2010年01月26日

9日。恵比寿のMA2Galleryで「五感のおもてなし」の本番。朝から展示会場に入りラップトップを2台セッティングして音つくり。今回は私は床の2本のREXスピーカーからステレオで奏で、さとうじゅんこが吹き抜けの2本のREXスピーカーから奏でることになりました。それぞれのバランスを調整してボリュームを書き込んでいく。上と下からはそれぞれのスピーカーの特性を生かしつつ異なる質感の音で構成しています。音はどこにいても感じることができるので、他の展示作品と調和するような音つくりが大切です。

会場のドアを開けて左に松原健さんの小さなコップの水のなかに大きな世界。ずっと覗いていたくなる作品です。

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右に栃木美保さんの作品。ひとつひとつ小さなふたをあけて香りを楽しむ。みな、自分の好きな香りを選ぶ。

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その右に、川口昌亮さんのいままで観たこともないような植物に触れて感じる作品。展示後にたくさんの種類の植物をいただきました。いまもそこに生き続けています。

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川口さんの植物たちに屋久島の雨が降り注ぐ。今回、隣り合わせになったのも何かの縁です。いつかご一緒に作品つくりができると嬉しいです。他に、1階には吉賀あさみさんの作品。静かにじっと感じる。

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あっという間に開場の時間になる。leni-bassoの映像ディレクターでもある美術家の兼古さんが来てくれました。ほんとうに久しぶりに会う。今回、彼がこの企画に声をかけていただいた小林さんとの出会いをつくってくれたのです。2月には銀座で個展を開くとのこと。とても楽しみです。小林さんがお客さまに作品の案内をしてくれています…感謝です。小林さんには何から何までお世話になりました。ありがとうございました。

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しばらくするとトランペット奏者で音楽家の川村さんが顔を見せてくれました。今日はさとうじゅんこの誕生日だったので、3人で少し外に出て素敵なカフェレストランでお食事とケーキをいただきお祝い。とても楽しい一時を過ごす。

会場に戻るといつも作品発表でご一緒している岸本さんや、森山開次さんのパリ、ローマ、新国立劇場での公演でお世話になったダンサーの明日香さんやダンサーの喜田さんが展示を楽しんでくれていました。その後、デザイナーの三浦さん、音響家でBJ ELECTRICの代表・石河さんや小野澤さんなどに来ていただけました。作品をどう感じていただけるのか…少し緊張する。今年は三浦さんとじっくり作品をつくっていきたい。また、石河さんにはマルチトラック作品のための独自アンプをご一緒に開発していただきたいと思っています。さらに音を磨き高めたい。

この時間帯はとても多くの方が来てくれて五感を研ぎ澄ませるのも難しいほどに…でも、こんな中でも微かな音が会話のなかにスッと触れるような音つくりをしました。たくさんのご来場ありがとうございました。

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2階で永野貴子さんのCoco de Merというショコラをいただく。こんな触感は初体験。やさしさが時を潤してくれました。一粒一粒にかける想いを感じると…またいつか味わいたいです。他に2階では、篠崎隆さんの遊び心いっぱいの椅子。藤井保さんの映像作品が展示されていた。

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しばらくすると、REXスピーカーの生みの親、音響家の田口和典さんに来ていただけました。感激です。田口さんに感じていただけてほんとうに嬉しかったです。また、今年も田口さんとご一緒に作品つくりをしていきたいと思います。また夜にはひょこり舞踏家の伊藤さんも遊びに来てくれました。とてもとても嬉しかったです。

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今回、とっても音を感じてくれていた方たちです。音を観て音に触れて…耳をすまして聴いてくれていました。この写真は私の宝物です。

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最終の回にはデザイナーでコントラバス奏者の猿山さんも来てくれました。あぁ今回、作品を感じてくれた人たちとは、これからもずっと繋がっていくんだな~と感じた一日でした。まだまだ来たくても来れなかった人たちもたくさんいました。今後もこのようなサウンドインスタレーション作品をつくっていきたいと思います。

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MA2Gallery。ほんとうに素敵な空間です。このような機会を与えていただいた松原さん、小林さんに心から感謝いたします。これを機に新しい展開をどんどん進めていきたいと思います。

at 23:27│コメント(0)トラックバック(0)go taneda │

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