2006年09月10日

8日。午後、会場のアステールプラザに入る。重信さんのボイスチェックがはじまる。名古屋はとても難しい環境でしたが、ここはとてもコントロールしやすい空間。音を奏でながらサウンドチェック。低域は会場全体が共鳴してとてもいい。スパイラルほどではありませんが、メインスピーカーのCMX1312の、フロントとバックの距離が取れて奥行きを感じさせることができる。会場の残響で中域も高域も粒の質感までしっかり掴める。楽しくなる。

サウンドチェックの後に、森山さんと杉本さんとリハーサル。今日は前半の中間部分の音に、ひとつアクセントをつけたくて、新しい音を磨いていました。前半は徹底的に音で構成しているので、その世界感を壊す音が欲しかった。エラー音らしいエラー音。人工的で無機質な音。森山さんに軽く踊っていただき試みる。その後にくる無音感がいい感じだ。本番は広島バージョンで奏でることにする。

今日も朝早くから当日券や整理券を求めるお客さんが並んでいる。ありがたいことです。本番まで静かに過ごす。本公演は照明卓も客席後ろにセッティングしているので、杉本さんとも一緒にライブを楽しみたいと思う。本番。オープニングから音は思い描く音を奏でられる。音とともに森山さんが美しく立ちのぼる。新しいエラー音。何か足らなかったものを得られた。思いきってやってみてよかった。後半は公演のたびに深くなっていく。さらに高め合いたいと思う。

アフタートーク。森山さんは丁寧に言葉をひとつひとつ選んで話す。本人は話すのが苦手というが、ほんとうに心ある語りは好感がもてる。作品のことはもちろん、私の音についても大切に話してくれてとても嬉しかった。広島のお客さんはとても静かに観て、そして、静かに感じてくれた。名古屋の反応とはひと味違った。その土地土地の空気感を感じて、その土地土地の『KATANA』を公演できる喜び。ありがとうございました。

公演後に地元のスタッフやボランティアの方々と乾杯。とても楽しい時間。すっかり遅くなってしまいましたが、映像作家の千田さんと、平和公園にある原爆ドームに向かう。今夜で広島とはお別れです。また来たい。

9日。森山さんと千田さんと新幹線で大阪に向かう。大阪は私の出身地。凱旋公演になる。これまで京都や神戸で公演の経験はあるが大阪ははじめて。嬉しい。さっそく会場のHEP HALLに入る。これまでの会場の2分の1ほどの大きさ。音環境はとてもデッド。音つくりは難しい。舞台が小さいので、音と照明で、何とか深く大きな空間をつくりたいと思う。本公演から、さとうじゅんこが参加。東京から駆けつけてくれた。また、能美健志さんや東野祥子さんの公演でご一緒した、音響家の宮崎康之さんにも参加していただく。とても心強い。

サウンドチェック。デッドな環境とは思えないほどの音つくりができる。重信さんは名古屋での経験を生かしたと言っていたが、ほんとうにいい音場創成ができた。音を奏でてさらに探っていく。サウンドチェック後に、森山さんの踊りと、杉本さんの照明とリハーサル。舞台に奥行きがないので、照明はとても難しいが、杉本さんの本領が発揮される。やはり経験は宝です。課題も見つかったので、明日の本番までに整理したい。明日は昼間の公演です。いい音を奏で、いい公演にしたいと思う。大阪の皆さまお楽しみに!

at 02:05│コメント(0)トラックバック(0)go taneda │

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