2008年03月07日

6日。「森のサカナ」会場入りから3日目。明日(7日)はもう本番ですが、このように公演会場で音つくりや作品つくりができるのはありがたいことです。今回は64チャンネル・マルチトラック作品でもあるので、いつも以上に音つくりに時間がかかります。時間をかければかけるほど作品も高まります。このような機会を与えてくれたON-COO ProjectやBankART1929に感謝しています。

本日は音楽をはじめから終わりまで奏でて、皆でmichiさんの映像の構成をしていく。一度通してみてやはり映像は難しいと思った。はじめと終わりはとてもいい感じでしたが、中間部分は要素が多くまだまだこれからといった感じ。1回目の通しが終わり、michiさん、さとうじゅんこ、三浦さん、岸本さんと話し合う。

2回目の通しリハーサル。全体的にシンプルな映像になりよくなったところもありましたが、michiさんらしいところがなくなった。これは音楽の問題も多々あると思う。今回はシンフォキャンパスとBankART1929Yokohama1Fホールの美しい真っ白な空間、そして3.7秒の残響を感じての音つくりでしたので、これまでの一筆書きといった質感ではなく、より自然でやわらかな音つくりに徹しました。それに映像が引きづられてはいけないのだと思う。退館時間の22時が過ぎてから、またmichiさん、さとうじゅんこ、三浦さん、岸本さんと話し合う。いい方向に進みつつある。明日は朝から入って映像を中心に作品を仕上げていく。とても楽しみです。

今日はTaguchiの磯野さん、シンフォキャンパスの平面波ユニットを開発したリード―サウンドの江夏さん、そしてSEREZAの小林高治さんが駆けつけてくれた。ほんとうに贅沢なメンバーです。それぞれ独自の音つくりを追求している方々です。またいつかご一緒したいです。

明日は本番です。この音のシャワーをたくさんの方に体感していただきたいです。会場でお会いできるのを楽しみにしています。

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64チャンネル・マルチサウンドシステム「音の森」Sympho Canvas(R)を用いた体感型音楽作品公演(世界初演)です。美しい真っ白な歴史的建造物のBankART1929 Yokohama 1Fホールにスピーカーを64本デザインします。

'Sympho Canvas'(R) concert
森のサカナ
みみをすましてたびしよう

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構成・演出:さとうじゅんこ
音楽・演奏:種子田郷
音楽・演奏・歌:さとうじゅんこ
音響デザイン:宮本宰
映像演出:michi
美術・グラフィックデザイン:三浦秀彦
美術・映像・照明 協力:武蔵野美術大学 空間演出デザイン学科 有志
企画・制作:Sympho Canvas(R)コンサート実行委員

会場:BankART 1929 Yokohama 1Fホール
   (みなとみらい線馬車道駅徒歩1分・渋谷駅から30分強)
日時:2008年3月7日(金) 18:00
     3月8日(土) 14:00 18:00
   (開場は各開演の30分前)
料金:一般 2,500円、学生 2,000円、小学生 1,000円
当日入場料金:各500円増・全席自由・各回100席

主催:ON-COOプロジェクト(音響空間研究会)
共催:横浜市
協賛:Taguchi,リードサウンド株式会社,加賀コンポーネント株式会社,ZAIM
協力:project suara,BankART1929,ポートサイドステーション,TVKエンタープライズ
助成:平成19年度横浜市創造的芸術文化活動支援事業

■チケット取扱い・お問合せ
メール:ticket@on-coo.com
ご予約:お名前、ご連絡先、チケットの種別、枚数を、
    メールまたはお電話にてお知らせ下さい。
    当日、窓口にて前売料金にて取り扱いさせていただきます。

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なお、会場で新作CD「vision in black」を先行販売させていただきます。こちらもぜひ聴いていただきたいです。よろしくお願いします。

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at 02:39│コメント(0)トラックバック(0)go taneda │

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