2005年03月

2005年03月30日

25~27日。能美健志&ダンステアトロ21「四季」公演が無事終りました。ありがとうございました。24日の会場入りから舞台に集中していたので、さすがに昨日(28日)はのんびり過ごしていました。

最終日は充実した公演になりました。そして、いつもこれからというところで終わりです。「art live - sound+dance+visual」の「vol.4」と「vol.5」で参加していただいた音響アーティストの小林高治さんが、もう次は東京(横浜)を出てやろうと言って下さいました。私もこれだけの公演を東京や横浜で終わりにしてはいけないと思う。

最終公演には現代舞踊協会の理事長である三輝容子さんが観に来てくれていました。他にも知人が何人か…最終日は立ち見も出ていい感じでしたが、すべての公演で満席とは言えませんでした。今回、舞台監督サブで参加していた山本麻紗子さん(次回「sound+dance+visual」公演の舞台監督予定)が打上げの時に、「たくさんの方に観てもらってはじめて…」という話しをしてくれました。いい作品でもより多くの人に観てもらわなくてはな~と痛感しました。

私の音は田口製作所の磯野順一さんの音場創成で、BankARTの3.9秒の残響のなかでも音の空気感を充分伝えることができました。音で空気を操ることができほんとうに楽しませていただきました。最終日の通しリハーサル(「sound+dance+visual vol.4,vol.5」に出演してくれたビジュアル&空間アーティストのmichiさんが観に来てくれました。)で、磯野さんに再度調整していただきより奥行き感が生まれました。さとうじゅんこのヴォイスの質感もシーンごとに異なるセッティングで最高の演出。今回、音響プラニングをしていただいた磯野さん。本番で一緒に演奏した宮崎康之さん。セッティングを手伝ってくれた高塚さん。本番を観てくださった田口さん、岩沢さん、小島さん。ゲネプロを観てくださった稲荷森さん、中原さん。田口製作所の皆さまに感謝しています。ありがとうございました。また次も一緒にいい音を奏でたいと思います。よろしくお願いします。

今回、能美健志さんとは去年に引き続き2回目。前回はお互いを探り合いながら戦いながら作品をつくっていましたが、今回はお互いの信頼関係のもとで作品つくりが進みました。お互いの存在を感じての作品つくりでしたが、決してすり合わせはしませんでした。作品を観ていただいた方には伝わったと思います。コミュニケーションもしっかり取って、よりいい関係を築けたと感じています。軽部裕美さんのソロ好きでした。いままでの軽部さんにはない一面を観ることができました。作品制作過程で音と踊りをぶつけたのですが、私の音を感じてから、能美さんは軽部さんの振付をすべて壊し、次のリハーサルではまったく違うパフォーマンスを観せてくれました。これは正直感動しました。軽部さんはこの1年でとても変わった。山田海蜂さんのソロにも驚かされました。「sound+dance+visual vol.4」ではあまり感じられなかったムーブメントで美しく舞い、存在感のあるさとうじゅんこの歌に負けないで、山田さんも一緒にメロディを奏でていました。日々精進し進化している山田さんを感じられるのは幸せです。またぜひ山田さんとご一緒したい。11人の群舞。BankARTの空間に、能美さんの最大の魅力であるフォーメイションも観ることができた。若手ダンサーたちによる躍動感やみずみずしさに溢れたシーンに。最終公演ではそれぞれの個性も感じられるようになり今後の活躍が楽しみです。公演後に若手ダンサーの何人かが泣いていましたがとても美しい涙でした。この純粋な気持ちを忘れてはいけないと実感しました。本公演で能美さんの振付家としての才能も感じられ嬉しかったです。

照明作家の川口真人さんとのコラボレーションも楽しかったです。シンプルで力強い演出は私の求めているもの。次回の「sound+dance+visual」公演からは参加していただく予定です。またご一緒できるのが楽しみです。衣装の李洗姫さん、武蔵野美術大学ファッションコースの方々は会場入りしてからも大活躍。何日も睡眠時間を削ってがんばっていました。11人の群舞の魅力を衣装が引き出させていました。個人的には山田海蜂さんの衣装が好きでした。今後の「sound+dance+visual」にも参加していただければと思っています。また「sound+dance+visual」のアートディレクションである三浦秀彦さんのチラシ、プログラムデザインも美しかったです。ありがとうございました。三浦さんには最終日に観ていただけました。公演を観て彼の思い描いた作品の世界観はデザインで表現できたと感じてくれたようです。

舞台監督の黒田隆行さん、山本麻紗子さん、制作の斉藤千雪さん、スタッフとして参加してくださったダンステアトロ21のダンサーの方々、珍しいキノコ舞踊団・制作の長谷川さんなどなど、たくさんの方に支えられての公演でした。音を奏でることに集中させていただきありがとうございました。今後もよろしくお願い致します。

さっそく「四季」のレビューと写真が載っているので見てください。他にも石井達朗さん、稲倉達さん、乗越たかおさんなどが感想を送ってくださる予定です。また報告しますので楽しみにしていて下さい。

Dance Square
http://www.dance-square.jp/whatnewnew.html

今後もさらに音を磨き空間性、時間軸を考えて音を奏で作品を高め、全国に世界に向けて発信していきます。

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2005年03月27日

本日(26日)、無事2ステージ終わりました。
『コンテンポラリー・ダンス徹底ガイド』著者の乗越たかおさんや、「art live - sound+dance+visual vol.6」で素敵なレビューを書いて下さった稲倉達さん、横浜市創造的芸術文化活動支援事業の担当者鬼木さんと小松さんも観に来てくれました。感想が楽しみです。

ガムラングループsuaraのメンバーで照明も手掛ける三浦牧子さん、作曲家の宮木朝子さん、歌い手のさかいれいしうさん、ダンサーの小畑あえかさんにも観ていただけました。映像作家の伏木啓さんは名古屋から駆け付けてくれました。あっ父母も…とても嬉しかったです。

また田口製作所の田口さん、岩沢さん、音響エンジニアの重信さんも来てくれました。ありがとうございました。

明日は最終日です。チケットはほとんど完売状態ですが、当日は立ち見のチケットも用意するそうです。私はBankARTでは立って観るのが面白いと思っています。ぜひ観に来て下さい。ご連絡お待ちしています。

今夜は早く寝て明日にエネルギーを深めます。

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2005年03月26日

25日BankART 1929 Yokohama 「四季」公演、初日が無事終わりました。通しリハーサル、ゲネプロ含めていままでで一番いいできでしたが、改善点もたくさん見つかりました。明日からの課題にしたいと思います。

今日の公演には舞踊評論家の石井達朗さん、新国立劇場のプロデューサー望月さん、ダンサーの上島雪夫さんなどが観に来てくれてました。(ゲネプロには「sound+dance+visual vol.5」で共演したJOUさんも...)

明日はさらに集中していい公演にします。
当日券はまだあります。ぜひ観に来て下さい。

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2005年03月24日

3月25~27日。
BankART 1929 Yokohamaで能美健志さんと公演します。
能美さんとは去年に引き続き2回目で、今回はproject suaraのさとうじゅんこがヴォイスで出演し、私がラップトップによるライブパフォーマンスで音楽担当をします。作品の制作過程も前回とまったく異なり新しいことを試みています。

元新体操選手('92バルセロナ'96アトランタオリンピック出場)の山田海蜂さんが出演。11人による群舞も能美さんの華麗なフォーメイションで観ることができます。また軽部裕美さんのソロパフォーマンスも必見です。

今回も田口製作所の音響システムを導入します。
BankARTの残響を活かし包み込むような音を奏で空気感を操りますが、最後は私らしくエネルギーを解放します。川口真人さんの照明もとても楽しみです。ぜひたくさんの方に観ていただきたいです。

「四季」

日程:2005年3月
25日(金)20:00
26日(土)14:00、18:00
27日(日)15:00

チケット料金:
自由席-前売:3,500円 / 当日:3,800円
スペシャルシート-前売:4,500円 / 当日:4,800円
各公演 - 自由席:80席、スペシャルシート:40席

会場:
BankART 1929 Yokohama ホール
横浜みなとみらい線「馬車道駅」下車(1b出口野毛・桜木町口すぐ)
http://www.bankart1929.com/

能美健志&ダンステアトロ21
http://www5a.biglobe.ne.jp/~DT21/

チケットは公演中でも私にメールしていただければ、前売料金でお取扱させていただきます。当日、窓口受付で精算して下さい。よろしくお願いします。

21日。会場に入る前の最後の通しリハーサル。本日はシーンの細かいリハーサルでした。いよいよ明日から舞台となるBankART 1929 Yokohamaに入ります。会場でお会いできるのを楽しみにしています。

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2005年03月21日

本日、錦糸町ドラスティックスタジオで、
能美健志&ダンステアトロ21「四季」公演の通しリハーサル。
ここ数日苦しんでいたラストの音をやっとつかめた。
約1時間の作品で最後の10分間の音楽…何度も何度も壊した。
最後の音が出来なければ作品を終ることができないし次に繋がらない。明日も通しリハーサル。通しリハーサルはとても大切だ。
シーンだけではなく全体の時間軸を考えて構成しなくてはいけない。本番までさらに探っていきたい。

「四季」チケット申込みフォーム
http://www5a.biglobe.ne.jp/~DT21/ja/shiki_ticket.html

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