2006年03月24日

23日。横浜美術館グランドギャラリー会場入り。art live - sound+dance+visual vol.7「セクエンツィア~さひづる庭」公演の、機材搬入、セッティング、リハーサル、ゲネプロを行いました。午前中に音響システムのセッティングが終わり、さっそく磯野さんとサウンドチェック。高域の音粒で、天井から音を降らすために、Taguchiの中原さんや牟田口さんに平面波スピーカーの位置をいろいろ試していただく。なかなか思い通りの音場がつくれない。しばらく音を奏でていると音が消えてしまう。とても小さく聴こえる高域の音粒は、実際にはとてもパワーのある音で、スピーカーは熱くなり少し危険な感じ。アンプで制御がかかる。これでは持たないと、磯野さんが弓状の強力な平面波に変えてくれる。スピーカーの位置も変更して、客席の後ろに置き、斜めに傾けて天井に音響エネルギーを放出する。客席に降り注ぐ音つくりができる。

メンスピーカーのCMX-1318(ATA4025-TWEETER×72個、LX131A-WOOFER×18個)で舞台の中段から客席に向かって音を奏でる。ラインアレー(無指向)のスピーカーはどこまでも音が減衰しないで届く。その距離が遠ければ遠いほど力を発揮する。また高さが2mもあり、大きなスペースをカバーすることができる。とても素晴らしいスピーカー。そして、世界初、61cm+46cmプッシュプル・ドライブ構造の、大口径・重量級P61-46スーパーウーファーをテスト。舞台側と舞台反対側にそれぞれ1台配置することで、これだけ大きな空間でもしっかり体感できる音つくり。これで音を奏でると、これまでの38cm、46cmのユニットでは物足りなくなる。贅沢です。次は舞台後ろにセッティングした20面体スピーカーで奏でる。途中、Taguchiの田口さんに、できたてほやほやの、20面体平面波スピーカーを持って来ていただける。これまでのユニットの何倍も自然な放射拡散性を感じる。これは凄い。後ろに一台置くだけで奥行きのある深い音を奏でることができる(田口さんに感謝します!)。少しずつ決まっていく音場を感じて、テンションも上がっていく。とても楽しい。

映像、照明もほぼセッティングが終わり、音を奏でながら、映像、照明、踊りを確める。今回は舞台上で演奏するのですが、ほとんど音場を感じることができず、頭を抱える。音を奏でながらどんどん編集していくが少しパニック状態。しばし無言になり皆に迷惑をかける。一時中断。磯野さんにご相談。「大丈夫。下ではしっかり音を感じる。何も心配していない。」と断言してくれる。少し気持ちが落ち着き、私も下で音を奏でることにする。やはり音を感じて、舞台全体を観ることができなくては駄目だ。磯野さんの隣で奏でることに…音を感じることができた。やはり磯野さんと並んで、ふたりで音を奏でないといけないと痛感する。

音をはじめから終わりまで通しながら、映像、照明、踊りを通す。この空間ではじめての通し、それぞれが確めながらの場当たりで、イメージを掴んでいく。音をしっかり捉えることができ、やはり下で演奏することにしてよかった。私の音と高橋さんの映像がぶつかり未知のものを生む。少し興奮。マイクで拾った兼古さんのプリズムの音は思ったほど面白くない。検討が必要。照明、踊りもまだまだこれからです。長め休憩を挟む。磯野さんが珈琲を飲もうと外に連れ出してくれる。外の空気を吸って気持ちもリフレッシュ。珈琲の香りが集中力を高める。磯野さんの心遣いが嬉しい。

ゲネプロ。ビデオ撮影の三宅流さん、写真撮影のminaさんが来てくれて、気持ちも高まる。皆が探りながらのパフォーマンスであっという間に終る。それぞれが強度のないパフォーマンス…心乱れる。ここにはたくさんの要素があり、すべてがこのスペースに負けている。構成が壊れる。音も7秒という残響で、まったく質感を感じることができず、再構築に迫られる。グランドギャラリー、とてもとても難しい空間だと実感する。皆が焦っているのを感じる。本番は25日。一日調整する時間がある。一日あることで救われた。さとうじゅんこのヴォイス、兼古さんの映像のシーンは新たに音をつくることに…身体で感じた残響に負けない音を磨く。明日は集中しなくてはいけない。間に合うのか…。

at 23:55│コメント(0)トラックバック(0)go taneda │

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