースならではの質感を肌で感じて嬉しくなる。最近は8月下旬の京都芸術劇場 studio21(京都造形芸術大学内)から、青山スパイラルホール、世田谷シアタートラム、先日の新国立劇場と、キャパ250~400ぐらいのスペースに、Taguchiの音響システムを導入して奏でてきましたが、今回のUPLINK FACTORYはキャパ70です。手に取るように音の空気感を感じることができます。ぜひ皆さんにこの機会に体感していただきたいです。

音を奏で、照明や空間構成を構築していく。途中、さとうじゅんこは声を発し響きを感じる。ボヴェ太郎さんも音を感じ空間を確かめながら動く。JOUさんとはBankART 1929 馬車道での「art live - sound+dance+visual vol.5」、michiさん主催の青山スパイラルでの公演で共演して、今回で3回目ですが、いままでとは違うJOUさんの踊りを引き出したいと思います。JOUさんとボヴェさんは目でコンタクトを取ってパフォーマンス。ふたりが共鳴してそこに何が生まれるのか…楽しみです。

三浦さんの美術、さとうじゅんこのヴォイス、JOUさんの空気感、ボヴェさんの空気感を感じて、本番までさらに音を磨き、この空間で最高の音を奏でたいと思います。楽しみにしていて下さい。

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2005年12月03日

30日。池袋。先日の新国立劇場で、他のプログラムで出演していた能美健志さんと打合せ。能美さんもやり遂げたいい顔をしていました。今回、クリエーションで苦しんでいた時期に、彼の一言で前に進めたのでとても感謝している。今回は他の作品だったので、一緒につくったわけではありませんが、お互いで客観的な意見を交わし、それぞれで高め合ったと感じています。本日は、来年度の活動について話す。能美さんも新しいことに挑戦したい、もっともっと踊りたいという強い気持ちを聞く。一緒に面白いことができそうです。正式に決まりましたら発表させていただきます。

1日。UPLINK。さとうじゅんこ、三浦秀彦さん、JOUさん、ボヴェ太郎さんで「art live - sound+dance+visual vol.6」の打合せ。細かい構成、演出、音、動き、美術について話し合う。全員が空間性と時間軸をより共有できるように、本作品「抱擁する大気」の音をCDに落として渡す。すでに音の構想はできていたので、ここ数日で集中し音を仕上げ、この日に渡すことができました。ここでも今回の新国立劇場での経験が生かされています。全員でひとつのビジョンを目指し構築していきます。皆の顔を見ていると本番が待ち遠しくなりました。楽しみにしていて下さい。

art live sound+dance+visual vol.6 「抱擁する大気」

交をして生し、和をもって醸す。
まばたきの中の永遠。
そらの果てにひとり耳をすます。

構成・演出 :種子田郷、さとうじゅんこ、三浦秀彦
出演 :種子田郷(sound)、さとうじゅんこ(voice)、
    JOU(dance)、ボヴェ太郎(dance)
美術・映像 :三浦秀彦
音響システム :Taguchi

12月16日(金) 新生UPLINK FACTORYで公演します。
チケットのご予約お待ちしております。よろしくお願致します。

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