6日。今年の「ゆく年くる年」でも取り上げられていた秋田県大仙市にある唐松神社に行く。樹齢300年を超える参道の杉並木を歩くと奥に拝殿が見える。



拝殿内には安産祈願、祈願成就のお礼の鈴が所狭しとぶら下っている。



天井にも巨大な鈴がひとつ。拝殿内にある奥殿は県有形文化財に指定されているそうです。



拝殿の裏は田園風景が広がる。



仙北市にある「抱返り渓谷」へ向かいました。車を降りて少し歩くと目の前に青い水面が飛び込んでくる。それは川だった。



真っ青な川に心を奪われながら橋を渡り山道を歩くと、水が滴り落ちる美しい音色が聴こえてくる。耳をすまし録音。飲むと甘かった。



水面に映る雲。



ゴツゴツ岩のトンネルの出口も青い…。



崖の下は深い青。



suaraのカラーです。



陽射しで色が微妙に変化していく。清流玉川。日本の美。こんな川に触れることができほんとうに幸せでした。ありがとう。



帰りに角館で車を降りる。ふと上を見上げると、明日からはじまるお祭りの空気が…。



レンガ造蔵座敷の安藤醸造元本店に立ち寄る。何と10年ぶりに訪れました。



お店の奥さまとお話しさせていただきましたが、この変わらない家を保つためにどれだけ力を注いでいることか…。御醤油も御味噌も絶品です。「二年物 生搾り生醤油」で、たまごかけご飯、お豆腐、お寿司…美味しくいただいています。



翌日、雄物川から日本海を眺める。「打ち寄せるさざ波が砂浜を洗うかすかな音」(木ノ脇道元さんの作品「海辺のノマド」のテキスト)に触れ感じる。さぁ私の音をつくり奏でたいと思います。

5日。秋田県の男鹿半島にある「なまはげ」の発祥の地・真山神社に向かう途中に、なぜか小さな建物に導かれる。



階段を登ると入り口の柱に藁が巻かれている。農耕の仏を奉るところか？



なかに入ると…導かれた意味がわかる。



天井から壁にいたるまで無数の仏さま。万体仏。





手が届くところには一体一体に紙や藁が巻かれている。



私がとても惹かれた仏様…あぁこれだけで来た甲斐がありました。



その後、真山神社へ。五社殿の杉が真っ直ぐ美しく伸びる。



生まれて初めて蝦夷ゼミの鳴き声を聴く。録音中、手にトンボが止まる。



とても素敵な出会いがあり、後日、我が家に杉の切り株がど～んと届く。



その後、入道崎に…。





崖を下りて海岸へ。



海の中にマングローブのような水草が生えており小魚がたくさん住んでいた。



帰り道に稲穂を垂れた黄金色の田んぼを眺め秋の空気を感じる。



今日はいろんなものに触れ充実した一日を過ごせました。

1日。赤羽にて作曲家でフルート奏者の木ノ脇道元さんと打合せ。10月14日。オペラシティのリサイタルホールで公演するアンサンブル・ノマドのコンサートで、木ノ脇さんの作品「海辺のノマド」に電子音響音楽で参加するのですが、全体の構成を話し合う。



ロシアの文学やら映画の話しで盛り上がりとても楽しい時間。肝心の作品はフェラーリの精神を感じつつも、自分らしい表現で勝負したいと話す。全体のイメージが強く浮かんできました。作品つくりに集中します。楽しみにしていてください。


今日(11日)。お昼にNHKの番組「スタジオパークからこんにちは」に踊る人・森山開次さんが出演していました。たまたまテレビをつけたら、番組のオープニングに作品「KATANA」の映像と自分の音楽が流れハッとしました。そういえば今日は森山さんが出演する日だったと思い出しました。1時間あまりの生放送でしたが、森山さんはとても自然体で、森山さんの魅力がよく感じられ嬉しかったです。森山さんはつねに挑戦している。私も初心を忘れず挑戦していきたいです。