2007年08月

2007年08月19日

15日。品川プリンスホテルで11月に公演するON-COOプロジェクトの打合せ。前回の会場での打合せ後に、具体的に作品について進めていくことになりました。宮本さんの音響プラニングをベースに、音楽のコンセプト、構成等を宮本さんとさとうじゅんこ、そして、私で少しずつイメージを交換していましたが、今回は映像作家、全体を観ていただきグラフィカルデザインで参加していただくデザイナーにも参加していただきました。

これまで、project suaraが主催してきた「sound+dance+visual」作品も、音楽がすべて構成・演出をしてきたが、今回のON-COOの作品はより音楽と音響システムが核となる。宮本さんはどんどんアイデアが浮かぶようでほんとうに楽しそうです。これまで、私とさとうじゅんこで作品をつくってきましたがとても新鮮です。また、ここからは映像作家やデザイナーの文脈からも、作品について意見を交わし、音も絵もひとつのかたちとなって生まれてくる。ここでのプロセスを大切にしたい。

そして、我々にとっても挑戦になりますが、今回は「子供も楽しめる作品」がテーマになります。この贅沢な空間を生かすために、映像作家やデザイナーの参加は必須ですが、当初、身体表現者の参加は考えていませんでした。しかし、「子供も楽しめる作品」にするためにも、私はパフォーマーの参加も面白いのではと考えはじめている。皆と意見を交わしたいと思います。

今月中にプレスリリースができるように進めています。まだ、詳細は発表できませんが、もうしばらくお持ちください。大人と子供の五感を刺激する作品にしたい。

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2007年08月17日

14日。王子神谷にある「シアター・バビロンの流れのほとりにて」という会場に、神村恵カンパニー作品『ビーム』を観に行く。小さな劇場。北区にもこんなスペースが…。客席には舞踊評論家の石井達朗さんや堤広志さん、先日、ご挨拶させていただいたダンサーの森下真樹さんの顔も見える。

開演前の舞台には、音楽で出演してる、UNKNOWNxHARDxERRORの阪本剛二郎さん(G)と岩満直哉さんが(Elec)いる。今年2月にproject suaraが作品『vision in black』でイタリア公演をした時に、神村さんと阪本さんに出演していただきましたが、意気投合したふたりが、今回、神村さんのカンパニー作品で共演です。何だか嬉しい。

神村さんのカンパニー作品は、「ダンスがみたい8!批評家推薦シリーズ」でご一緒する前に、石井達朗さんと一緒に観に行って以来でしたが、今回は群舞の振付に徹し、シンプルなダンス作品になっていて、とても面白かったです。神村さん自身もですが、それぞれ個を押し殺しているのが、かえって個々の個性を引き出しているようにも感じ楽しめました。

音楽はダンスの構成に合わせて奏でられていたので、意図的なのかもしれませんが、本来、音のもつエネルギー感が損なわれていました。私自身も過去に経験しているが、やはり、音楽は舞台作品でも、音楽だけで全体の構成をしないとどうしても弱くなる。音も踊りも同じ方向性を感じていれば、すり合わせ的な作業はいらないのではないかと思う。作品のなかで弱くなったり強くなったりするリズムは必要ですが、どちらか一方が弱くなると、作品自体に強度感がなくなる。対等でなければ舞台作品とはいえないのではないだろうか。

また、演奏者が舞台上にいると、どうしても動きを観てしまうので、演奏者と踊り手との関係性を求めてしまう。なかなか難しい。私は舞台作品では、いつも客席側でライブ演奏をしているが、もし、舞台に上がって演奏することになると、ラップトップ(コンピュータ)なので、演奏者の身体とは別の存在になるのでしょう。一度、さとうじゅんこの歌い手の身体と一緒に舞台に上がったことがありましたが、これはこれでとても面白い経験だった。舞台上でなかなか踊り手の方と一緒になることはありませんが、いつかそんな作品もつくってみたい。

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2007年08月11日

9日。神楽坂die pratzeにダンサーの玉内集子さんのソロ作品「shin」を観に行く。去年、神村恵さんと参加させていただきました「ダンスがみたい!」の企画です。久しくソロのダンス作品に触れていませんでしたが(7月24日に新宿のスペースゼロに観に行った、能美健志&ダンステアトロ21が参加していた『K4-MIMESIS-【擬態】』は群舞作品でした)、とても楽しませていただきました。ソロ公演の持つ張りつめた空気感が好きです。そこは小さな箱でしたが、玉内さんの大地と懸命に会話する身体は、美しく力強いエネルギー感を生み出していました。

公演後に、玉内さんと舞踊批評家でライターの志賀信夫さんによるアフタートークも拝聴しました。志賀さんはいつもあたたかく見守っていてとてもいい。以前、私は何に対しても辛辣だったのですが、最近は少しでもいいところを見つけたいと思っている。今後、玉内さんは公演のご予定がたくさんあるそうです。楽しみです。

今日は神楽坂駅から会場に向かう途中で、何度か共演しているダンサーの上村なおかさんと会いました。公演後には、志賀さんに紹介していただきダンサーの森下真樹さんとお話しできました。そこに出向けばいい出会いがある。学ぶこともたくさんある。時間を見つけて、また舞台作品に足を運びたいと思います。

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2007年08月08日

6日。11月にON-COO主催で公演する会場で打合せ。田口さん、宮本さん、さとうじゅんこ、重信さん、森田さん、小川さん、そして、私が参加。「耳を澄まして…」の企画書をベースに会場の担当者と打合せ。私も何度か公演を経験している会場ですが、いま一度、会場を視察させていただく。

今回の作品は、この空間を宮本さんのシンフォキャンパス(64chマルチトラック)で包み込むので、新たな気持ちでイメージする。ちょうど展示をしていたので、薄暗いなかでの視察でしたが、それがかえってよかった。天井が高いのを生かすために、どうしても上にスピーカーをプラニングしたい。平面波スピーカーを使って、音響エネルギーを天井に向け反射させ、音を降らすこともできるのだが、今回は、もっとダイレクトに上から音を奏でたい。宮本さんはスピーカーを吊る方法を探る。さとうじゅんこも歩き回りイメージを膨らます。

打合せ後に、宮本さんとさとうじゅんこと会場の外側をぐるりと歩く。通常、使われるエントランスとは逆の方向にある扉のスペースを使えるのでは…と響きを調べる。皆の瞳がキラキラしている。

帰宅後に、さっそく宮本さんからシンフォキャンパスのプラニングが描かれた会場の図面が送られてくる。プランを感じて、音の空気感を想像するだけで楽しい。実際、会場にセッティングしてみないとわからないが音のイメージは充分に湧く。音響デザインによって音楽も変わってくる。また、パフォーマンスの演出もどんどん浮かんでくる。本番まで3ヶ月以上あるが、すでに音を磨きはじめている。このプロセスを心から楽しみたい。

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2007年08月05日

3日。横浜界隈のZAIMにあるON-COOの事務所で、11月に公演予定の横浜市創造的芸術文化活動支援事業の活動の打合せ。ON-COO主宰のTaguchiの田口さん、ヒビノ音響の宮本さん、さとうじゅんこ、そして、私の4人で夕方から終電までじっくり6時間強も話し合いました。

ON-COOとして、もろもろ片付けなくてはいけない事柄がやっと整理できたので、公演の内容について話し合うことができました。予定している会場は3.7秒もの残響があり、空間そのものの響きが楽器のよう。その空間に、宮本さんのシンフォキャンパスが軸となって、私とさとうじゅんこが音楽を声を奏でる。皆、作品のことになると言葉が次から次へと溢れ出てくる。とても楽しい時間。

私たちは日頃から、耳を澄まして音を聴くことをとても大切にしている。なかなか街を歩くとなると、耳を塞がなくてはいけないようなところもあるが、ヘッドフォンなどで音を遮断するようなことはしたくない。今回の作品は、音の空気感に包まれる心地良さを体感していただくために、「耳を澄ます」をテーマにつくっていきたいと思います。6日は公演の会場で打合せです。プレスリリースは今月の下旬を予定しています。楽しみにしていてください。

少し話しがずれて、波動砲や大砲のエネルギー感を再現することはできるのか?などなど話していましたが、ユニットの大きさよりも、スピードが必要だろうと…。最近、Taguchiが音響をデザインしているageHaに、46cmウーファーを46発プラニングしたそうです。61cmではなく46cm。ageHaには一度も行ったことがないが、一度、体感しにいきたいと思いました。しかし、波動砲や大砲もすごいのでしょうが、雷のエネルギー感に勝るものはない。先日、田口さんは屋上に寝転がって、雷が走るさまをずっと聴いていたそうです。私も雷のような音のエネルギーをつくってみたい。宮本さんは、やっぱり花火が面白いと…。あの「ヒュー」から、一瞬、音も光も消え、「ドーン」と花が咲く間は、日本人の持つ<<間>>なのだと思う。音楽もそんな<<間>>を大切にしたい。今日は、家のバルコニーから戸田公園の花火大会を眺めていましたが、あの<<間>>がとても美しかった。

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