2008年04月25日

11日。さとうじゅんこと青山にあるライブハウス「月見ル君想フ」に伺う。5月28日(水)にフィンランドのOddarrang(f.Finland)の来日公演でライヴをさせていただくことになったのですが、スペースや音響システムの視察に行きました。3月にBankART1929 Yokohamaで公演した「森のサカナ」をライブハウスの多数の関係者が観に来てくれたのですが、店長の朝河さんに音楽を気に入っていただきこのような機会が実現しました。

近年、舞台やコンサートなどアウトプットを大切に音響システムを導入して徹底した音つくりを実現させてきましたが、公演を重ねるたびにどんどん規模が大きくなっているので、簡単にライヴができる状況ではなくなってきていました。しかし、より多くの方々に私たちの音に触れていただきたいという気持ちが強く、舞台作品やコンサートなど限られたところでの活動を、もう少し広げていきたいと思っていました。また昨年度から、さとうじゅんことふたりの作品をじっくり発表していきたいという思いがありましたので、このお話しはほんとうに嬉しかったです。

心配だったのは音響システムです。我々にとっては音響システムは楽器です。音を奏でられるよう準備していったのですが、本日、出演するバンドの方たちのリハーサルがあったので見学させていただくことになりました。舞台正面には月が浮かんでいました。映像を投影するスクリーンだそうですが、今後、壁全体のスクリーンに変えるとのことです。

f2db4054.jpg


スピーカーはJBLを中心にメインスピーカーが8本、サブウーファーが2本、モニタースピーカーも全部で8本あるので、これもサブスピーカーとして使用すれば面白い音つくりができそうです。客席は1階と2階。2階に向けてもメインスピーカーが天井から吊るされています。一目でしっかり音つくりをされているのがわかりましたが、今回、Taguchiの多面体のスピーカーを導入することも検討されています。一度、音を奏でさせていただきどのような音つくりができるか感じたいと思います。

また「森のサカナ」公演で、Taguchiの音響家の稲荷森さんから「月見ル君想フ」の専属の音響家の方を紹介していただきました。ライヴハウスが主催する野外でのイベントにTaguchiスピーカーを導入したり、ライヴハウスの音つくりについてもTaguchiが関わっていて、ケーブルなどはすべてTaguchiのものを使用しているとのことでした。おそらく私も使用しているPCOCCケーブルだと思われます。立ち上がりが早く濁りのないクリアで純度の高い音質を実現します。やはり繋がっていました。音響家の方も楽しみにしてくれているようでご一緒できるのが嬉しいです。

「月見ル君想フ」。project suaraの活動のひとつの拠点となるべく繋げていきたいと思います。5月に向けて作品のイメージを膨らませています。楽しみにしていてください。

at 22:34│コメント(0)トラックバック(0)go taneda │

トラックバックURL

コメントする

名前
 
  絵文字