2017年01月

2017年01月18日

15-16日。寒波が到来し、雪山のピンッと張り詰めた空気感を感じに、谷川岳のラッセルで出会った川久保さんと、北八ヶ岳を歩いてきました。

初日は渋ノ湯から天狗岳を登り、黒百合ヒュッテに泊まる。2日目は中山〜白駒池〜麦草峠〜大石峠〜茶臼山〜縞枯山〜北八ヶ岳ロープウェイまで縦走。

天狗岳は強風で視界が悪く、西天狗岳の山頂直下で引き返す。夜は-20℃まで下がる。2日目は昼になっても気温は上がらず、他の登山者はいなくて、静かな北八ヶ岳の森を歩くことができました。最後に青空が顔を出し、黙々と歩き続けたふたりにご褒美をいただきました。北八ヶ岳大好きです。

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今回の山行の一枚。2日目。日本で一番標高が高い池で、本州で一番最初に凍る「白駒池」を歩く川久保さん。

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渋の湯からスタート。

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黒百合ヒュッテに着く。

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荷物を軽くして天狗岳へ。雪たっぷり♡

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東天狗岳。厚い雲に覆われる。

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一瞬。太陽が顔を出し、アタックする川久保さんが浮かび上がる。

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視界が悪く強風のため、歩くことに集中していて、あっという間に東天狗岳山頂(2,640m)。

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西天狗岳に向かうが、ホワイトアウトのため、山頂直下で引き返す。

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天狗の奥庭を歩きたかったが、視界がないため東天狗岳への登り返し。

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稜線から樹林帯に入る。

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ほんの一瞬。東天狗岳と西天狗岳が姿を見せる。

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黒百合ヒュッテに戻る。少し青空が…。

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お食事。小屋に泊まるのは3年ぶり。スタッフの田村さんが覚えてくれていた。2年前は黒百合平にテント泊でした。

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温度計は-17℃。この後、-20℃まで下がる。

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薪ストーブは心も身体も暖まる。この日の宿泊はわたしたちも含めて6人。昨日は40人だったそうです。

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2日目の朝。陽が昇る前に出発です。

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一晩中。雪が降ってふかふかです。

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中山山頂でニコッ。

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中山展望台はホワイトアウトで、ルートに迷う。川久保さんとポールに助けられる。

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高見石小屋の手前。ここは特別な空気感。

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高見石小屋。

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真っ白。幸せ…。

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白駒池を歩く。川久保さん撮影。

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一瞬。太陽が顔を出し振り返る。

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白駒の奥庭。

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麦草峠ヒュッテ。

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もこもこ。

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ところどころ深いラッセル。

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一息つく。

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五辻ルートも美しい。

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茶臼山山頂。大石峠から茶臼山の急登は、スノーシューのリフターが大活躍。

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川久保さんはワカン。

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美しいノートレス。

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縞枯山へ。

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いい顔してる。

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青空だ!

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茅野の街が見えた。

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縞枯山山頂で記念撮影。

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振り返って記念撮影。

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白と青の世界。

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縞枯山荘。

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最後に青空。

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ご褒美です。

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無事に下山して、ニッコリいい笑顔。ありがとうございました。

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ロープウェイから撮影。当初、縦走する予定だった南八ヶ岳オールスターは雲に包まれている。

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ずっと欲しかった、黒百合ヒュッテオリジナルのコップ「Kuropp(クロップ)」を入手。お取り扱い説明書のカードはyuyutsuboiさん作。





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2017年01月12日

10日。青春18きっぷが1枚残っていたので、前日に雪がたっぷり降った、みなかみ町にある白毛門(1,720m)をソロで歩いてきました。

先行者が2人(60代と70代の方)いて、1,150mからは厳しいラッセルが続きましたが、先日、妹と交換したMSRのスノーシューが大活躍。途中から追いついてきた方とご一緒に山頂を目指しました。

標高差1,034mのラッセルがとても厳しかったので、山頂からの展望はほんとうに感動し、彼と熱い握手を交わしました。雪山で身体の静けさを感じることができ、とても幸せだと実感しました。

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樹林帯は昨夜の雪で木々が美しく輝く。

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雪庇も育ちました。

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スタート時は真っ黒な雲に包まれていた、谷川岳や一ノ倉岳が姿を現わす。

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70代の大先輩のラッセル。貫禄です。

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急斜面も山岳スノーシューでラッセル。

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山頂が姿を見せる。

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先行者のおふたりは松ノ木沢ノ頭(1,484m)で戻る。後方から、この後、下山まで行動を共にする方が追いついてきた。

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谷川岳と一ノ倉沢の岩壁。

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彼と交代でラッセル。彼は登山歴20年で、年末は槍ヶ岳を日帰り(16時間の山行)、年始は北岳を1泊2日で登頂された強者でした。

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茂倉岳。冬季は厳しいです。

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ここは直登するには角度が厳しく、右からトラバースも危険で、左側を回り込んで木を掴みながら這い上がる。

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ビクトリーロード。

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急斜面。彼はここで何度も山で死んだらいけないと力説。慎重に力強く斜面を蹴り込んで一歩一歩登る。

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後ろを振り返り、彼の姿を見て勇気をもらう。

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なんとも厳しく美しい姿。

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一ノ倉岩壁のアップ。

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山頂直下。岩に雪と氷が張り付く感じだったので、ここでふたりともアイゼンに変える。

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最後の雪庇。雪庇は危険だと言葉をかけながら歩く。

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山頂が目の前に…。

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巻機山に続く笠ヶ岳〜朝日岳。

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谷川岳をバックに記念撮影。

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笠ヶ岳〜朝日岳をバックに記念撮影。

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巻機山。今シーズンは縦走できるかな…。

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下山します。雪庇が張り出す。

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絶景で撮影。

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ふたりでつくった道を戻る。

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谷川岳の西黒尾根とごん厳新道。

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橋を渡って、無事に下山。彼が水上駅まで車で送ってくれました。ご一緒できて楽しかったです。ありがとうございました。




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2017年01月05日

12月29〜31日。戸倉から鳩待峠までバスが運行していない尾瀬を、妹と妹の山パートナーの河原さんと歩いてきました。

初日は戸倉から鳩待峠までコースタイムの3倍の7時間半もかかる。尾瀬ヶ原にテントを張る予定が、あまりにも雪が深く鳩待峠に着いた時には真っ暗。3人ともスノーシューでしたが、ワカンだと到着できなかったでしょう。鳩待峠は雪が降り風も強く、100mほど下った舗装道路にテントを張るが、舗装道路とは思えないほどの積雪量でした。夜もずっと雪が降り続く。

2日目もさらに雪が降り続き、どんどん雪は深くなり、鳩待峠から尾瀬ヶ原は最小限の装備にも関わらず、やはりコースタイムの3倍の3時間半もかかりました。厳冬期に夢だった尾瀬ヶ原を歩けましたが、吹雪いていたので、至仏山にはアタックしないでテントに戻りました。

3日目はテント場から終始ラッセルで、6時間もかかり下山。のんびりテント泊の予定は、ラッセルトレーニングになりましたが、年末に静かな山行ができとても幸せでした。山と妹と河原さんに感謝します。

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戸倉から鳩待峠へ。

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太陽に向かって…。

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雪が少しずつ深くなる。

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奥白根山。

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暗くなり吹雪いてくる。

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鳩待峠に着く。

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晩ご飯はごま豆乳鍋うどん。

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お餅も焼く。

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朝目覚めるとテントの前は雪壁。

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新雪を解かして飲み水をつくる。

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テント手前でこの積雪量。テント内は3人もいたが-10℃。

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再び鳩待峠。

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尾瀬で記念撮影。

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スノーシューハイク。

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至仏山は顔を見せず。

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もうすぐ川も雪に包まれる。

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やっと山の鼻山荘が見えた。妹と河原さんはここで戻る。

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残雪期にテントを張った至仏山の裾野。

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厳しい尾瀬ヶ原。これに触れたかった。晴れていると燧ヶ岳の姿が見える方向。

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山の鼻山荘。

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橋や木道の雪庇を踏み外すと危険です。

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陽が暮れてくる。大好きな空気感。

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テントに戻る。先に戻っていたふたりの明かりがホッとさせてくれる。

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2日目の晩ご飯はキムチ鍋うどん。

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夜は星が無数に輝いていた。

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さぁ下山。

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下りもラッセルです。

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青空と雲。

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ノートレース。

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深い…。

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雪山の華。

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みなかみ方面との分岐。

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ここで休憩。

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もう少し。

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小さな滝が生まれる。

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戸倉スキー場。

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行きよりもさらに水面が凍っていた。

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カモシカに出逢う。

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よく歩いてきました。

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無事、戸倉ゲートに下山。ありがとうごさいました。




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2017年01月01日

あけましておめでとうございます。

昨年は雪山で耳を澄まし感じた音、さらにその先にある〝身体の静けさ〟を奏でる機会を与えていただきました。ありがとうごさいました。本年は自身の作品をいろんな形で発表していきたいと思っています。

本年もどうぞよろしくお願いいたします。

12月29〜31日。静けさを求めて、戸倉〜鳩待峠(1,591m)〜尾瀬ヶ原を歩いてきました。雪がとても深く出逢ったのはカモシカだけでした。写真はひとりきりの尾瀬ヶ原です。

また、帰宅して歌川広重の名所江戸百景「王子装束ゑの木 大晦日の狐火」の浮世絵 を再現した「王子稲荷の狐火」を体感しに行きました。

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