2006年01月16日

14日。横浜美術館で3月25日に公演する「art live - sound+dance+visual vol.7」の会場視察、出演者の顔合わせ、そして、構成などの打合せでした。本日は音響デザインのTaguchi(タグチ)の磯野順一さん、そして、Taguchi(田口製作所)の田口和典さんも来てくれました。グランドギャラリーの大きな空間、そして、この長い長い残響をどう生かすか、耳を澄まし音を感じる。高さが(18m)2・3階の吹き抜けの広々としたエントランスホール。全長はいったいどれだけあるのか。ただただ大きい。磯野さんが音の集まる面白いポイントを探し当てる。全体の空気が吸い込まれるような感覚。大きな空気感がここでぎゅっとひとつになる感じです。磯野さんがここに平面波スピーカーをセッティングすると面白いと…ワクワクする。

メインスピーカーには高さ2mのCMX1318 アーチドアレースピーカー(使用ユニット数:ATA4025-TWEETER×72個、LX131A-WOOFER×18個)ーとCMX1312(使用ユニット数:ATA4025-TWEETER×48個、LX131A-WOOFER×12個)を、また、田口さんが例の大口径・重量級のP6146SW プッシュプル・ドライブスーパーウーファー(前側に61cm+背後に46cmのウーファーが配置されています)をプラニングしようと…「あたなのためにつくった」と、嬉しいお言葉。とうとう61cmの波動波を体感出来るのです。音を徹底的に磨いて空気を震わせたいと思います。他にも大小さまざまなスピーカーの導入を予定しています。客席にも何か仕掛けたいと思っています。今後のプラニングがほんとうに楽しみです。磯野さん、田口さんに感謝しています。

本公演はそれぞれで活躍している多くのアーティストが出演します。今日はアートディレクションの三浦秀彦さん、ダンサーで参加するBABY-Qの東野祥子さん、映像作家でNibroll(現在はOff Nibrollで精力的に活動)の高橋啓祐さん、照明家の川口真人さん、衣裳でOUT SECTの小林和史さんと甲斐さやかさん、制作でお手伝いしていただく山本麻紗子さんも来てくれました(本公演は他にダンサーの森山開次さんも参加してくれます)。顔合わせをしながら、それぞれで場の力を感じて何ができるのか探る。この巨大なスペースに負けない演出、構成、そして、個々の高いパフォーマンスが必要になります。皆、いい顔をしている…とても嬉しい。今回、参加が決まった衣裳の小林さんと甲斐さんの存在が、さらに皆のモチベーションを上げてくれている。

場所を変えて打合せ。Leni-Bassoで活躍している映像作家の兼古昭彦さんも駆けつけてくれる。本番に向けて今後の進め方なども話し合う。conversationでも経験豊富な川口さんがいろいろアドバイスしてくれる。山本さんの客観的な意見も貴重です。皆に支えられているのを実感して身が引き締まる。コミュニケーションを大切にしていきたい。とても有意義な一日でした。

今後のスケジュールは、1月中にプレスリリースをして、フライヤー、チケットの完成。2月1日にはチケット取り扱いを開始します。私は作品の軸となる音を構成して、出演者の皆さんに時間軸と空間性を感じていただきたいと思っています。作品全体の構成・演出はさとうじゅんこが握っています。3月の公演を楽しみにしていて下さい。

at 03:03│コメント(1)トラックバック(0)go taneda │

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この記事へのコメント

1. Posted by shinobu   2006年01月16日 15:01
日曜昼間横浜コンペで森山開次さんに会いました
楽しみにしていますと伝えました
夜ディプラッツにいったら神村恵さんに会いました

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