2006年02月

2006年02月28日

26日。渋谷の観世能楽堂に、書家の小宮求茜さんのお誘いで「第七回 岡田麗史の会」を、さとうじゅんこ、三浦秀彦さんと観に行く。

素謡「経正」はとても美しい曲でうっとりしました。狂言は肩の力を抜いて楽しみましたが、その動きは無駄がなく、とても鍛錬されているのを感じる。

能は「隅田川」。子の声が届いた瞬間に心が覚めましたが、シンプルに削ぎ落とされた音、動き、演出は、ほんとうに触発される。今後の作品つくりの参考にさせていただきたいと思います。

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2006年02月27日

24日。神保町のカンバセーションでart live - sound+dance+visual vol.7『セクエンツィア~さひづる庭』の打合せ。川口さんと本公演の舞台監督であるku-ki主宰の橋本さんと、パフォーマンススペースとして使用されていない美術館の消防法や、音響、照明等の配置、導線や電源の確保など、今後、どのように進めていくのかを話し合う。まだまだ、たくさん学ばなければいけないことがあります。川口さんに感謝です。

また本日は、さとうじゅんこ、アートディレクションの三浦秀彦さん、ダンサーの森山開次さん、マネージャーの橋爪さん、衣裳美術の小林和史さんと甲斐さやかさん、そして、照明の川口真人さんと作品について打合せ。閉館後の美術館視察から、作品の全体構成も変わったので、新しく制作した図形楽譜、構成表をもとに、アクティブスペースを含めた構成を説明し、それぞれの意見等を交わす。

作品をイメージした時に、どうしてもこの人の絵(映像、照明、衣裳)が欲しい、存在(踊り)が欲しいと思って参加していただくアーティストを選びました。音から全体の構成を構築して、出演者の方々の最も魅力のあるところを引き出し、また、横浜美術館のスペースを感じて作品をつくる。森山さんが「皆がおいしい…」と呟いてくれましたが、この公演で、皆が持っている、いや、それ以上の力を発揮していただけると嬉しいです。皆さんのきらきら輝いている瞳を感じてホッとする。本番までさらにモチベーションを上げていきたいと思います。

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2006年02月26日

21日は、みなとみらい線日本大通り駅にあるZAIM(旧関東財務局)にも視察に行きました。3月4日。BankART1929主催「横浜ダンス界隈 番外編」の企画に参加させていただきます。ZAIMではlive installationで作品『the sore』を発表します。ダイレクターにさとうじゅんこ、アートディレクションに三浦秀彦さん、音響システムはTaguchiの田口さんに全面的にご協力していただきます。真っ白なペンキが塗られた10畳ぐらいの部屋で、ドアから向かって奥側の壁だけが、昔のままの姿(1927年建造)で残っている。場を感じて空間デザインや音響システムのプランを構想する。他の部屋でも同時に作品を発表するので、あまり大きな音を奏でることはできませんが、サブウーファーも導入していただけることになりました。私の音はレンジが広くないと空気感が充分伝わらない。田口さんに感謝しています。今後、このZAIMで作品を仕上げていきます。ぜひ体感しに来て下さい。無料公演です。

23日。天王洲アイルで「ダンスがみたい!8批評家推薦シリーズ」でご一緒する神村恵さんと打合せ。8月15日(or16日。現在調整中)に麻布DIE PRATZEで公演します。これまでとはまったく異なるダンサーとの競演です。何を引き出せるのか、何を引き出されるのか…とても楽しみです。この出会いを大切にしたいと思います。

今日はスフィアメックスで開催される「踊りに行くぜ!! vol.6」公演に、「art live - sound+dance+visual vol.7」の宣伝に行ったのですが、主催であるJCDNの佐東さんと水野さんと、私の活動についてお話しをする。以前から音楽家とダンサーの企画をされているそうで、とても興味を持ってくれた。いつかご一緒できると嬉しいです。私も東京や横浜以外でも公演したいです。また、ギタリストの松本じろさんが尹明希さんとリハーサルをされていたので通しリハーサルを拝見する。もっといい環境でギターの音色を聴きたいと感じる。7月15日にUPLINK FACTOYで公演する、第22回<東京の夏>音楽祭2006「live installation - sound+dance+visual vol.8」のお話しをする。この公演でご一緒できると嬉しいです。

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2006年02月25日

21日。「art live - sound+dance+visualvol.7」の会場となる、横浜美術館グランドギャラリーの視察に行きました。普段、決して入ることのできない閉館後の美術館。少しドキドキしながら美術館に足を運びました。静寂が包む大きな空間。ここで音を奏でることができるなんて…この機会に感謝したい。

本日は、さとうじゅんこ、アートディレクションの三浦秀彦さん、Taguchiの田口和典さん、映像の兼古昭彦さん、そして、照明の川口真人さんが参加しました。美術館に設置されている照明を何パターンか試させていただく。水銀灯なども使用していて、いろいろな顔を観ることができました。美術館の方もこんなに多くの種類があるのをはじめて知ったと喜んでくれました。舞台になるスペースにも入り、導線やパフォーマンスの位置を確める。作品のイメージがどんどん膨らむ。

また、何箇所かシャターを下ろせるスペースがあり、締めたり、開けたりを繰り返し、手を叩き、声を発して音の響きを確める。シャターを締めると音の抜けところがなくなり残響が長くなる。暗転をつくるにはシャターを締める必要があるが、音つくりはより難しくなる。聴く場所によっても響きはどんどん変化していく。音つくりが楽しみです。

本日の視察で作品の全体構成を感じました。音を仕上げていきます。また、本番までに観に来たいと思います。閉館後の美術館を楽しみにしていて下さい。

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2006年02月19日

17日。art live - sound+dance+visual vol.7「セクエンツィア~さひづる庭」のフライヤー印刷が仕上がる。渋谷で森山開次さんのマネージャー橋爪さんと待ち合わせ、フライヤーを手渡していると森山さんがひょっこり顔を出す。相変わらず静かなたたずまいが美しい。「relax」(マガジンハウス)の取材で行かれた、インド・カルカッタの写真を少し見せていただく。3月6日に発売されるそうです。要チェック。

その足でUPLINKに伺い鎌田さんに大量のフライヤーを手渡す。本公演はUPLINKにもご協力いただきます。FACTORYには映像作家で画家の石田尚志さんの映像が流れていました。みずから描いた絵をコマ単位で撮影し、複雑な抽象映画を製作する作品。しばし魅入る。いつかご一緒したい。

次は高円寺のBABY-Qスタジオに行く。東野祥子さんと作品について話す。等身大の自分とじっくり向き合っていて瞳は力強く輝いていました。本番でのパフォーマンスが楽しみです。

フライヤーは三浦秀彦さんの作品です。

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3月25日。横浜美術館で皆さんとお会いできるのを楽しみにしています。

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