2006年04月

2006年04月29日

27日。新宿で7月16日に渋谷のUPLINK FACTORYで公演するlive installation - sound+dance+visual vol.8 『青い月』の打合せをする。私とさとうじゅんこ、美術で参加する三浦秀彦さん、小林和史さん、甲斐さやかさんが参加。三浦さんは「sound+dance+visual」の「vol.5~vol.7」で、小林さんと甲斐さんは「vol.7」の横浜美術館公演でご一緒しました。小林さんと甲斐さんは、前回の公演では、衣裳で参加していただきましたが、今回は衣裳だけでなく、空間美術でも参加していただくことになりました。公演を重ねて、共同での作品つくりをさらに高めていきたいと思います。

本公演はアリオン音楽財団と朝日新聞が主催する、第22回<東京の夏>音楽祭2006の参加公演として開催します。ヨーロッパ最大の音楽祭の一つであるプラハの春音楽祭に続けと、東京で開催され、今年で22回目を迎えます。この音楽祭に参加できることを、心から感謝し喜んでいます。

今回はさとうじゅんこのヴォイスを核に、作品全体を組み立てていきます。青銅の楽器ガムランと、私の音で構成された作品を公演します。この5人の他に、歌い手、ガムランの演奏者、踊り手が参加します。他の出演者もずいぶん前から構想していましたが、project suara作品として、次の公演に繋げるためにさらに話し合いました。そして、我々が何をやりたいかということを大切に決めました。正式に決まりましたらご報告させていただきます。project suara公演を楽しみにしていて下さい。

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2006年04月24日

22日。東京芸術大学奏楽堂(大学構内)にピエール・ブーレーズの室内楽作品演奏会をさとうじゅんこと聴きに行く。クラリネット奏者の亀井良信さんの演奏による「二重の影の対話」(1984)で、Taguchiのサウンドシステムが採用されていました。6台の6面体スピーカーをプラニング。生演奏と録音・編集された音(過去の自分=自分の影)が対話する。とても自然な音つくりができていました。Taguchiの稲荷森さんにブーレーズの楽譜とサウンドシステムプランを観せていただく。

また、当日のプログラムにはTaguchiの中原楽さんの「分身のようなスピーカーシステム」というページが設けられていました。これはとってもいい傾向です。音響システムは豊かな表現のための楽器なのです。公演後に、音響卓で演奏していた岩崎真さんに、舞台裏に連れて行ってもらう。CMX1308のラインアレイがグランドピアノの下にセッティングされていて、ピアノリバーヴユニットがつくられていた。昔はこうやって空間性をつくっていたそうです。本番では、会場のリバーヴが強かったので、そんなに効果は感じられませんでしたが、これはとても面白かった。

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2006年04月23日

19日。青山劇場・青山円形劇場のプロデューサー小野さんとお会いする。以前から小野さんには、私の音を聴いていただいていました。去年11月に新国立劇場で公演した、森山開次さん作「いぶき~奇蹟の大地~」で参加した時に、Taguchiスピーカーを導入してライヴ演奏しましたが、公演後、小野さんに「一緒に仕事がしたくなった」と興奮気味に声をかけていただきました。とうとうその機会が訪れました。10月~11月の1ヶ月間、開催される「ダンス トリエンナーレ TOKYO」(これまでは「ダンス ビエンナーレ TOKYO」でした。2004年には森山開次さん作「あらはさのくう」でさとうじゅんこが参加しました)です。

カナダ、スイス、フランス、イスラエル、ドイツ、フィンランド、韓国、オーストラリア、など11カ国から20カンパニー、150名以上のアーティストが参加する、大きなフェスティバルです。会場は青山劇場、青山円形劇場、青山スパイラルホールで行われます。私は最終日の青山スパイラルホールに出演予定です。私のお相手はまったく予想していなかった人でした。私の音にも負けない強度を持ち合わせた方です。この新しい出会いに感謝します。アジアのなかの日本人独自の空気感を、ご一緒に表現できればと思います。正式に発表できる時期に来ましたら、ご報告させていただきます。楽しみにしていて下さい。

打合せ後に南青山マンダラに、福原まりさんのピアノと香瑠鼓さんのパフォーマンスを観に行く。香瑠鼓さんは、長いキャリアのなかではじめての即興ダンスだったそうで、とても貴重な体験をさせていただきました。いまが一番身体が動くそうで、ほんとうに挑戦していらっしゃいました。横浜美術館公演でご一緒した甲斐さやかさんも来ていて、次のproject suara主催公演である、第22回<東京の夏>音楽祭2006 live installation - sound+dance+visual vol.8 『青い月』作品の構想を少し話す。来週、あらためてお会いすることになりました。近日中に詳細を発表します。こちらもお楽しみに!

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2006年04月18日

16日。ギタリストで、フランス語の教職につく黒木朋興さんと、文学博士で、東京大学大学院人文社会系研究家・美学芸術学研究室の助手、国立音楽大学、聖心女子大学、多摩美術大学、桐朋学園芸術短期大学の講師である吉田寛さんが、suara(自宅)スタジオに遊びに来る。吉田さんは音楽学者ということで、黒木さんが引き合わせてくれました。

話しに夢中になっていて、あっという間に4時間が経ってしまいました。音響システムを豊かな表現の楽器として考え、ただ記譜するだけでなく、アウトプットを大切にしている、作品つくりに興味を持っていただける。吉田さんのような方に、project suaraの活動を、理論立てていただければ嬉しいです。また今後、多くの方にお話しできる機会が増えると、世界がより広がっていくと思っています。

黒木さんは面白い空気感のCDや、ご自分のギターが収録されているCDを持って来てくれました。とてもいい音色。今後、何かご一緒したいです。

ふたりともご近所なので、いつでもお会いできます。今後の展開が待ち遠しいです。

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2006年04月16日

project suara主催の公演シリーズ「sound+dance+visual」は、「art live」から「live installation」に名を変え、新しい展開をお見せしていきます。次回は7月16日(日)に渋谷のUPLINK FACTORYで、live installation - sound+dance+visual vol.8 『青い月』公演を開催します。本公演は、第22回<東京の夏>音楽祭2006の参加公演として協賛していただいています。

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さとうじゅんこの声を中心に2部構成を予定しています。1部はさとうじゅんこの声とガムラン(青銅の楽器)の作品、2部はさとうじゅんこの声と私の音との作品を考えています。また、美術に三浦秀彦さん、先日の横浜美術館公演に衣裳美術でご一緒した、小林和史さん、甲斐さやかさんも、衣裳を含む空間美術での参加が決定しています。今後、ガムランの演奏者や踊り手の出演者を発表させていただきます。お楽しみに!よろしくお願いします。

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