2005年07月

2005年07月30日

29日。高円寺Studio BABY-Q DANCE LAB.でBABY-Qの音楽家・豊田奈千甫さんと8月20、21日京都芸術劇場 studio21(京都造形芸術大学内)で公演する「ERROR CORD /// pclost469hsholecp」作品の音楽について打合せをしました。

それぞれがこの作品で奏でたい音を聴かせ合う。豊田さんのオープニングの音を聴かせていただき、本番がますます楽しみになってきました。ひとつの舞台で音楽家の共演…なかなか面白いです。今後は作品全体の音構成をさらに探っていきたいです。

本日は東野さんが森下スタジオでワークショップを行なっていたので、3人で出来ませんでしたが、こういう時間も必要だと感じました。次は東野さんとじっくり作品について語り合いたいと思います。本番まで1ヶ月を切りました。

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2005年07月29日

27日。戸塚にあるTaguchiのOffice+倉庫に行きました。8月4日ホテル・クラスカ、工藤静香さんのジュエリー新作発表で、オランダで活動しているダンサーのサト・エンドウさんと、歌い手のさかいれいしうさんとパフォーマンスをするのですが、そのリハーサル会場に音響システムがないので、今後のためにも持ち運び可能なスピーカーとアンプをいただきに伺いました。

バランスドライブツィーター×1+60mmウーファー×4。小さい音のテクスチャーが手に取るように伝わり大満足です。今後のリハーサルが楽しくなってきました。これでいつでもどこでも自分の求める音が奏でられると思うと嬉しいです。田口さん、磯野さん感謝しています。大切に使わせていただきます。

音響のないスペースでパフォーマンスをご希望の方は声をかけて下さい。システムを持ち込んで出張ライヴをします。

また、今日は11月新国立劇場森山開次さんと共演する舞台で、音響を担当される河田康雄さんにも来ていただきました。前回の新国立での公演にも、Taguchiのkirai(丸型で無指向性のユニットがたくさんついた)スピーカーを導入する話しが出たのですが、実現できなかったので、今回は早い段階から計画していけば可能かと…まずは音を聴いていただこうと思いました。

今回は他の演目で、打楽器奏者の高田みどりさん(能美健志さんと共演)が出演します。Taguchiのスピーカーは生楽器との相性も抜群です。高田さんはTaguchiシステムを導入した、パーカッショニスト加藤訓子さんの「浄土」作品を聴いていらしゃるので、話しが進めやすいと思っています。

フラットな状態と、弓状に反った反射板を使っての音チェック、木製の大きな反射板にはドキドキしました。これは野外で音を奏でたいと思わせるものでした。夢が膨らみます。今回の新国立劇場小ホールは、会場のど真ん中に舞台ステージをつくり、左右にひな壇式に客席を設けるプラン。反射板はとてもいいのですが、置くスペースがなく難しい。河田さんはスピーカーを吊るのが面白いと考えました。18発(ユニット数)と9発のスピーカーを角度を変えて吊るプラニングです。無指向性のスピーカーは大いに効果を発揮するでしょう。またビジュアル的にも面白い。ぜひ実現させたいです。新国立劇場でもいい音を奏でたいです。

田口さんと帰りの車で、今後、新しいスピーカーのプレゼンも兼ねたイベントを定期的にやっていこうと話しが盛り上がりました。ダンサーや映像作家にも参加していただき、面白いことをしていこうと思っています。来週中にも田口さんと打合せ予定。また告知させていただきます。楽しみにしていて下さい。

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2005年07月22日

18日。NPOアブサン主催のイベント「reflections from inside」で、さとうじゅんこの新作「HM」に特別出演しました。今回は、さとうじゅんこが道具や身体を使って音を発し、直接、Macに取り込んでリアルタイムで音を奏でました。もちろん全体構成を考えてベースになる音も構築しました。

この作品はラップトップで演奏するからだの対比について考え、また、視覚と音響空間との関係に着眼。演奏者の身体を見せたり、その他ヴィジュアルからのイメージを自分の作品の中に組み込むことが、今回のテーマのひとつでした。

今回はSTスポット(会場)の音響システムを使用したので、私個人は音の空気感をまったく伝えることができず残念でしたが、空間美術(オブジェや照明プラニング)はとてもよかったと感じました。また、さとうじゅんこのヴォイスはとても印象に残りました。共同制作による活動の第一歩と考えており、舞台作品の可能性を見出すことができました。

次回はTaguchiの音響システムを導入して、次のステップに進みたいと思っています。

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2005年07月17日

16日。吉祥寺Fourth FloorでBABY-Qの東野祥子さんとリハーサル。8月20、21日京都芸術劇場 studio21(京都造形芸術大学内)で公演する「ERROR CORD /// pclost469hsholecp」作品を構想した音を奏で、はじめて東野さんのダンスに音で触れることができました。やっと実現しました。とても充実し有意義な時間になりました。私の音を解放して東野さんの未知のものを引き出したいと思います。音も身体もお互いで高めていきたいです。

今日はBABY-Qのダンサーの方たちも参加。「ALARM!」作品のDVDを観て注目していた若手ダンサー山本泰輔さんは、一昨日から東京での生活をはじめたそうです。皆さんに自己紹介かわりに15分の作品を聴いていただきました。演奏後、すぐに反応が返ってきてとても嬉しかったです。また、BABY-Qの専属の音楽家である豊田奈千甫さんも大阪から駆けつけてくれました。今後の共同作業が楽しみです。

今回、Fourth Floor代表の宮坂さんにお願いしてリハーサルをさせていただいたのは、私が普段suaraスタジオで音つくりをしている田口製作所(Taguchi)のスピーカーで音を感じていただくことと、京都の公演でTaguchiの音響システムを導入するからでした。舞台にTaguchiシステムの自然な音のリアリティー(空気感やテクスチャー)を用いることによって、音も一人のパフォーマーとして存在するのです。

予算の関係もあるのでしょうが、ただ音が鳴っていればいいという舞台がほとんどです。それはほんとうの舞台芸術とは言えません。もっと音の存在を大切にして欲しいと感じています。私が関わる舞台は妥協しません。京都での公演は音でさらにいい作品にしたいと思っています。楽しみにしていて下さい。

リハーサル後に東野さんと豊田さんと打合せ。今後のBABY-Qの作品にも関わっていけることになりそうです…嬉しい。今回は京都での公演ですが、東京では9月22、23日に世田谷シアタートラムで共演が実現します。注目していて下さい。

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2005年07月16日

15日。中野テルプシコールにAbe "M" ARIAさんのソロ公演「So What? So What!」を観に行く。はじめから終わりまで止まることなく動き続けエネルギーを放出する。最近、もったいぶった演出のダンス公演が多い中、そのダンスには潔ささえ感じさせる。お客さんとも積極的に触れ合う。そして、みな静かに応える。面白かったです。

公演後に、芸術文化地域活動「楽の会」代表・プロデューサーの清水さん、今年1月、N.Yで森山開次さんとの「刀」作品でお世話になったジャパン・ソサエティーの塩谷さん、音楽家のカール・ストーンさんと軽く食事。project suaraの活動や、8月京都でBABY-Qの東野祥子さん、11月新国立劇場で森山開次さんと共演することなどお話しできました。

今後に繋げていきます。

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