2008年05月
2008年05月26日
11日。Taguchiの田口さんが栃木県の益子にあるスターネットにさとうじゅんこと共に連れて行ってくれました。田口さんからお話しを聞いていてずっと行きたかったところです。自宅から車で1時間半ぐらいで緑が生き生きとした益子に着きました。近い…。スターネットに行く途中に藁葺き屋根の染物工房に行きました。益子はあまり観光化されていなくて素敵です。
まずARKのキッチン(レストラン・カフェ)でのんびり食事をしました。雨が心地よくおしゃべりもしないで静けさに身を任せていました。少し寒かったので薪を焚いていたのですが炎が美しかったです。シンプルなお料理は美しく美味しかったです。ARKにはギャラリーもあり「スターネットキッチン」の料理長である星恵美子さんの写真展を見ました。今月「里山のレシピ 益子・スターネットの台所暦」を出版されたのですがほんとうに素敵な本です。先日、本を参考にして、はちみつに新しょうが漬けてジンジャーエイドをつくってみました。梅雨の季節にはもってこいです。簡単につくれますのでぜひ試してみてください。
食事の後は、主宰の馬場浩史さんがいらっしゃるZONEに顔を出しました。スターネット・レーベルからCDがリリースされているのですが、TaguchiのREXスピーカーも一緒に展示をされていました。今後、スターネットとTaguchiで共同でオリジナルのスピーカーを開発するそうです。楽しみです。隣には展覧会やコンサート、ファッションショーなどを定期的に開いているとのこと。残響も美しくとてもいいスペースでした。いつかここで音を奏でられると嬉しいです。
その後、RECODEで柏餅とお茶をいただきました。蛇口の滴が響き渡るほど静かでゆっくり時間が過ぎていきました。そして、馬場さんが近くの山々や益子の守り神である神社に連れて行ってくれました。途中、パンの美味しい珈琲店にも立ち寄りました。また馬場さんの知人でレコード会社の代表の方が建設中のスタジオも拝見しました。後ろが国有林なので回りに別荘などが立たないとのこと。我々もいつかは…。
スターネットの裏には原生林があり、月夜の散歩ではいろんな音で溢れているそうです。ぜひ泊り込んでフィールドレコーディングをしたいと思います。この出会いに感謝し大切にしていきたいと思います。心が豊かになった一日でした。次はいつ来れるのだろう。早く行きたいです。
まずARKのキッチン(レストラン・カフェ)でのんびり食事をしました。雨が心地よくおしゃべりもしないで静けさに身を任せていました。少し寒かったので薪を焚いていたのですが炎が美しかったです。シンプルなお料理は美しく美味しかったです。ARKにはギャラリーもあり「スターネットキッチン」の料理長である星恵美子さんの写真展を見ました。今月「里山のレシピ 益子・スターネットの台所暦」を出版されたのですがほんとうに素敵な本です。先日、本を参考にして、はちみつに新しょうが漬けてジンジャーエイドをつくってみました。梅雨の季節にはもってこいです。簡単につくれますのでぜひ試してみてください。
食事の後は、主宰の馬場浩史さんがいらっしゃるZONEに顔を出しました。スターネット・レーベルからCDがリリースされているのですが、TaguchiのREXスピーカーも一緒に展示をされていました。今後、スターネットとTaguchiで共同でオリジナルのスピーカーを開発するそうです。楽しみです。隣には展覧会やコンサート、ファッションショーなどを定期的に開いているとのこと。残響も美しくとてもいいスペースでした。いつかここで音を奏でられると嬉しいです。
その後、RECODEで柏餅とお茶をいただきました。蛇口の滴が響き渡るほど静かでゆっくり時間が過ぎていきました。そして、馬場さんが近くの山々や益子の守り神である神社に連れて行ってくれました。途中、パンの美味しい珈琲店にも立ち寄りました。また馬場さんの知人でレコード会社の代表の方が建設中のスタジオも拝見しました。後ろが国有林なので回りに別荘などが立たないとのこと。我々もいつかは…。
スターネットの裏には原生林があり、月夜の散歩ではいろんな音で溢れているそうです。ぜひ泊り込んでフィールドレコーディングをしたいと思います。この出会いに感謝し大切にしていきたいと思います。心が豊かになった一日でした。次はいつ来れるのだろう。早く行きたいです。
2008年05月25日
5日。7月に渋谷のアップリンク・ファクトリーで、約1年6ヶ月ぶりに作品を発表するラップトップと声のためのダイアローグ・音響音楽詩「PARADISO」の打合せ。アップリンクはproject suaraの公演シリーズ「sound+dance+visual」の発祥の地であり、新生アップリンクにはTaguchiのサウンドシステムが導入された、私たちにとっても大切な場なのですが、近隣との音の問題があり、しばらく遠のいてしまいました。ファクトリーはデットなスペースで、なかなか難しいところなのですが、小さなところでしかできない作品もあると思う。今回は第24回<東京の夏>音楽祭2008 関連公演として発表します。じつは2年前に第22回<東京の夏>音楽祭2006 参加公演として、やはりアップリンクで作品「青い月」を発表しました。ここでの作品は特別なものです。今回も新しいことにチャレンジしていきたいと思います。
本作品は、私とさとうじゅんこの他に、トランペットの川村祐介さんと、美術、映像で三浦秀彦さんが参加します。本日は、suaraスタジオに川村さんが来てくれました。これまで川村さんには私の舞台作品やコンサートなどを何度か体感していただいていたのですが、はじめて出会ったガムランの演奏会でいただいた彼の音源がとても気に入って、いつかご一緒したいと思っていました。音を奏でるというよりは空気を奏でるといった作品です。なかなかご一緒する機会がなかったのですが、本作品は「不可視の身体としてのダンスするラップトップのライブ演奏と、時空を自在に行き来する記憶の身体=声・楽器とが、宙に描く生きた文様。」がテーマです。いま私たちが求めるものに新しい波を与えていただけると思い参加していただくことになりました。
もろもろ話してからマイクとプリアンプをセッティングして、川村さんにいろんなバリエーションで奏でていただき録音をしました。何時間も録音しながら作品のイメージを膨らませていきました。私の音、さとうじゅんこの声と楽器(懐かしい楽器です)、川村さんのトランペット、三浦さんの美術と映像…しっかり構成していきたいと思います。今日は合奏という感じではなかったのですが、次のリハーサルまでに作品を構成して、ご一緒に音を奏でたいと思います。そして、どんどん構成を壊して再構築していきたいと思います。今後がとても楽しみです。
本作品は、私とさとうじゅんこの他に、トランペットの川村祐介さんと、美術、映像で三浦秀彦さんが参加します。本日は、suaraスタジオに川村さんが来てくれました。これまで川村さんには私の舞台作品やコンサートなどを何度か体感していただいていたのですが、はじめて出会ったガムランの演奏会でいただいた彼の音源がとても気に入って、いつかご一緒したいと思っていました。音を奏でるというよりは空気を奏でるといった作品です。なかなかご一緒する機会がなかったのですが、本作品は「不可視の身体としてのダンスするラップトップのライブ演奏と、時空を自在に行き来する記憶の身体=声・楽器とが、宙に描く生きた文様。」がテーマです。いま私たちが求めるものに新しい波を与えていただけると思い参加していただくことになりました。
もろもろ話してからマイクとプリアンプをセッティングして、川村さんにいろんなバリエーションで奏でていただき録音をしました。何時間も録音しながら作品のイメージを膨らませていきました。私の音、さとうじゅんこの声と楽器(懐かしい楽器です)、川村さんのトランペット、三浦さんの美術と映像…しっかり構成していきたいと思います。今日は合奏という感じではなかったのですが、次のリハーサルまでに作品を構成して、ご一緒に音を奏でたいと思います。そして、どんどん構成を壊して再構築していきたいと思います。今後がとても楽しみです。
2008年05月24日
23日。朝から青山のライヴハウス「月見ル君想フ」で音響家のもときさんとサウンドチェック。もときさんはN.Yで8年間もエンジニアとして活躍していた方です。今回、ご一緒するのを楽しみにしていました。まず、ライヴハウスに設置されているJBLのメインスピーカー8本と36cmユニットのウーファー2本で奏でる。今回は競演するOddarrangとの調整もありますがモニタースピーカー8本もサブスピーカーとして使用したいと思う。また、Taguchiスピーカーも導入予定で何が必要かを探るためのチェックです。
まず、サイン波ではなく倍音も含む低域のリズムを126Hzで切って奏でる。箱(会場)が心地よく共鳴しとてもいいつくりだと感じる。残響もとてもいい。ワクワクしてくる。次に高域の音粒を奏でるがスピーカーが悲鳴を上げる。ボリュームを限りなく落とすが音が粒にならない。中域を中心に奏でるがスピーカーのユニットがパリパリ…最後に低域のうねりを奏でるともうバリバリと音にならない。もときさんはスピーカーの質の問題だと言う。ここは、箱、電源、ケーブルとこれ以上のない環境なのだが、あとはスピーカーだけが問題だとのこと。これだけの音を表現するにはここのスピーカーではできないと…。
あらためて、Taguchiスピーカーの強度を感じる。Taguchiは特に中域が他のどのスピーカーよりもしっかり音つくりができていると思っていましたが、じつはそこには秘められた圧倒的なエネルギー感があるのだと痛感させられました。Taguchiスピーカーにはパワーが足りないと思われている方もいるが、それは音の問題で、しっかり音つくりしていると音の空気感でエネルギーを感じさせることができる。
今回、音を奏でるまでは、2階にTaguchiのフラットパネルの多面体スピーカーを導入するだけでいいと思っていましたが、メインスピーカー、ウーファーもTaguchiのスピーカーを導入していただこうという話しになりました。もときさんもこの機会に私の音をTaguchiスピーカーでつくってみたいと言って下さいました。これからさらに調整が必要ですが、ここでも妥協せず最高の音を奏でたいと思う。
今後、これを機会に立地条件のいい「月見ル君想フ」とTaguchiがさらに共同で音つくりできれば、大きな音の発信の場となると感じています。そして、私たちの活動の場のひとつにしたいと思います。28日のライヴを楽しみにしていて下さい。
まず、サイン波ではなく倍音も含む低域のリズムを126Hzで切って奏でる。箱(会場)が心地よく共鳴しとてもいいつくりだと感じる。残響もとてもいい。ワクワクしてくる。次に高域の音粒を奏でるがスピーカーが悲鳴を上げる。ボリュームを限りなく落とすが音が粒にならない。中域を中心に奏でるがスピーカーのユニットがパリパリ…最後に低域のうねりを奏でるともうバリバリと音にならない。もときさんはスピーカーの質の問題だと言う。ここは、箱、電源、ケーブルとこれ以上のない環境なのだが、あとはスピーカーだけが問題だとのこと。これだけの音を表現するにはここのスピーカーではできないと…。
あらためて、Taguchiスピーカーの強度を感じる。Taguchiは特に中域が他のどのスピーカーよりもしっかり音つくりができていると思っていましたが、じつはそこには秘められた圧倒的なエネルギー感があるのだと痛感させられました。Taguchiスピーカーにはパワーが足りないと思われている方もいるが、それは音の問題で、しっかり音つくりしていると音の空気感でエネルギーを感じさせることができる。
今回、音を奏でるまでは、2階にTaguchiのフラットパネルの多面体スピーカーを導入するだけでいいと思っていましたが、メインスピーカー、ウーファーもTaguchiのスピーカーを導入していただこうという話しになりました。もときさんもこの機会に私の音をTaguchiスピーカーでつくってみたいと言って下さいました。これからさらに調整が必要ですが、ここでも妥協せず最高の音を奏でたいと思う。
今後、これを機会に立地条件のいい「月見ル君想フ」とTaguchiがさらに共同で音つくりできれば、大きな音の発信の場となると感じています。そして、私たちの活動の場のひとつにしたいと思います。28日のライヴを楽しみにしていて下さい。
2008年05月17日
今月の28日(水)に青山にあるライヴハウス「月見ル君想フ」で、種子田郷×さとうじゅんこの作品を発表します。都内のライヴハウスで一番の音響と評判の高い箱です。またケーブルや電源類はTaguchiのものを使用していて、音響デザインでも協力しているとのことです。なお、今回のライヴでもTaguchiの音響家・稲荷森さんに参加していただきTaguchiのスピーカーも何点か持込む予定です。23日にライヴハウスでサウンドチェックをさせていただくのですが、何ができるか探りたいと思います。
今回はフィンランドのOddarrangの来日公演になります。私たちはスペシャルゲストとして演奏します。Oddarrangは2007年3月にフィンランドのグラミー賞にあたるエンマ賞・2006年 年間ベスト・ジャズ・アルバム賞」を受賞しています。ご一緒できるのが楽しみです。(Taguchiはフィンランドバーチ材を使用しているし、最近、我が妹にフィンランドの白樺の木の「瘤(こぶ)」で作られたククサを贈ったり…何やらご縁があるようです。)
ぜひ多くの方に遊びに来ていただきたいです。チケットは「月見ル君想フ」でインターネット予約ができます。私とさとうじゅんこの高めてきた音に触れていただきたいです。本番までさらに音を磨きたいと思います。
今回はフィンランドのOddarrangの来日公演になります。私たちはスペシャルゲストとして演奏します。Oddarrangは2007年3月にフィンランドのグラミー賞にあたるエンマ賞・2006年 年間ベスト・ジャズ・アルバム賞」を受賞しています。ご一緒できるのが楽しみです。(Taguchiはフィンランドバーチ材を使用しているし、最近、我が妹にフィンランドの白樺の木の「瘤(こぶ)」で作られたククサを贈ったり…何やらご縁があるようです。)
ぜひ多くの方に遊びに来ていただきたいです。チケットは「月見ル君想フ」でインターネット予約ができます。私とさとうじゅんこの高めてきた音に触れていただきたいです。本番までさらに音を磨きたいと思います。
2008年05月14日
ずいぶん時間が経ってしまいましたが、2月26-27日に青山円形劇場で公演しました、美加理×種子田郷「Flowers'」の舞台写真をUPしました。ゲネや本番の写真ではありませんが、青山円形劇場にシンフォキャンパスシステムを導入した貴重なものです。また、2月22日に朝日新聞の夕刊に掲載された記事もUPしています。ご覧いただけると嬉しいです。
客席にシンフォキャンパス(REXスピーカーが16本)、円形舞台の下に38cmユニットのウーファーを8本。天井にTaguchiの(12年前に青山円形劇場に導入された)球型ボディの38cmフルレンジスピーカーが8本。壁に埋め込まれたスピーカーが12本。舞台作品にこのような素晴らしい音響システムをプラニングして、思い描いた音のデザインを実現できました。プロデューサーの小野さん、音響家の宮本さん、Taguchiの田口さん、多くの関係者の方々に心から感謝いたします。
次の機会までにさらに高めていきたいと思います。
客席にシンフォキャンパス(REXスピーカーが16本)、円形舞台の下に38cmユニットのウーファーを8本。天井にTaguchiの(12年前に青山円形劇場に導入された)球型ボディの38cmフルレンジスピーカーが8本。壁に埋め込まれたスピーカーが12本。舞台作品にこのような素晴らしい音響システムをプラニングして、思い描いた音のデザインを実現できました。プロデューサーの小野さん、音響家の宮本さん、Taguchiの田口さん、多くの関係者の方々に心から感謝いたします。
次の機会までにさらに高めていきたいと思います。