2005年04月30日

29日。青山円形劇場に森山開次さんのソロダンスパフォーマンス「Namida君」のゲネを観に行きました。「弱法師」「OKINA」「」「刀」、「あらはさのくう」「なな」(この2作はさとうじゅんこが音楽を担当)とここ数回はずっと一緒に作品をつくってきましたが、今回はいつも以上に客観的に作品を観ることができました。

音楽は生ピアノと電子音楽(フィールドレコーディングが中心)。ダンス、照明を含めて全体のバランスが良くない。どの舞台でも会場入りは前日になってしまうのですが、いつももっと早くから会場でリハーサルができないものかと思う。舞台となる会場に入ってからの調整がとても大切です。特に音はひとりでの音場創成は難しい。ゲネでは音がSEや効果音になっていました。舞台作品では音はより主体的で本質の真ん中に構える必要がある。また円形劇場は音がバウンドするように残響が残るので、音の質感を伝えるのが大変です。細やかなフェーダー演奏でテクスチャーを感じさせることが必要。ゲネ後の調整でだいぶ良くなったが…。本番前に観ることができてよかったです。本番ではダンスと音と照明が深く繋がると嬉しいです。

公演後のトークで流れる森山さんの映像も観ました。観た瞬間…いい絵だな~と思っていたら、森山さんのプロフィール写真を撮っていらっしゃる清水和土さんのはじめての映像作品。森山さんにご紹介していただき、今回の作品をDVDでいただきました。音を奏でてみます。

今回は森山さんが描いた絵本とパフォーマンスが結びついている企画。森山さんはどんどん新しいことにチャレンジしています。最終日は森山さん自身が楽しめればと思います。

at 01:50│コメント(0)トラックバック(0)go taneda │

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