2007年03月

2007年03月09日

5日。横浜界隈のZAIMで、3月21日(水・祝日)に開催する sound+dance+visual vol.9 「蛹」 のサウンドリハーサル。ヒビノの宮本宰さんのシンフォキャンパスと、グラフィカル・サウンドの重信芳光さんの4.1chスーパーマルチシステムでプラニングされたTaguchiの音響システムで、さとうじゅんこと、ヴォイスパフォーマーのさかいれいしうさん、倍音楽家の岡山守治さんの3人で声、歌のリハーサル(長唄の麻耶さんは予定が合わず残念)。歌い手ひとりに円柱状のスピーカーREX(平面波のユニットを使用した無指向性リフレクター)が4本。それに20面体(平面波ユニット)スピーカーをプラニング。すぐそこに声が歌が届きそうで届かないような自然な空気感。さとうが核になって引っ張る。岡山さんの大地の響きに魅せられる。さかいさんはとても楽しそうだ。作品「蛹」の歌い手の在り方に大きな手ごたえを感じました。本番が待ち遠しい。

本日は、出演者のほとんどが顔を揃えて、会場視察ができたのでよかったですが、この作品を開催する2Fホールが、この1週間で様子が一変していた。以前は、昔のままの古い壁で、何箇所か窓もあったのだが、近隣の方たちと共存するために、窓を塞ぎ、壁をすべて白く塗ってしまったのだ。それによって蛍光灯の明かりがどうも雰囲気を壊す。美術と衣装で参加する、デザイナーの小林和史さんと甲斐さやかさん、そして、神村恵さんとの「うろ」でご一緒した、照明家の加藤いづみさんとで、どのように演出するかを話し合う。加藤さんはこの作品のビジョンを懸命に感じ取ろうとしてくれて、とても頼もしい。帰りの道で、さとうと加藤さんとで、当初のプランを変えて、公演前後も公演中も半野外のような質感でいこうと話す。明かりがとても大切だ。さとうの描く構成表は次から次へとイメージがわく。次は舞踏家の室伏鴻さんとリハーサル。楽しみだ。音を磨く。

ぜひ、この時空間を体感して下さい。

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平成18年度 横浜市創造的芸術文化活動支援事業

project suara
sound+dance+visual vol.9
『蛹』 chrysalis

声とサウンド・美術・ダンスによるステージドコンサート

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Sympho CanvasRと4.1スーパーマルチシステムとの
デュアルサウンドシステムによる驚異のジオグラフィックサウンド!!
その音場のただなかで声・サウンド・踊り・美術・ひかりによる波動の融合を体感せよ。

構成・演出: project suara
音楽: 種子田郷、さとうじゅんこ
踊り: 室伏鴻
声: さとうじゅんこ、さかいれいしう、麻耶、岡山守治
音響デザイン: 宮本宰 [Sympho CanvasR]
音響デザイン: 重信芳光 [4.1スーパーマルチ]
美術・衣装: 小林和史、甲斐さやか
照明: 加藤いづみ
グラフィックデザイン: 三浦秀彦
音響システム: Taguchi

▼日時: 2007年3月21日(水・祝) 16:00 / 19:00
     (開場は開演の15分前となります)
▼会場: ZAIM 別館 2Fホール
     みなとみらい線「日本大通り駅」徒歩2分
     JR根岸線・横浜市営地下鉄「関内駅」徒歩5分
▼入場料: 前売\3,000 / 当日\3,500(全席自由・70席限定)

▼主催: project suara
▼共催: 横浜市、ZAIM
▼協賛: Taguchi、ON-COO-PROTOCOL
▼協力: マノハラ、NPO法人 魁文舎、ポートサイドステーション、UPLINK
▼助成: 横浜市創造的芸術文化活動支援事業

▼お問合せ: info@suara.jp
▼お申込み受付: ticket@suara.jp
お申込みは、メールにて「お名前・人数・公演時間・ご連絡先電話番号」をお知らせください。指定口座への代金お振込み順でのご予約となります。

▼最新情報: http://suara.jp/

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2007年03月03日

artscapeの2007年アートシーン:音楽で吉田寛氏の「2007年の音楽シーン──音=音楽の所有と管理をめぐるポリティックスの諸展開」に取り上げていただいています。とても光栄です。いままで以上に気を引き締めて取り組んでいきたいと思います。

また、ダンスの木村覚氏「ダンス」をイノヴェートする力──2007年注目の4組+1にも、先日のイタリア公演でご一緒した神村恵さんとの作品『うろ』(ダンスが見たい!8批評家推薦シリーズ)のことが記載されています。

ぜひご覧になって下さい。

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