2005年10月12日

先日、Taguchiの田口和典さんからP61-46スーパーウーファーが完成したと連絡がありました。60cmの超大型ウーファーです!これまでTaguchiの38cmと46cmのウーファーを同時にプラニングしたシステムで、音を奏でたことはありましたが…60cmです(先日の世田谷シアタートラムと青山スパイラルホールでは38cmのウーファーを4本プラニングしました)。いったいどんな体験ができるのでしょうか?

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田口さんからスピーカーの構造について教えていただきました。前側に60cm+背後に46cmウーファーを配置したプッシュプル(タンデム)ドライブ方式とアクティブチューニングポート方式の併用で、ユニットの最低共振周波数(f0)以下の低歪み・高能率低域再生を可能。後方のユニットが積極的に前側のユニットの背圧をコントロールしてコーン紙にストレスをかけない理想的なドライブ環境を造りだしているので、前側のユニットは軽々と動く。従来のバスレフ方式やバンドパス方式等では(f0)以下の再生は不可能(ブーストするとこもったり前へ出なかったりで挙句は歪んで飛んでしまった)。

以前、田口さんが私の公演で音を聴いた時に、より豊かな音場表現を必要とされる現代アートシーンには、例えば地鳴りや雷鳴の数Hzからの低音域再現や可聴周波数(20khz)を超えた極高周波まで…ワイドレンジに再現可能なサウンドシステムが必要だと感じていただき、このP61-46スーパーウーファーを開発してくれたそうです。感激です!!!

メインスピーカーCMX1318(使用ユニット数:ATA4025-TWEETER×72個+LX131A-WOOFER×18個/世田谷シアタートラムと青山スパイラルホールで使用)との組み合わせでは、P61-46は大口径・重量級ウーファーの割に軽々と鳴る(レスポンスが速い!能率が高い!歪み感がしない!有効振動面積が広いのでキック等の初動アタックの風圧が凄い!EQへの追随が良い!)ので10Hzから50KHzまで再生可能だそうです。

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早くCMX1318とP61-46をプラニングした音響システムで音を奏でたいです。来年3月に横浜美術館・グランドギャラリーで予定している「art live - sound+dance+visual」公演で実現できれば嬉しいです。また野外での公演も体感したいです。皆さんも楽しみに待っていて下さい。

at 00:18│コメント(0)トラックバック(1)go taneda │

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1. 田口和典社長 FMヨコトリ 11月1日  [ Take ART Eazy!! Roll wiz'it! ]   2005年11月12日 16:39
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