2006年01月

2006年01月30日

27日。横浜美術館にさとうじゅんこと三浦秀彦さんと伺いました。「art live - sound+dance+visual vol.7」の会場となるグランドギャラリーは、天井が18m、残響も長く、音を奏でたりパフォーマンスをするには、大変難しいスペースですが腕が鳴ります。また、一般には貸し出しをしていないので、公演を開催すること自体、とても意義のあることです。横浜市、横浜美術館に感謝です。この美術館での公演を、今後の展望の一つである、全国の美術館・博物館巡業公演を実現するために、しっかり繋げていきたいと思っています。いい作品にします。ぜひ多くの方に体感していただきたいです。

近日中に、本公演のプレスリリースを控えていますが、いつも私の音、私の関わる舞台を応援してくださっている、舞踊評論家の石井達朗さんに、推薦文を書いていただきました。私たちがどう表現したらと思案していることを、心を込めて書いていただけて、ほんとうに感動しました。美しく力強いお言葉…感謝しております。石井さんに厳しく見守られていたことを実感しました。今後も意欲的に独自の音楽言語、project suaraでの空間芸術作品を追求していきたいと思います。

なお、石井さんの文は、プレスリリース、フライヤー、HP等に掲載させていただきます。こちらも楽しみにしていて下さい。

at 18:05│コメント(0)トラックバック(0)go taneda │

2006年01月26日

project suara主催公演「art live - sound+dance+visual vol.7」の出演者が正式に決定しました。

2006年3月25日(土)
横浜美術館 グランドギャラリー

project suara
art live - sound+dance+visual vol.7

構成・演出: 種子田郷、さとうじゅんこ、三浦秀彦
音楽: 種子田郷、さとうじゅんこ
ダンス: 東野祥子(BABY-Q)
ゲスト(ダンス): 森山開次
美術: 三浦秀彦
映像: 兼古昭彦(Leni-Basso)、高橋啓祐(Nibroll)
照明: 川口真人
衣裳: 小林和史(OutSect)、甲斐さやか(OutSect)
音響デザイン: 磯野順一(Taguchi)
音響システム: Taguchi

出演者の詳しいプロフィールはこちらへ。

今後、本公演の特設ページで、音や動画をご紹介させていただきます。また、いろいろな情報を少しずつ更新していきますので、楽しみにしていて下さい!

なお、チケットの取り扱いは1月28日からです。申込みお待ちしております。

at 15:01│コメント(0)トラックバック(0)go taneda │

2006年01月22日

21日。神保町にあるconversationに伺いました。3月25日横浜美術館で開催する「art live - sound+dance+visual vol.7」に照明家として参加していただく川口真人さんに、今後の進め方など制作面でアドバイスを受けてきました。本公演からはプレスリリースもして、しっかりメディアにも取り上げていただきたいと思っています。川口さんに丁寧に教えていただき感謝です。

川口さんとは能美健志さんのBankART 1929 Yokohama「四季」公演でご一緒させていただきましたが、アーティストだけではなく、その豊かな経験がとても心強いです。ご一緒に「閉館後の美術館」を浮かび上がらせたいと思います。楽しみです。帰り際に美味しい音もいただきました。最近、触れる機会が減っていましたが、キューバやアフリカ音楽は楽しい。いい音をつくらなくては…。

現在、projectの活動規模が大きくなってきました。いろいろな方にご指導いただき、参加するアーティストの自覚のもと、主催公演も「suara」、「sound+dance+visual」、「art live - sound+dance+visual」と、今回で9回目を迎えることができましたが、現在、我々だけでは動かせなくなってきています。今後、project suaraの活動を理解し、賛同していただき、専属で制作を担当してくれる人を見つけていきたいと思っています。一緒に大きなビジュンを掲げてprojectを盛り上げていきたいです。

at 21:55│コメント(0)トラックバック(0)go taneda │

2006年01月16日

14日。横浜美術館で3月25日に公演する「art live - sound+dance+visual vol.7」の会場視察、出演者の顔合わせ、そして、構成などの打合せでした。本日は音響デザインのTaguchi(タグチ)の磯野順一さん、そして、Taguchi(田口製作所)の田口和典さんも来てくれました。グランドギャラリーの大きな空間、そして、この長い長い残響をどう生かすか、耳を澄まし音を感じる。高さが(18m)2・3階の吹き抜けの広々としたエントランスホール。全長はいったいどれだけあるのか。ただただ大きい。磯野さんが音の集まる面白いポイントを探し当てる。全体の空気が吸い込まれるような感覚。大きな空気感がここでぎゅっとひとつになる感じです。磯野さんがここに平面波スピーカーをセッティングすると面白いと…ワクワクする。

メインスピーカーには高さ2mのCMX1318 アーチドアレースピーカー(使用ユニット数:ATA4025-TWEETER×72個、LX131A-WOOFER×18個)ーとCMX1312(使用ユニット数:ATA4025-TWEETER×48個、LX131A-WOOFER×12個)を、また、田口さんが例の大口径・重量級のP6146SW プッシュプル・ドライブスーパーウーファー(前側に61cm+背後に46cmのウーファーが配置されています)をプラニングしようと…「あたなのためにつくった」と、嬉しいお言葉。とうとう61cmの波動波を体感出来るのです。音を徹底的に磨いて空気を震わせたいと思います。他にも大小さまざまなスピーカーの導入を予定しています。客席にも何か仕掛けたいと思っています。今後のプラニングがほんとうに楽しみです。磯野さん、田口さんに感謝しています。

本公演はそれぞれで活躍している多くのアーティストが出演します。今日はアートディレクションの三浦秀彦さん、ダンサーで参加するBABY-Qの東野祥子さん、映像作家でNibroll(現在はOff Nibrollで精力的に活動)の高橋啓祐さん、照明家の川口真人さん、衣裳でOUT SECTの小林和史さんと甲斐さやかさん、制作でお手伝いしていただく山本麻紗子さんも来てくれました(本公演は他にダンサーの森山開次さんも参加してくれます)。顔合わせをしながら、それぞれで場の力を感じて何ができるのか探る。この巨大なスペースに負けない演出、構成、そして、個々の高いパフォーマンスが必要になります。皆、いい顔をしている…とても嬉しい。今回、参加が決まった衣裳の小林さんと甲斐さんの存在が、さらに皆のモチベーションを上げてくれている。

場所を変えて打合せ。Leni-Bassoで活躍している映像作家の兼古昭彦さんも駆けつけてくれる。本番に向けて今後の進め方なども話し合う。conversationでも経験豊富な川口さんがいろいろアドバイスしてくれる。山本さんの客観的な意見も貴重です。皆に支えられているのを実感して身が引き締まる。コミュニケーションを大切にしていきたい。とても有意義な一日でした。

今後のスケジュールは、1月中にプレスリリースをして、フライヤー、チケットの完成。2月1日にはチケット取り扱いを開始します。私は作品の軸となる音を構成して、出演者の皆さんに時間軸と空間性を感じていただきたいと思っています。作品全体の構成・演出はさとうじゅんこが握っています。3月の公演を楽しみにしていて下さい。

at 03:03│コメント(1)トラックバック(0)go taneda │

2006年01月14日

12日。新宿で映画監督の三宅流さんと打合せ。これまで三宅さんの作品はUPLINKで上映された16mm短編映画「白日」を拝見しました。27分の作品に2年余りも捧げた力作。映像美だけではない語れない心に刻まれる作品。また、必ず上映される機会があると思われますので、ぜひご覧になってください。三宅さんに私の音は、旧UPLINK FACTORYにTaguchiの音響システムを導入して公演した「sound+dance+visual vol.1」、新国立劇場で公演した森山開次作「OKINA」(この時は、三宅さんに撮影をしていただけました)、先日の「art live - sound+dance+visual vol.6」公演で聴いていただいています。出会いはとても大切です。

このたび、三宅さんの新作「面打」(めんうち)、能面製作ドキュメンタリーの作品に、整音で関わらせていただくことになりました。58分の作品(いったい全部で何時間撮られたのか訊ねたところ…約50倍!編集作業はどれだけ根気のいる仕事なのでしょうか。削って削って…だから強い)。若い面打師が日常の空間で、静かに淡々と面をつくる。確かな技術と迷いのない手さばきに心揺さぶられる。私もこんな心構えで音をつくりたい。

作品には音楽もナレーションもなく、ただ、面を描く音、面を打つ音、面を削る音、面を塗る音が存在する。そして、日常の微かな音たち。指向性のマイクと無指向性のマイクで収録された音を、空気感を大切に忠実に表現したいと思います。この作品は、3月にUPLINK FACTORYで上映を予定しています。この静かで力強い作品をお楽しみに!

打合せ後に、代々木八幡にあるアリオン音楽財団の事務所に行く。project suara主催公演が第22回<東京の夏>音楽祭2006の参加公演として認定され、協賛していただけることになりました。7月に音楽(さとうじゅんこの声)を中心とした公演を開催します。1月末に詳細等を発表させていただきます。楽しみにしていて下さい。

at 02:59│コメント(0)トラックバック(0)go taneda │