2007年12月15日

2日。青山円形劇場で2月公演の打合せ。今回、美加理さんとの作品で、音でどのような時空間をつくりたいのか。作品としては、まだこれから美加理さんと構築していくのですが、全体の音構成のイメージはできていて図形楽譜も描きました。しかし、チラシをつくるにあたりタイトルを決めなくてはいけません。そして、いつも言葉にするのに苦しめられている。

言葉は大切ですが、使い方によっては何かひとつのものに限定されてしまう危険性もあります。前回、ダンストリエンナーレTOKYO2006で、美加理さんとの作品「生のものと火を通したもの/闇の碧」(青山スパイラルホール)で、私は闇の碧の時空間をつくることに集中し、美加理さんも音を身体で感じてくれましたが、タイトルを決める段階では音もできていなく、作品もこれからということもありましたが、美加理さんがちょうどクロード・レヴィ=ストロース『神話論理』 に触発されていてそれもタイトルにしました。

美加理さんは本番に、これまで築き上げてきた自身の最高のパフォーマンスを感じさせてくれましたが、舞踊評論家の石井達朗さんをはじめこの哲学書を知っている人には、やはり、この作品から切り離して真っ白な状態で感じていただけることができず、先入観を持って観られるという厳しいものでした。この時、タイトルの難しさ、言葉の難しさを痛感しました。もちろん演劇やダンス作品にも原作を題材にして、独自の作品を構築する場合もあり、多くの素晴らしい作品もありますが、その原作を飛び越えるにはそれ相当の説得力が必要だと感じています。

どれだけ時間が過ぎたでしょうか。悩みに悩んだあげく、とうとういまのふたりにぴったりのタイトルが放たれました。聞いた瞬間に何かピンッと音が奏でられました。多くのイメージを生むタイトルです。あぁ見守っていただけているのだな…と少し感動しました。チラシのコンセプトも固まり、後日、ふたりのポートレート撮影なども決まりました。いろんな経験とても楽しみです。タイトルをお楽しみにしていてください。

at 02:08│コメント(0)トラックバック(0)go taneda │

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