2007年11月

2007年11月11日

1日。東京家政大学博物館に「影と色彩の魅惑ワヤン」展を観に行く。色鮮やかなワヤン人形を目の前にして、ジャワのソロで観た深夜の影絵芝居の空気を思い出しました。それにしても凄い数の人形たち。インドネシアでも一度にこれだけの人形に触れられないとのこと。その美しい細工に目を奪われる。この日は、日本ワヤン協会主宰の松本亮さんによるギャラリートークもあり参加したのですが、1時間強のお話しはとても面白く、興味深いお話しをたくさん聞くことができました。

0e6bc1fe.jpg


もともとヒンズー教だったインドネシアにイスラム教が入ってきて、イスラムが影絵芝居を使って、ヒンズーの神様のお伽話をしている。そういえば、ヒンズー教では、牛は聖なる動物として尊ばれているのに、ワヤン人形は牛の皮で作られています。これがインドネシアの面白いところでもある。また、松本さんがはじめてご自身の持ち物にされたのワヤン人形を紹介してくれたのですが、それは詩人の金子光晴さんからいただいたとのこと。何だかいいな…と感じる。

来年は、さとうじゅんこも参加させていただいてる、ガムラングループのランバンサリが影絵芝居に挑戦するそうです。いまからとても楽しみですが…またインドネシアに行ってみたいと思う。なお、この展示は15日(木)まで開催していますので、ご興味のある方はぜひ観に行ってください。

at 01:46│コメント(0)トラックバック(0)go taneda │

2007年11月10日

10月31日。2月公演の会場となる青山円形劇場へ視察に行く。ご一緒するパフォーマーは、去年、開催されたダンストリエンナーレTOKYO 2006の最終日に、青山スパイラルホールで公演した「生のものと火を通したもの/闇の碧」で共演した美加理さんです。現在、ク・ナウカが活動を休止しているので、美加理さんはソロでのパフォーマンスを精力的に行っています。今回は、ふたりで前回の反省をして、しっかりコミュニケーションを取り作品つくりをしています。

本日は、音響デザインで参加していただく音響家の宮本宰さんと会場視察です。ON-COOプロジェクトでご一緒しているヒビノの宮本さんとは、3月のproject suaraの作品「」でもご一緒させていただきましたが、いつも音楽の空気感を大切にする音つくりに感銘を受けています。今回は円形の劇場になるので、音は真中に集まるとても難しい空間。そこで、宮本さんが提唱しているSympho Canvasをプラニングしていただくことになりました。またご一緒できることに感謝です。

宮本さんは会場に入った瞬間に空調の音に気づかれる。そして、どんどん舞台会場の特質を感じ取っていく。会場視察後、青山・青山円形劇場の音響家・武藤さんとのやり取りでは、ほんの少しの時間ですべて必要なことを聞き出していた。素敵だなぁ…と思った。そして、本作品で構想している音の構成や作品のお話しする。美加理さんもやりたいことを話す。宮本さんは音つくりの視点から、いろいろなアイデアを話してくれる。作品が少しずつ匂いを帯びてきた。この時間がほんとうに楽しい。イメージをさらに深めたい。

美加理さんとの新しい作品をどうぞ楽しみにしていてください。

2008年2月26-27日 TOKYO DANCE TODAY

美加理 × 種子田郷

構成・演出:美加理、種子田郷
振付・出演:美加理
音楽・ライブ演奏:種子田郷
照明:片田光彦
音響デザイン:宮本宰
音響システム:Sympho Canvas、Taguchi
会場:青山円形劇場
主催:財団法人児童育成協会・こどもの城(青山円形劇場)

チケット販売は12月24日を予定しています。詳細は追ってお知らせします。

at 03:40│コメント(0)トラックバック(0)go taneda │

2007年11月04日

10月30日。suara studioに吉田寛さんがいらっしゃる。自宅のスタジオに来ていただくのは2回目です。本日は、8日の早稲田大学の講義「感性への問いの現在」の打合せ。学生さんに聴かせたい音作品を考え構成していたので、吉田さんに話しながら聴いていただくことに…。

まず、自己紹介も兼ねて、音楽の活動だけではなく、時空間の舞台作品も手がけているのを知っていただくために、何か映像を観ていただこうということになる。そこで、横浜美術館・グランドギャラリーという巨大なスペースに音響システムを導入して公演した「セクエンツィア~さひづる庭」のダイジェスト映像を観ていただく。音響家、美術家、映像作家、照明家、デザイナー、ダンサー…と多くのアーティストに参加していただきつくった作品。他に、イタリアのジェノバで、200年もの歴史あるオペラハウスで公演した作品「vision in black」も観ていただこうと思いましたが、吉田さんがこれ1枚で充分面白いと言って下さったので、あとは音を中心に聴いていただくことにしました。

CDでリリースした「sketch 2006」もライブパフォーマンスで演奏したいのですが、今回は教室というスペースで、音響システムもウーファーをプラニングしないので、音のエネルギー感というよりは音の空気感を中心に、いろんな顔を持つ作品を選んだ。学生さんに多くの音に触れていただき、音そのものに耳を澄まし興味を抱いて欲しいと思う。しかし、あれもこれも感じて欲しいので、作品の断片なども奏でてみるが、話しも盛り上がり、あっという間に2時間が過ぎてしまう。授業は1時間30分なので少し時間が足りない。作品も断片だけ聴いても何も伝わらないかもしれないので、もう一度、整理することにする。

音の気配、空気感に可能性を感じ、来年2月の徹底した音響デザインで公演する舞台作品、3月のシンフォキャンパスコンサートで発表する64chマルチトラックの作品などで体感していただけると嬉しいです。

at 04:19│コメント(0)トラックバック(0)go taneda │