2008年07月22日

17日。目黒パーシモン少ホールにて「~文字のひびき~」公演。さとうじゅんこと古川瑞枝さんがリハーサルで構成や演出を手がけているのを客観的に見ながら手伝う。照明もどんどん決まっていく。ここはスタッフもしっかりしていていいホールです。いつか自身の公演でも使ってみたい。演奏者が徐々に集まり音のリハーサルも進めていく。私も歌い手2人とクラリネット奏者3人とのAGUNSという作品で音を奏でるのでリハーサルにも参加する。感じられるか感じられないかという繊細な音の気配をデザインする。あっという間に開場の時間を迎える

本番。モニターを見ながら舞台袖で出番を待つのは久しぶりの感覚。着々と進行し出番。客席から向かって左手奥にラップトップとオーディオインターフェース、アンプとスピーカーを机に配置。スピーカーは平面波動板ユニットを使い360℃に音を奏でる。左手手前には演奏者と歌い手。客席にはほとんど聴こえないかな…と思っていましたが、本公演の撮影をお願いしていた三宅流さんが客席の一番後ろにいて感じられたと言ってくれました。

最後の演目HARAKIRIは客席の後ろで聴く。本来、木こり役の中西勝之さんは歌い手ですが、今日は斧を振り上げて薪を割る。この作品でとても大切な音になる。さとうは胡座をかいて静かに力強く語る。声を張るのでほとんどマイクで拾わないであくまでも自然な感じにする。本番ではさらにマイクから離れていたようです。いいバランスでした。作品では古川さんが精神でさとうが肉体。途中、さとうが胡座姿で後ろを向くのですが、後ろ姿で語れるんだ…と感心する。なかなか面白い作品でした。今後も公演する機会があればさらに面白くなると感じる。

今日は三浦秀彦さん作のソフトウェアをはじめて本番で使用しました。サイン波を20本立てて少しづつ周波数をずらしバイブレーションを生み出しました。ほんとうにやさしく包み込むような音をつくることができました。今後もどんどん活用してバージョンアップしていきたいと思います。いろんな可能性を秘めたソフトです。三浦さんに感謝です。

今回、古川さんのお母様がオブジェ(照明)や衣装をつくられ、お姉様がフロントを担当するなど、家族の力が公演を実現させたのだと思います。またさとうじゅんこの存在も大きかったと感じます。このような公演に参加させていただいたことに心から感謝します。とても楽しかった一日でした。

at 22:16│コメント(0)トラックバック(0)go taneda │

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