2009年03月18日

13日。本番当日。朝から会場入りして音つくり。ワークインプログレスでの小林さんとのリハーサルを生かしてどんどん音を構築していく。小林さんとは4年ぶりですが…ご一緒できてほんとうに光栄です。小林さんには不可能なことがないぐらい。いつも冷静に全体を観てくれています。今日は雨。昼間は外の音がたくさん入ってきて面白い。さとうじゅんこもリアルタイムでいい音をつくり絶妙なタイミングで奏でる。はじめてのラップトップデュオを楽しみたいと思います。ゲネプロまでに集中して音つくり。

16時。ゲネプロ。三浦さんと岸本さんに客席に座って聴いていただく。途中、雨で濡れた道を車が通りすぎる音が聴こえ演奏が終わると汽笛が聴こえた。オープニングの曲は高められてきたと感じる。低域は立ち上がりだけではなく引きもけた違いのスピードを体感。楽しい。メインのウファー2本に加えてバックにも丸型で直径250?の平面ユニットのウファーを2本プラニング。メインのウファーよりもエネルギー感は強い。

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他はまだまだできることがたくさんあると思う。まだ本番まで時間があるので磨きたい。三浦さんも岸本さんもギリギリまで黙々と空間つくり。ほんとうに頼もしい。ふたりがいることで安心して音に集中できる。

皆で会場を整え開場の準備をする。客席は18台のスピーカーに包まれるように真っ直ぐに並べる。私とさとうじゅんこ、そして小林さんは客席の後ろにやはりスピーカーに包まれるように座る。受付にはBJ ELECTRICのアンプ・SM-P1と船を感じさせる反射版がついている八角形の木のボディの平面スピーカーをから鉄のガムランが奏でられる。ほんとうにいい音です。

開場。映像作家のmichiさん、振付家の香瑠鼓さん、ダンサーの能美さんや軽部さんが聴きに来てくれている。開演。小さな3つの灯りが消え音を奏でる。夜になると箱庭に外の音があまり入ってこない。窓の外も視覚情報がなくなり少し緊張した雰囲気になる。

前半はいい音を奏でられましたが、全体的に音のボリュームが大きくなり大味になる。フィールドレコーディングの作品は特に密やかに気配を感じ奏でなくては面白くない。フィールドの音には不可欠なアンビエントスピーカー。20面体以外にフロントに木のボディのREXを2本。

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そしてバックには紙のボディのREXを逆さにした2本をプラニングして音の空気感を実現させているのだが…。

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聴かされると疲れるだけだ。気配を奏でないと外の音とも交わらない。後半も大胆に動かせられず課題だらけの演奏となった。また客席も横並びだったのでお客さまもリラックスできない感じでした。やはり本番は本番の難しさがある。ワークインプログレスを行いましたが会場での音つくりやリハーサルにはもっと時間が必要だと痛感しました。前回の「森のサカナ」では会場リハーサルだけで4日間も要したので…当然か。明日は昼と夜の2回公演。明日までに音も美術も改善するために公演後に皆で残って見直す。

at 23:54│コメント(0)トラックバック(0)go taneda │

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