2006年10月12日

6日。嵐のようななか、青山円形劇場・青山劇場に向かう。プロデューサーの小野さんとダンストリエンナーレ TOKYO 2006の打合せ。11月19日に美加理×種子田郷の新作『生のものと火を通したもの/闇の碧』(青山スパイラルホール)を公演します。小野さんは、私と美加理さんのタイトルと作品ノートを観て安心したようです。お互いがお互いを感じて作品つくりを進めています。

美加理さんと小野さんは、第一弾として、美加理さんにお渡ししたCDのなかに、さとうじゅんこのいろんなヴォイスを素材として構築した作品を聴いて、新潟の瞽女唄を思い出したと言っていた。さとうじゅんこは芸大でソプラノを学びましたが、秋田の出身で、幼いころから秋田民謡を唄っていたので、節回しなどがそれを感じさせたのかもしれない。また現在はインドネシア・ジャワ島のガムランのシンデン(歌)で活動しているので、それらも影響しているのでしょう。美加理さんはフランスに行く前に、上野の博物館で瞽女唄の音源を見つけたそうです。私もその唄に触れてみたいと思う。

また今日は、私にとって楽器である音響システムの導入についても話しました。小野さんには、先日の青山スパイラルでの森山開次さんとの『KATANA』公演で、Taguchiの協力のもと、音響家の重信芳光さんとさとうじゅんことの音場創成を感じていただきました。今回も客席や舞台など、ほぼ同じ会場つくりになるので、大いに参考になったようで、導入を進めていただけることになりました。私の音つくりを理解していただき感謝です。ほんとうに贅沢なことですが、前回以上の音場を実現したい。

at 23:56│コメント(0)トラックバック(0)go taneda │

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