2006年06月16日

12日。下北沢のザ・スズナリに、青山劇場・青山円形劇場のプロデューサー小野さんと、インドネシアのテアトル・ガラシとク・ナウカの共同作品『ムネモシュネの贈り物~「記憶」をめぐる物語~』を観に行く。先日のジャワ島中部地震で、ジョグジャカルタにあるテアトル・ガラシの稽古場は全壊したそうですが、それを乗り越えての公演です。私もジャワ島のソロにガムランの勉強に行った時に、ボロブドゥールやプランバナン寺院の遺跡を観にジョグジャカルタを経由しました。あの懐かしい人々や街並みが心配です。一日も早く復興しますように…。

作品はセリフや語り、舞台美術、映像、音楽(生演奏もあった)と多くの要素がありましたが、身体表現が中心の舞台でとても楽しく拝見しました。次回のproject suara作品『青い月』でもインドネシアの舞踊家リアントさんと共演しますが、インドネシアの方の強靭な身体には驚かされます。そして、何より美加理さんのパフォーマンス、抑制と解放の間がとても印象に残りました。今日は美加理さんのいろいろな身体言語を感じることができよかったです。

公演後に小野さんとカフェへ…そこに美加理さんが顔を出してくれる。次に繋がるいいお話しができました。7月下旬には詳細を発表できますので楽しみにしていて下さい。

at 02:55│コメント(2)トラックバック(0)go taneda │

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この記事へのコメント

1. Posted by shinobu   2006年06月16日 15:18
15日に行きました
◎これから行かれる方、ネタバレご注意ください
 シンプルな装置に上手から仰向けで登場するダンサーたちは、印象的でした。三人がぱっと高く重なるなど、インドネシアのダンサーたちの動きが面白い。ク・ナウカのトーンも混ざっていい感じのコラボでした。後半の日常の話の乱立はちょっとチェルフィッチュを思わせる身振りだったけど
 記憶の神ムネモシュネというと、鷲巣繁男を思い出す。演出家がテクストにこだわらず、ダンサーに「記憶」というテーマでそれぞれ動きを作らせて、そこから作品を作るという話をしていた。ピナ・バウシュの方法論にも似ている。それがカーテンコールの松崎しげる「愛のメモリー」にパロディックにつながったっていう感じです
2. Posted by go taneda   2006年06月19日 03:50
志賀さん。こんばんは。
ふむふむ…。ありがとうございます。

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