2018年02月26日
23〜25日。ソロで阿弥陀岳(2,805m)〜赤岳(2,899m)〜横岳(2,829m)〜硫黄岳(2,760m)を縦走してきました。
初日は行者小屋でテント泊。2日目に縦走。気温は-13℃でしたが、29mと強風でとても厳しかったです。特に横岳〜硫黄岳は耐風姿勢でも飛ばされる危険性があり、等間隔にあるケルンを目指し一歩一歩進みました。これまでの経験で得た歩き方、行動食・休憩の取り方、レイヤリングなどなど…しかし、やはり最後は気力ですね。
3日目はテントを撤収して下山。無事に帰ってこれてホッとしました。
明日、歩く予定の横岳山頂。
赤岳も目の前にドーン。
テントを張りのんびりしていたら、横岳がアーベンロート(夕焼け)。
硫黄岳。
阿弥陀岳。
2泊3日の寝床。初日はテント10張りぐらい。
夜はあたらしく入手したミニランタン。単三電池1本で驚くほどあたたかく明るく灯る。mont-bellは小物が素晴らしい。教えてくれた妹と河原さんに感謝。
月がまぶしいぐらい輝く。
2日目。風は強いが晴れ。予報では16時頃から天候崩れる。
これから登る中岳と山頂が太陽に照らされる阿弥陀岳。
阿弥陀岳。今回は阿弥陀岳から硫黄岳まで縦走なので、阿弥陀岳は北陵から登ると楽でしたが、ソロなので、文三郎尾根から分岐を経て中岳〜阿弥陀岳。
八ヶ岳ブルー。
振り返ると赤岳の後ろから太陽が顔を出す。
阿弥陀岳山頂。風の影響もなく、いいペースで歩けた。行者小屋から貸切でした。
阿弥陀さま。
編笠山、権現岳から赤岳への稜線。今季は雪が少ないのですが、まだ雪があれば歩きたい。
左奥に蓼科山、天狗岳、硫黄岳。
硫黄岳、横岳。
赤岳に向かいます。
まず中岳の登り返し。
雲がおりてくる。
赤岳山頂。
これから向かう横岳〜硫黄岳の稜線。雲行きがあやしくなってくる。
地蔵ノ頭のお地蔵さま。無事に下山できますように…。前回は雪と風でここから行者小屋に下山。
日ノ岳。
ルンゼをトラバース。
雪が締まり歩きやすかった。
日ノ岳から振り返って赤岳。山頂付近は雲に包まれる。
鉾岳のトラバース。ここも歩きやすかった。
歩いてきた阿弥陀岳〜中岳〜赤岳の稜線。横岳山頂直下は風を避けられたので、ここで硫黄岳の強風を考えて、ハードシェルの下にフリースを着る。大福も2個食べる。
横岳の山頂「奥の院」。
カニの横ばいは鎖は雪のなかでしたが、歩きやすかった。
硫黄岳へ向かう稜線。
風がさらに強くなる。雪は風で飛ばされている。
台座ノ頭から硫黄岳。
何とか硫黄岳山荘に到着。裏に回って風を避け、大福とお湯、アミノバイタルを…グローブはテムレスに変える。
振り返ると阿弥陀岳〜赤岳〜横岳は雲に覆われる。この風で視界がなくなると危なくなるので、強風に突入する。
このポツンポツンと等間隔にあるケルンを目指して歩き、少し休んでは進むを繰り返す。ここからは山頂までは写真なし。無事に歩くことだけに集中する。
硫黄岳山頂。
ここは山頂が広いので飛ばされても大丈夫かな…。
赤石の頭から少し降りて、歩いてきた稜線を眺める。右から阿弥陀、中岳、赤岳。赤岳山頂は雲に覆われている。
横岳。この風で視界がなければ、とても危険です。誰もいませんように…。
横岳から硫黄岳の稜線。
ここはとても厳しかった。等間隔にケルンがあるのはありがたいです。…だからあるのですね。
硫黄岳山頂を望む。視界があってよかった。
赤岳鉱泉に降りてきました。別世界のおだやかな陽気のなか、アイスクライミングを楽しむ人たち。
赤岳鉱泉。
無事に行者小屋に戻ってきましたが、テント場は強風でテントポールが折れていました。風の影響も受けましたが、とてもいいペースで歩けました。時間がかかればかかるほど、カロリーは消費され体力が落ちていきます。縦走はスピードが大切と実感。
土曜日のテント場ですが、風も強いので、静かな時間を過ごせる。
月あかり。雲が凄い勢いで流れる。
行者小屋に明かりがともっているのをはじめて見る。土日だけ営業しています。
3日目。風もおさまりおだやかな日。阿弥陀岳と中岳。上の方にもテントがあり、全部で20張りぐらい。
テントを撤収して下山です。
南沢ルートの樹林帯を歩くのも好きです。
美濃戸山荘から振り返って阿弥陀岳。次は雪が残っていたら御小尾根を歩きたい。
無事、美濃戸口に下山。下山後のJ&Nのお風呂とカルボナーラが楽しみでした。1本早いバスにも乗れましたが、のんびり過ごす時間が幸せでした。