2008年03月14日

12日。映画監督の三宅流さんのご自宅に伺う。愛知芸術文化センターのオリジナル映像作品である三宅流さんのドキュメンタリー映画『究竟の地-岩崎鬼剣舞の一年』は、去年の12月に第12回アートフィルム・フェスティバルでプレミエ上映されましたが、舞台にもなった北上の小学校が廃校になり、そこでの上映を目指してさらに磨き上げているそうです。1年間追い続けてきて300時間以上収録したものを2時間半の作品に仕上げる。いったいどれだけの根気と時間が必要なのだろうか…。三宅さんの真摯な姿勢に学ばされる。

三宅さんの解説を交えながら2時間半の作品を観る。時間が短く感じられとても楽しめました。集落のなかで普通に生活をしながら生活の一部のように引き継がれていく鬼剣舞。当たり前のようにそこにある伝統芸能。映画のなかで知らず知らずのうちに登場人物の個々の色を感じることができ引き込まれる。今後、ナレーションを挿入していくとのこと。ここからがさらに大変でしょうが作品が出来上がる楽しみな時間でもあると思う。最後に私が整音をさせていただきますが、盆供養の空気感がとても印象に残ったので夏の匂い、移り行く時や季節感を損なわないよう音を磨きたいと思う。楽しみです。

今後、東京でも上演の機会があると思われますので楽しみにしていて下さい。

at 22:26│コメント(0)トラックバック(0)go taneda │

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