2006年09月04日

1日。『KATANA』全国ツアーの初日。これから約2週間の全国ツアーの幕開けです。東京は青山スパイラルホールで4回公演。やはり初日は独特の緊張感のなか、皆の集中力はより高まります。

サウンドチェックで、Taguchiの新開発アンビエントスピーカーで奏でる。音の出どころがまったくわからないので自然な音場ができる。ほんとうにスピーカーの存在を忘れさせてくれる。ギャラリーなどで最適のスピーカーだと思う。作品の中間部分の音には効果大です。わくわくする。ただ、この空間には少しパワーが足りないか…。

ゲネプロ。昨日から照明つくりを観ていたが、音を奏でながら明かりを感じてイメージを膨らます。シンプルな照明はとても難しい。時間のないなか、杉本さんは挑む。踊りだけではなく音も感じて、空間を明かりで切り取って欲しい。本番までどこまでビジョンを大きく深くできるか。楽しみです。

音はいろいろ試せたので、本番までにプランを再構築する。特に謡いは難しい。やることは山積みです。さとうじゅんこのアドバイスに私も重信さんも耳を傾ける。やはり客観的な耳は何よりも大切。本番まで集中です。森山さんも軽く流すと言っていたが、後半に入ってスイッチが入って本気に…。本番まで寝て欲しいが寝れそうにもない。疲労が溜まらなければいいが。

本番。舞台上に吊るされている、小宮求茜さんの書が取り外されはじめると、サイン波で構成した音を静かに奏でる。お客さんがオープニングの前に長時間、緊張してしまうので見直しが必要。暗転後にオープニング。N.Yで公演した『KATANA』。1時間の作品になって日本初演です。ゲネプロの反省点を生かして、エネルギー感を高め音を奏でる。場が動きはじめた。津村さんの謡いも、舞台後ろのメインスピーカーとアンビエントスピーカーを使って、いままでで一番いい音の在り方になった。重信さんもどんどん動かしていた。さとうじゅんこは的確にアドバイスを投げてくれる。3人の息が合ってきた。

森山さんもとても集中している。暗闇のなかに浮かび上がる森山さんを観て、ここまできたいろいろな思いを感じる。森山さんの身体に音の塊をぶつける。それに静かに応えてくれる。あっという間に終演。はじめから終わりまで、あまりの緊迫感でお客さんが何人か倒れてしまう。とても心配ですが、それだけ強度のある作品ができたのかもしれない。しかし、課題も出た。明日までに整理したい。

公演後、森山さんに「はじめの暗闇で揺れている姿が美しかった」と伝えると少し涙目に…。どれだけのプレッシャーのなかで舞台に立っているのか。私は舞台には立たないが、同じ思いで音を奏でている。『KATANA』さらに上を目指します。

今日はダンサーの山田海蜂さん、音楽家で映像作家の田中孝さん、さとうじゅんこがガムランでご一緒している、森岡さん、佐草さん、片山さん、青山円形劇場・青山劇場のプロデューサー小野さん、ラップトップオーケストラでスタッフとして働いてくれた平井さんなどが観に来てくれました。ヨガのインストラクターの大岩さんは、公演には間に合いませんでしたが、終演後に駆けつけてくれる。

また、舞踊評論家の國吉和子さんが、帰る間際に「あなたの音好きです」という言葉を残してくれた。嬉しい。舞踊評論家の乗越たかおさんも笑顔で頷いていた。山田海峰さんとは「SoundDanceVisual vol.4」でご一緒しました。それ以来、ずっと次の機会を願っていました。たくさんお話しができて嬉しかった。またいつか実現させたいです。

CDは能美健志さんのカンパニーダンサーの長濱さんに売っていただきました。感謝です。ご購入していただきましてありがとうございました。舞台とは異なるCD作品。何を感じていただけるのだろうか。とても楽しみです。

明日は2回公演です。



at 19:45│コメント(0)トラックバック(0)go taneda │

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