2009年02月16日

14日。「森山開次作品集」五日目。今日こそは楽しもう(毎回、この緊張感を楽しんでいるが…)と心にちかう。いつも舞台(演奏する客席の後ろ)に向かう前に森山さんの楽屋に行き「sw」を交わす。津村さんはいつも笑顔で迎えてくれる。

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オープニング。今日は森山さんのリズムがいい。音もムーブメントと明かり、会場全体を感じて音の空気感を奏でられる。出だしはとてもいい。前半から中盤にかけてサイドの8本のスピーカーを、これまでとは異なる演奏で無音ではない無音感をつくることができる。中間は音で森山さんの踊りが大きく影響を受けるので、間延びしないように攻めては引き、引いては攻めると豊かに表現する。今日の森山さんの身体は軽く調子がよさそうだ。津村さんは地に根付く力強さをずっと維持している。

私の音も舞台上に天井のモノラルスピーカーによって不可視の身体を存在させる。河田さんのプラニングはほんとうに面白い。いい時間軸で一気に後半に入る。これまでなかなか思い描くように奏でられなかった作品にとって大切な音を、メインとサイドのスピーカーをコントロールして音のテクスチャ、音のエネルギー感を感じさせることができた。そして、森山さんと津村さんを最後の音空間へと導く。劇場入りしてから苦しみ時間がかかりましたが、公演5日目にしてやっと「OKINA」は花開きました。

「弱法師 花想観」は日に日によくなっている。ちょっと胸が熱くなる瞬間も味わった。終演後の笠松さんの満足気な笑顔がすべてを物語る。一緒になって喜ぶ。「狂ひそうろふ」がはじまる前に音楽家のCDを販売しているスペースにいく。今回も多くの方にCD「vision in black」「sketch 2006」をお求めになっていただき感謝しています。皆さまからの感想を心からお待ちしております。よろしくお願いいたします。

「狂ひそうろふ」。最後の舞台挨拶のために、私も笠松さんも木ノ脇さんもいったん楽屋に戻りホッと肩の力を抜き(皆、2作品が終わると魂が抜けたようになる)、舞台袖に行き「狂ひそうろふ」を見守る。皆で森山さんと一緒に舞う。舞台袖には津村さんもいる。最後は津村さんの謡いで包まれる。明日は千秋楽。心静かに耳を澄まして奏でたいと思う。

at 23:52│コメント(0)トラックバック(0)go taneda │

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