2008年11月
2008年11月28日
25日からダンサーの森山開次さんと能楽師の津村禮次郎さんとの作品「OKINA」公演でパリに来ています。セーヌ川とエッフェル塔が見えるホテルで過ごしています。昼間はコートなしでも大丈夫ですが夜はコートでも寒い感じです。翌日から朝から夕方18時頃までリハーサルを重ね夜は美術館巡りと街をお散歩しています。
明日(28日)と明後日(29日)の20時からMAISON DE LA CULTURE DU JAPON A PARIS(パリ日本文化会館)で公演があります。パリやお近くに在住の方がいらっしゃいましたらぜひ観に来てください。チケットはほぼ完売とのことですのでお早めにご予約をお願いします。
森山開次ダンス公演
「OKINA」
出演 : 森山開次、津村禮次郎
音楽・ライブパフォーマンス : 種子田郷
「YOROBOSHI KASOKAN」
出演 : 森山開次、加賀谷香、津村禮次郎
音楽 : 笠松泰洋
フルート : 木之脇道元
(音楽は録音したものになります)
「KURUI」
出演 : 森山開次
謡:津村禮次郎
音楽・パーカッション : YAS-KAZ
パーカッション:セネガルドラマー隊
(音楽は録音したものになります)
日時 : 12月28日 20:00 / 29日 20:00
会場 : MAISON DE LA CULTURE DU JAPON A PARIS
主催 : NPO舞台21
会場でお会いできるのを楽しみにしています。パリ公演の後はローマで公演します。
明日(28日)と明後日(29日)の20時からMAISON DE LA CULTURE DU JAPON A PARIS(パリ日本文化会館)で公演があります。パリやお近くに在住の方がいらっしゃいましたらぜひ観に来てください。チケットはほぼ完売とのことですのでお早めにご予約をお願いします。
森山開次ダンス公演
「OKINA」
出演 : 森山開次、津村禮次郎
音楽・ライブパフォーマンス : 種子田郷
「YOROBOSHI KASOKAN」
出演 : 森山開次、加賀谷香、津村禮次郎
音楽 : 笠松泰洋
フルート : 木之脇道元
(音楽は録音したものになります)
「KURUI」
出演 : 森山開次
謡:津村禮次郎
音楽・パーカッション : YAS-KAZ
パーカッション:セネガルドラマー隊
(音楽は録音したものになります)
日時 : 12月28日 20:00 / 29日 20:00
会場 : MAISON DE LA CULTURE DU JAPON A PARIS
主催 : NPO舞台21
会場でお会いできるのを楽しみにしています。パリ公演の後はローマで公演します。
2008年11月24日
18日。新国立劇場で森山開次作品集「OKINA」「弱法師 花想観」「狂ひそうろふ」の三部作の通しリハーサル。本日はスタッフも参加して総見になりました。さとうじゅんこにも参加してもらう。前回のリハーサルは散々でしたが、今回はメイヤースピーカーをプラニングしていただきましので何とか勝負できます。これでも思い描いた音を奏でられないので体感というにはいきませんがありがたいです。
通しは本番と同じ「OKINA」から。この作品で本公演全体の空気感をつくることになります。出演者もスタッフもお客さまもいかにこの舞台に集中できるか。はじめの一音、明かり、そして踊り…すべての“気”が一体となって成り立ちます。大切に奏でたい。通しは攻めたところもありましたが、なかなか攻め切れないところもありムーブメントを音であげるところまでは持っていけませんでした。森山さんと津村さんは四年間の成長を感じることができました。この作品は私の音で決まりそうです。本番までに仕上げたいと思います。
次に笠松泰洋さんが音楽を担当し木之脇道元さんがフルートを奏でる「弱法師 花想観」。今日はパリ・ローマ公演と同じ録音でした。前回の通しリハーサルと比べると音の要素が大幅に削られほとんどフルートで奏でられるメロディだけで構成。個人的にはシンプルなこちらのほうが好きです。津村さんの唄いとのバランスは難しそうですが花の香りを感じさせた。踊りは森山さんと加賀谷さんの関係性がまだまだこれからといった感じでしょうか。今後の展開がさらに楽しみです。
最後にYAS-KAZさんが音楽を担当している「狂ひそうろふ」。こちらもパリ・ローマ公演と同じ録音で行われる。衣装は小林さんと甲斐さん。まだ森山さんが踊りに徹していない感じですが太鼓は生演奏と録音ではまったく異なる。なかなか難しいと思う。地面を踏む所作が三宅流さんがドキュメンタリー映画で取り上げた岩手県の伝統芸能・鬼剣舞を思い起こさせる。
今日はパリ・ローマ公演でご一緒する音響家の原嶋さんに少しは音のテクスチャを感じていただけてよかった。また2月の新国立劇場でご一緒する音響家の河田さんにも聴いていただけて嬉しかったです。河田さんは音を聴いて何か面白いプラニングを考えてくれたそうです。河田さんとの音つくり楽しみです。また河田さんはローマ公演を観に来てくれるそうで心強いです。
まず2月の新国立劇場の前にパリ・ローマ公演です。次に繋がる海外公演にしたいと思います。とても楽しみです。
通しは本番と同じ「OKINA」から。この作品で本公演全体の空気感をつくることになります。出演者もスタッフもお客さまもいかにこの舞台に集中できるか。はじめの一音、明かり、そして踊り…すべての“気”が一体となって成り立ちます。大切に奏でたい。通しは攻めたところもありましたが、なかなか攻め切れないところもありムーブメントを音であげるところまでは持っていけませんでした。森山さんと津村さんは四年間の成長を感じることができました。この作品は私の音で決まりそうです。本番までに仕上げたいと思います。
次に笠松泰洋さんが音楽を担当し木之脇道元さんがフルートを奏でる「弱法師 花想観」。今日はパリ・ローマ公演と同じ録音でした。前回の通しリハーサルと比べると音の要素が大幅に削られほとんどフルートで奏でられるメロディだけで構成。個人的にはシンプルなこちらのほうが好きです。津村さんの唄いとのバランスは難しそうですが花の香りを感じさせた。踊りは森山さんと加賀谷さんの関係性がまだまだこれからといった感じでしょうか。今後の展開がさらに楽しみです。
最後にYAS-KAZさんが音楽を担当している「狂ひそうろふ」。こちらもパリ・ローマ公演と同じ録音で行われる。衣装は小林さんと甲斐さん。まだ森山さんが踊りに徹していない感じですが太鼓は生演奏と録音ではまったく異なる。なかなか難しいと思う。地面を踏む所作が三宅流さんがドキュメンタリー映画で取り上げた岩手県の伝統芸能・鬼剣舞を思い起こさせる。
今日はパリ・ローマ公演でご一緒する音響家の原嶋さんに少しは音のテクスチャを感じていただけてよかった。また2月の新国立劇場でご一緒する音響家の河田さんにも聴いていただけて嬉しかったです。河田さんは音を聴いて何か面白いプラニングを考えてくれたそうです。河田さんとの音つくり楽しみです。また河田さんはローマ公演を観に来てくれるそうで心強いです。
まず2月の新国立劇場の前にパリ・ローマ公演です。次に繋がる海外公演にしたいと思います。とても楽しみです。
2008年11月23日
もう1ヶ月以上前のことですが10月8~10日に去年と同じ時期に安曇野に行きました。また去年は目の前で断念した上高地にも行くことができました。ほんとうは9月末に行く予定でしたが、去年、味わった新そばとりんごが忘れられなくて旬の時期に行くことにしました。
朝、車の運転で一気に安曇野に向かい、そば処あさかわでわさびとそばをいただく。新そばの香りがとってもとっても美味しかった。お店の裏にはそば畑が広がる。
安曇野(街で蛙の鳴き声が聴こえるほど静かなところ)を散歩しようと美術家の千田泰広さんが展示をされた禄山美術館を見に行こうと向かっている途中、長野で暮らし制作に集中している千田さんに電話をしたところ目と鼻の先にいるとのことで落ち合いました。よくよくお話しを聞くと、ここから車で40分の八坂の標高1500mの山奥に暮らしていることで偶然近くにいたそうです。このタイミングしかないといった感じでお逢いできたので嬉しかったです。現在、10年計画で作品を制作されているとのことでほんとうに楽しみです。山奥で暮らしていると耳が解放されるようで雨や虫の音もとても身近に感じられるそうです。いつか遊びに行きたいです。
わさび大農園はわさびの収穫後で土台となる砂利をならす音が美しかったです。水はあいかわらず美しい。
次に安曇野アートヒルズミュージアムに行き、若手の作家が制作している釜を覗く。彼ら作品は販売もされていて、作品つくりに没頭できる環境が素晴らしいと思いました。日も暮れかけてきて、りんご農園に間に合わないと少し慌てましたが何とか間に合いシナノスゥィートに会えました。ご主人にりんご畑を案内していただきましたが家の裏が畑なので、一日中りんごとお話ししているそうです。とにかく最高の品種ですので探してみてください。
夜は松本に戻り山賊焼きをいただきました。近くにある信州大学の学生さん来るような定食屋さんで量もさることながら美味しかったです。
その日はお気に入りの温泉つきホテルに泊まりのんびり過ごし明日の上高地の準備。わくわくします。朝早くに起き朝食をしっかりとって上高地に向かう。山の途中から自家用車の規制があり低公害バスに乗り換え。とってもいいお天気で緑が眩しいぐらい。
今回は登山とまではいきませんでしたが、山のスペシャリストである我が妹にアドバイスやプレゼントをいただき、登山靴からリック、帽子、手袋、マフラー、シャツ、パンツ、下着まで完璧な準備をしていたので喜びも倍増でした。何時間も歩き続けましたが快適に山の空気を浴びることができました。妹に感謝です。次は里山や近場の山を歩きたいと思います。
上高地から最終のバスに乗って自分たちの車を預けている駐車場に行くと、バッテリーが上がっていてエンジンがかからない状態でしたが、駐車場を管理している地元のタクシーの運転手さんが待っていてくれて、バッテリー補充して動かすことができました。何とも気持ちいい方たちで人の真心を感じました。嬉しかったです。夕食は去年も食べに行ったお店で2日続けて山賊焼きをいただきパワーをつける。
帰りは高速だと寝てしまうからと一般道路を使って深夜のドライブ。街並みが面白くあっという間に自宅に…安曇野と上高地の空気を感じながら眠る。最高に楽しい旅行になりました。今年もいい音にたくさん出会えました。来年もこの季節に遊びに行きたいです。
朝、車の運転で一気に安曇野に向かい、そば処あさかわでわさびとそばをいただく。新そばの香りがとってもとっても美味しかった。お店の裏にはそば畑が広がる。
安曇野(街で蛙の鳴き声が聴こえるほど静かなところ)を散歩しようと美術家の千田泰広さんが展示をされた禄山美術館を見に行こうと向かっている途中、長野で暮らし制作に集中している千田さんに電話をしたところ目と鼻の先にいるとのことで落ち合いました。よくよくお話しを聞くと、ここから車で40分の八坂の標高1500mの山奥に暮らしていることで偶然近くにいたそうです。このタイミングしかないといった感じでお逢いできたので嬉しかったです。現在、10年計画で作品を制作されているとのことでほんとうに楽しみです。山奥で暮らしていると耳が解放されるようで雨や虫の音もとても身近に感じられるそうです。いつか遊びに行きたいです。
わさび大農園はわさびの収穫後で土台となる砂利をならす音が美しかったです。水はあいかわらず美しい。
次に安曇野アートヒルズミュージアムに行き、若手の作家が制作している釜を覗く。彼ら作品は販売もされていて、作品つくりに没頭できる環境が素晴らしいと思いました。日も暮れかけてきて、りんご農園に間に合わないと少し慌てましたが何とか間に合いシナノスゥィートに会えました。ご主人にりんご畑を案内していただきましたが家の裏が畑なので、一日中りんごとお話ししているそうです。とにかく最高の品種ですので探してみてください。
夜は松本に戻り山賊焼きをいただきました。近くにある信州大学の学生さん来るような定食屋さんで量もさることながら美味しかったです。
その日はお気に入りの温泉つきホテルに泊まりのんびり過ごし明日の上高地の準備。わくわくします。朝早くに起き朝食をしっかりとって上高地に向かう。山の途中から自家用車の規制があり低公害バスに乗り換え。とってもいいお天気で緑が眩しいぐらい。
今回は登山とまではいきませんでしたが、山のスペシャリストである我が妹にアドバイスやプレゼントをいただき、登山靴からリック、帽子、手袋、マフラー、シャツ、パンツ、下着まで完璧な準備をしていたので喜びも倍増でした。何時間も歩き続けましたが快適に山の空気を浴びることができました。妹に感謝です。次は里山や近場の山を歩きたいと思います。
上高地から最終のバスに乗って自分たちの車を預けている駐車場に行くと、バッテリーが上がっていてエンジンがかからない状態でしたが、駐車場を管理している地元のタクシーの運転手さんが待っていてくれて、バッテリー補充して動かすことができました。何とも気持ちいい方たちで人の真心を感じました。嬉しかったです。夕食は去年も食べに行ったお店で2日続けて山賊焼きをいただきパワーをつける。
帰りは高速だと寝てしまうからと一般道路を使って深夜のドライブ。街並みが面白くあっという間に自宅に…安曇野と上高地の空気を感じながら眠る。最高に楽しい旅行になりました。今年もいい音にたくさん出会えました。来年もこの季節に遊びに行きたいです。
2008年11月19日
2008年11月14日
12日。今月下旬にパリ・ローマ、来年2月に新国立劇場で公演する森山開次作品集の「OKINA」のリハーサル。森山さんと津村禮次郎さん、そして、パリ、ローマ公演でご一緒する音響家の原嶋さんが参加。
本日は構成が固まりつつあるものから次の次元にいけるように壊すをテーマに音を奏でる予定でしたが、リハーサル室に設置されているドンシャリ系のスピーカーでしたので音楽にならず惨敗。スピーカーシステムは楽器である。原嶋さんにはじめて音を体感していただく機会だったのにガックリ。
また、この作品はやはり‘気’の作品なので音も踊りも張りつめた空気感をつくることができなければ作品にならない。音はパフォーマンスに対し出入りだけを繰り返してまったく面白いものができなかった。いま一度、時間軸を見直し全体の構成を再構築したいと思う。
本日は構成が固まりつつあるものから次の次元にいけるように壊すをテーマに音を奏でる予定でしたが、リハーサル室に設置されているドンシャリ系のスピーカーでしたので音楽にならず惨敗。スピーカーシステムは楽器である。原嶋さんにはじめて音を体感していただく機会だったのにガックリ。
また、この作品はやはり‘気’の作品なので音も踊りも張りつめた空気感をつくることができなければ作品にならない。音はパフォーマンスに対し出入りだけを繰り返してまったく面白いものができなかった。いま一度、時間軸を見直し全体の構成を再構築したいと思う。