2008年02月21日

9日。国立舞台芸術センター「ケネディ・センター」でJAPAN! culture + hyperculture フェスティバルに、ラップトップオーケストラのメンバーとして出演するために、主催のフィリップ・シャトランさん、クリストフ・シャルルさん、渋谷慶一郎さん、服部知さん、映像の真鍋大度さん、写真と撮影のヴィルジニー・ラヴェさん、そして、笙の石川高さんと成田を出発。

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JAPAN! culture + hyperculture


12時間後に、ワシントンDCに着く(アメリカは9日…得した気分)。空港までケネディ・センターのスタッフが迎えに来てくれていて、バスでホテルまで送ってくれる。感謝です。皆でホテルの向かいにあるレストランで食事をし、さっそくケネディ・センターに向かう。リハーサル室で構成の打合せをしていると、フランスからChamagne Mathieuさんが到着。全員が揃う。

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地下鉄


10日。今回はほとんど自由な時間がないので、朝から一人でワシントンDCを歩き回る。公園を歩きつつ、ホワイトハウスやモニュメント、リンカーン・メモリアルなどなど主要な観光スポットを見る。スミソニアン博物館などは公演後にじっくり行こうと思う。その後、ケネディ・センターのリハーサル室でリハーサル。あれほど劇場に確認していたのに、リハーサル用のスピーカーが準備されていなくて、海外公演の難しさを痛感する。帰りに渋谷さんと服部さんとで、ペンタゴンを眺めつつ、朝食用の果物などを買いに行く。

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ケネディ・センター


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リハーサル室


11日。本番初日。このフェスティバルは多くの団体が参加しているがほとんどが無料公演やライブ。ラップトップオーケストラは有料でしたが、ソールドアウト(キャパは400名)ということでホッとする。会場セッティングがある程度終わったので、食堂で昼食をとっていると、能管の松田弘之さんと会う。このフェスティバルで野村萬斎さんの狂言で演奏するとのこと。何だかとても嬉しかった。

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会場セッティング


昼食後にサウンドチェックをする。本会場はひな壇でしたが、少しでも立体的に使うために、ステージの真中に笙の石川さん、向かって左にシャトランさん、右に私が並ぶ。会場の左横に服部さん、右横にマシューさん。会場の左後ろにシャルルさん、右後ろに渋谷さんが配置。それぞれJBLのフルレンジスピーカーと、映像のためのプラズマテレビが用意される。私だけ少し大きめのスクリーンにプロジェクターで投影する。映像の真鍋さんは渋谷さんの横に配置する。また、ステージの後ろには皆の低域を奏でるウーファーをセッティング。

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私のスペース


演奏は、渋谷さんが入ったことで“間”が生まれ、日本人の“間”を感じさせる演奏ができ、個人的にはとても面白いものができたと感じるが、私とマシューさん、そして、渋谷さんの低域がウーファーから奏でられず、思い切った演奏ができなかった。低域がないとなかなか音楽にならない。また、マシューさんのマトリックスシステムでのリハーサル時間が少なかったので、明日の課題となった。真壁さんの映像はシンプルで好きな絵でした。映像を楽しみながら演奏した。

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ステージ正面


12日。二日目。朝早くに一人で会場に向かう。途中で、日本で聞いたことがない鳥の鳴き声がしたので、フィールドレコーディングをしていると、シャルルさんがニコニコしながら追いついてきた。サウンドチェックでウーファーを調整していただく。また、フルレンジのスピーカーは質感を奏でられるものではなかったので、海外公演でも音響システム、スピーカー等を自身で用意できるようにならなくてはと思う。電子音楽にとっては音響システムは楽器。もっと成長していかなくてはいけない。リハーサルでは構成を考えないで演奏したところ、とても面白い作品ができた。昨日の静けさとは異なる、エネルギー感を感じることができた。これも低域が奏でられるようになったからか…。

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ステージ横


この日は学生を対象とした演奏会。中学生や高校生の姿もたくさん見え、大いに盛り上がり、演奏が終わるたびに大きな歓声が生まれ、とても楽しく演奏できた。皆も遊び心が生まれ、その空気感が聴く人にも伝わったのだと思う。演奏後に石川さんから「種子田さんの音がよく感じられましたよ」と言っていただく。嬉しかった。今日は全体の音を感じながら演奏できた。マトリックスシステムなど、まだまだラップトップオーケストラには課題がありますが、とてもいい経験ができたと思う。有意義な海外公演でした。今後に繋げていきたいです。

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ステージ


公演後に一度ホテルに戻り、石川さん、渋谷さん、真壁さん、服部さん、そして、マシューさんとで、国立自然博物館と国立航空宇宙博物館に行く。雨が降りながら地面で凍るという初体験をする。夜は皆でレストランで食事。明日の朝にはワシントンDCを去ることに…あっという間でした。シャトランさん。このような機会を与えてくれてありがとう。とても楽しかったです。

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左からシャトラン氏、石川氏、学生(5名)、シャルル氏、私、マシュー氏


14日。帰国(あれっ?時間が…)。今後のラップトップオーケストラの活動を楽しみにしていてください。また、今回の公演でご一緒した方々と、個人的にも何か作品つくりができればと思います。

at 05:14│コメント(0)トラックバック(0)go taneda │

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