2006年07月

2006年07月14日

2日。渋谷のUPLINK FACTORYで、映画『面打』×能舞シリーズ vol.5のパフォーマンスに観世流能楽師の津村禮次郎さんと出演。映画『面打』の上映前に津村さんとリハーサル。さとうじゅんこがPA(スピーカー)演奏に入って全体を観てくれる。「木から能面が発生する瞬間」をテーマに、津村さんとそれぞれの文脈で作品を構成する。リハーサル後は『面打』上映中に音を磨く。

本番。公演中に音のバランスが悪くなり、構成していてた音が奏でられなくなった。中間部分は微かに聴こえるノイズを、さとうじゅんこが増幅させたり、私が意図しないエネルギー感のある音を奏でたり…最後の最後に完全ではありませんが復旧し、津村さんの身体と会話でき何とか終演しました。ぱっぱとMacを片付けてその場から去りたい気持ちになりましたが、とてもいい経験をさせていただきました。能面となった木を大地にかえしてあげたかった。三宅さんありがとうございました。そして、津村さんには再度挑みたいと思います。

公演後は、はじめてと言っていいほど放心状態になりましたが、「初心忘るるべからず」で、身を引き締めて、今後に生かしたいと思います。

今日は映像作家の甲斐さやかさん、振付家の香瑠鼓さん、森山開次さんのマネージャー橋爪さん、ダンサーの島地保武さん、衣装デザイナーの川口知美さん、クナウカの美加理さん、青山劇場・青山円形劇場のプロデューサー小野さんなどが観に来てくれました。公演後に美加理さんとじっくりお話しをする…お楽しみに!

16日。UPLINK FACTORYで公演する『青い月』の作品概要をUPしました。ご覧下さい。ご来場を心よりお待ちしています。

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2006年07月09日

29日。suaraスタジオにて『青い月』のリハーサル。ガムランを使った作品「マントラ」の演奏を中心に行う。本日は、「マントラ」の作曲者・スミヤントさん、歌のさとうじゅんこ、山川冬樹さん、ガムラン演奏の樅山智子さんが参加。スミヤントさんが前回に加えてさらに構成した曲を、音を奏でながらそれぞれに伝えるが、作品『青い月』に新しい要素はあまりいらないと感じる。あくまでも後半に繋げるためにシンプルに構成したい。今後は、作品『青い月』を感じて、「マントラ」の構成を一緒に考えていきたいと思います。

しかし、歌のエネルギーは強い。山川さんのホーメイに聴き惚れる。『青い月』では山川さんによる呪文が詠われ、さとうじゅんこの声がたゆたうように動く。青銅の楽器ガムランの音色が奏でられ、静かに深く響きわたる歌声を楽しみにしていて下さい。

リハーサルの途中で、ビジュアルアートディレクションの小林和史さんと甲斐さやかさんが、舞台美術(衣裳)を持って来てくれる。また、踊りで参加していただくジャワ島・バニュマス出身のリアントさんと、お手伝いいただいている舞踊家の川島未来さんもいらっしゃる。リアントさんが衣裳を着て動きの確認。お互いで意見を交わす。とても素敵なデザイン。これが空間美術にもなる。小林さんと甲斐さんのビジュンはとても大きい。他の出演者にもおふたりが描いた、空間のデッサンを見せながら説明していただける。ご一緒できるのがほんとうに嬉しい。11日は会場のUPLINKで、演出と踊り中心のリハーサルです。

まだ、チケットの予約を受け付けています。お名前、ご連絡先、枚数を明記の上、メールにてご予約をお待ちしています。なお、UPLINKでもチケット予約を受け付けています。UPLINK FACTORY : tel.03-6825-5502 / factory@uplink.co.jp よろしくお願いします。

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2006年07月08日

28日。初台のライブハウスTHE DOORSで、KAORUKO EX:CLのlive『液体空気~Liquid Air』のオープニングで音を奏でる。PA(卓)はSOUND CRAFT Series Four、メインスピーカーはCBA R4IIIで46cm+30cm+5cmのユニットがセットになったもの、サブウーファーはCBA ML18で46cmのユニット。ライブハウスらしいドンシャリ系のサウンドシステム。1ヶ月ほど前にDOORSにCD(音源)を持ってサウンドチェックをした時に、音の質感を感じさせるためには中音域が特に大切なので、本番はライブパフォーマンスで音を奏でることにしました。

KAORUKO EX:CLの前には、トリオバンドのMALCOのライブや、ダンサーの紀元由有さん、皇元咲人さん、加藤淳さんの3人のパフォーマンス、freebalanceのパフォーマンスがありました。音を奏でる前にパワーで押してくるバンドの演奏があれば、それに負けないよりエネルギー感のある音を準備していましたが、その必要がなくなり少し安心。しかし、知らないだけで、まだまだ魅力的なアーティストがたくさんいます。もっと大きな視野を持ってアンテナを張らないといけません。

今回、香瑠鼓さんの衣裳で、OutSectの小林和史さんと甲斐さやかさんが参加。横浜美術館の公演から共演が続いています。一緒に高めていきたいと思います。

本番は舞台会場とは一味違うライブハウスでの演奏で、いつにも増して集中することができました。香瑠鼓さんも自然に声を発し音に応える。とてもいいオープニングになりました。その後のKAORUKO EX:CLのライブもラッパーのO-kiさんが盛り上げる。YUJIさんの淡々としたギターの音色が印象に残る。途中、年配の方がダンスで出演してさらに盛り上がる。はちゃめちゃな感じが微笑ましかった。香瑠鼓さんの柔軟な気持ちは素敵でした。

今日はとてもいいイベントに参加でき幸せでした。こんな気持ちを忘れていたような気がします。私も大きな心を持っていろんなことに挑戦していきたいと思います。

次回、KAORUKO EX:CLは、7月20日に同じく初台のTHE DOORSでライブです。出来る限りライブパフォーマンスで参加したいと思っています。

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2006年07月01日

27日。suaraスタジオにガムランの楽器を持ち込んで、7月16日にUPLINKで公演する『青い月』のリハーサル。ガムランの作曲家で演奏家のジャワ・クラテン出身のスミヤントさんの曲「マントラ」を、スミヤントさん、さとうじゅんこ、ジャワガムラングループ・ランバンサリ代表の木村佳代さん、歌い手のさかいれいしうさん、作曲家の樅山智子さん、そして、私が参加。スミヤントさんがあらたに構成した「マントラ」を、音を奏でながらそれぞれに伝える。

作品『青い月』に「マントラ」の祈りのような空気感が欲しかった。青銅の楽器ガムランが静かに奏でられ、山川冬樹さんの大地を這う歌声に、さとうんじゅんこの天高く響き渡る声。そして、私の底から湧き上がる声・空間の増幅。リハーサルはとても集中していていい感じでした。次回、リハーサルは29日。山川さんも参加します。さらに高めていきたいと思います。

リハーサル後に新宿で、7月2日UPLINKで公演する『面打』の打合せを、観世流能楽師の津村禮次郎さん、映画監督の三宅流さんで行う。今回で5回目を迎える映画『面打』×能舞シリーズ vol.5で、映画上映後に、森山開次さん作『弱法師』『OKINA』(新国立劇場)でご一緒した、津村禮次郎さんとパフォーマンスします。津村さんの絶対的な強度感を持った身体と一騎打ち(!?)です。この機会を待ち望んでいました。三宅さんに感謝します。

楽しく余談話しで盛り上がった後に本題に…津村さんのつねに新しいものを求める姿勢に学ばされる。以前、ご一緒した時も、その大きく深い心で、すべてを受け入れ見守ってくれていたのだと痛感させられた。津村さんが今回の題材である『面打』の文脈を語る。それをいかに崩せるか…いや、それ以上のものを引き出せるか。今回はもっともっと音の塊をぶつけたいと思う。楽しみにしていて下さい。パフォーマンスは15時半からです。よろしくお願いします。

映画『面打』×能舞シリーズ vol.5 -沈黙の中に刻みつけられる音-

ドキュメンタリー映画『面打/men-uchi』は22歳の若手面打、新井達矢が一つの能面を製作し、能楽公演に使用されるまでをとらえた映画である。ナレーションやインタビュー等、言葉による説明を一切排し、ひとつの四角い木の塊が削られ、剥がされ、次第に表情を帯びていく様をひたすら見つめ続ける。沈黙の作業空間に、ただ鋭利な刃物が木を刻んでいく音だけが静かに響きわたる。

上映後の能舞では「面打」という行為そのものを題材にし、木から能面が発生する瞬間を能楽師の津村禮次郎と『面打』の整音を担当した音楽家の種子田郷が描写に挑む、オリジナルの能楽パフォーマンス。

日時:2006年7月2日(日) 開場14:00 / 開演14:30
場所:UPLINK FACTORY(東京都渋谷区宇田川町37-18トツネビル1F)
チケット料金:前売2,500円 / 当日2,800円
チケット取扱:UPLINK FACTORY
       TEL 03-6825-5502 / factory@uplink.co.jp
主催:UPLINK FACTORY、Beagle.inc.

上映作品:『面打/men-uchi』 2006 DV カラー 60分
監督:三宅流
出演:新井達矢(面打)、中所宜夫・津村禮次郎(観世流能楽師)

能舞:『面打』
出演:津村禮次郎(観世流能楽師)、種子田郷(音楽家)

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