2008年02月23日

17日。青山円形劇場で「Flowers'」公演のリハーサル。今日は、構成協力のさとうじゅんこと、舞台監督の原口佳子さんに参加していただく。さとうじゅんこには、私が書いた図形楽譜を、さらにバージョンアップして描いてもらい、音響、ムーブメント、照明などの時間と空間性が一目でわかるように構成表を制作してくれました。これらをもとに皆で参考にして進めています。感謝しています。原口さんは頼れる舞台監督です。通しリハーサルの前に、美加理さんとさとうじゅんこが、舞台空間の使い方について再確認(前日に美加理さんとさとうじゅんこは二人だけでリハーサルをしました)。今日は美加理さんが手探りのムーブメントのことでしたが、シンプルな動きがとても強い身体を感じました。美加理さんの身体が磨かれているのを実感する。また、今日は音の時間軸をフィックスすることができた。

18日。夜から横浜界隈のZAIMにあるON-COOの事務所で、「Flowers'」で音響デザインを担当していただく宮本宰さんと、フィックスした音をシンフォキャンパスシステムに落とし込む作業をする。なかなか音つくりに時間がかかり、結局、宮本さんを5時間以上も待たすことになる。しかし、いつもの笑顔で迎えてくれる。感謝です。宮本さんが当初から、朝4時までかかるでしょうと予想していたのですが、宮本さんの「はい。完了です。」の言葉でちょうど4時…何度かトラブルがあったのですが、さすが世界の宮本さんだと妙に感心する。宮本さんがシンフォキャンパスシステムが生まれた経緯などを楽しげに話してくれて、とっても楽しい時間を過ごしました。とてもとても貴重な経験。このような機会に巡り合えて幸せです。今後も宮本さんからいろいろ学びたいと思います。

19日。青山円形劇場で「Flowers'」作品の総見。第2弾です。プロデューサーの小野晋司さん、音響デザインの宮本宰さん、照明の片田光彦さん、衣装の岩崎晶子さん、ヘア&メイクの河西幸司さんとアシスタントの方が参加。他に、青山劇場の音響家・武藤さんにも観ていただく。今日は、私のオーディオインターフェースの調子が悪く、ある周波数で音が割れてしまい、音の空気感がまったく奏でられなかった。それが原因で、美加理さんのムーブメントも要素が増え、力が分散してしまいました。大いに反省。やはり、音と身体は一体なのだと再認識する。一緒に作品を構築していかなくてはいけない。

21日。青山円形劇場で、照明のプランを考えるために、片田さんと原口さんに参加していただき「Flowers'」の通しリハーサル。リハーサルの前に、片田さんの前半から中盤にかけての照明プランを聞かせていただく。前日に、私のイメージする照明を電話でお話ししていたのでいい感じで進む。片田さんは、パフォーマンスだけではなく、音からも照明をイメージして全体を感じてくれています。とても嬉しい。今日の通りリハーサルで、美加理さんは軽めに流していたので、なかなか身体の在り方を感じられなかった。リハーサル室が変わり、音の質感が伝えられない環境になったので仕方がないが本番まで時間がない。美加理さんには一度、suaraスタジオで音を聴いていただきたいと思っていましたが…会場ではまったく音の感じ方も変わります。いつか会場で作品つくりができるようになりたいです。23日のリハーサルは本番さながらに照明の最終プランを決定する予定です。とても楽しみです。

at 05:37│コメント(0)トラックバック(0)go taneda │

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