2009年10月
2009年10月13日
10月14日(水)。初台の東京オペラシティ・リサイタルホールで公演するアンサンブル・ノマド第35回定期演奏会 時代を創造するパイオニアたちVol.1「~美しき異端児の耳=リュック・フェラーリ~ コンサート」で、開場から開演、転換、休憩、終演の空気感をひとつの作品として新作「les silences sonores(2009)」を発表します。
Taguchiの音響システムをプラニングして、音響デザイナーの小林高治さんとさとうじゅんこと、その時の空気感や匂い立つ音のリアリティを奏でます。なお、ホワイエにもTaguchiの音響システムをプラニングして、私の音と三浦秀彦さんの空間デザインでサウンドインスタレーション作品を展示します。on-coo projectの作品「森のサカナ」や作品「百葉窓」でご一緒している岸本友恵さんにも協力していただきます。
また、今年の2月に新国立劇場で公演した森山開次作品集でご一緒した、作曲家でフルート奏者の木ノ脇道元さんの作品「海辺のノマド(2009)」に電子音響で参加します。共同作業を楽しんでいます。今後の出発点になると感じています。
ご来場心より待ちしております。
<演奏曲目>
リュック・フェラーリ:
ディダスカリー2、あるいは音符を探す3人の登場人物(2005)
Luc Ferrari: DiDASCALiES II (2005)
中川賢一、小坂圭太、野口千代光
リュック・フェラーリ:パリ-東京-パリ(2002)
Luc Ferrari: Paris-Tokyo-Paris (2002)
林憲秀、菊地秀夫、塚原里江、甲斐史子、松本卓以、中川賢一
木ノ脇道元:海辺のノマド(2009)
Dogen Kinowaki: Nomad on the shore (2009)
林憲秀、菊地秀夫、塚原里江、甲斐史子、松本卓以、中川賢一、佐藤洋嗣、種子田郷
リュック・フェラーリ:失われたリズムを求めて (1978)
Luc Ferrari: A le recherche du rythme perdu (1978)
中川賢一、野口千代光、甲斐史子、木ノ脇道元、菊地秀夫、佐藤紀雄、佐藤洋嗣、宮本典子
種子田郷:les silences sonores (2009)
音響デザイン:小林高治、空間デザイン:三浦秀彦、協力:さとうじゅんこ
音響システム協賛:Taguchi、ON-COO
日時:2009年10月14日(水) 18:30開場、19:00開演
会場:東京オペラシティ・リサイタルホール
主催:アンサンブル・ノマド
音響協力:国立音楽大学 楽器製作・音響コース
助成:芸術文化振興基金
財団法人 ロームミュージック ファンデーション
アビール芸術文化財団
後援:在日フランス大使館
=================================
チケット料金:3,000円(一般) 2,000円(大学生) 1,000円(高校生以下)
チケットは、東京オペラシティ・チケットセンター(Tel:03-5353-9999)
または、下記を記載の上、keynote_music@fol.hi-ho.ne.jp にご連絡ください。
・公演名
・希望枚数
・代表者の連絡先
または project suara にご連絡ください。
当日、会場窓口にてお取り扱いさせていただきます。
お問い合わせ:キーノートTel:0422-44-1165
=================================
皆さまとお会いできるのを楽しみにしております。
Taguchiの音響システムをプラニングして、音響デザイナーの小林高治さんとさとうじゅんこと、その時の空気感や匂い立つ音のリアリティを奏でます。なお、ホワイエにもTaguchiの音響システムをプラニングして、私の音と三浦秀彦さんの空間デザインでサウンドインスタレーション作品を展示します。on-coo projectの作品「森のサカナ」や作品「百葉窓」でご一緒している岸本友恵さんにも協力していただきます。
また、今年の2月に新国立劇場で公演した森山開次作品集でご一緒した、作曲家でフルート奏者の木ノ脇道元さんの作品「海辺のノマド(2009)」に電子音響で参加します。共同作業を楽しんでいます。今後の出発点になると感じています。
ご来場心より待ちしております。
<演奏曲目>
リュック・フェラーリ:
ディダスカリー2、あるいは音符を探す3人の登場人物(2005)
Luc Ferrari: DiDASCALiES II (2005)
中川賢一、小坂圭太、野口千代光
リュック・フェラーリ:パリ-東京-パリ(2002)
Luc Ferrari: Paris-Tokyo-Paris (2002)
林憲秀、菊地秀夫、塚原里江、甲斐史子、松本卓以、中川賢一
木ノ脇道元:海辺のノマド(2009)
Dogen Kinowaki: Nomad on the shore (2009)
林憲秀、菊地秀夫、塚原里江、甲斐史子、松本卓以、中川賢一、佐藤洋嗣、種子田郷
リュック・フェラーリ:失われたリズムを求めて (1978)
Luc Ferrari: A le recherche du rythme perdu (1978)
中川賢一、野口千代光、甲斐史子、木ノ脇道元、菊地秀夫、佐藤紀雄、佐藤洋嗣、宮本典子
種子田郷:les silences sonores (2009)
音響デザイン:小林高治、空間デザイン:三浦秀彦、協力:さとうじゅんこ
音響システム協賛:Taguchi、ON-COO
日時:2009年10月14日(水) 18:30開場、19:00開演
会場:東京オペラシティ・リサイタルホール
主催:アンサンブル・ノマド
音響協力:国立音楽大学 楽器製作・音響コース
助成:芸術文化振興基金
財団法人 ロームミュージック ファンデーション
アビール芸術文化財団
後援:在日フランス大使館
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チケット料金:3,000円(一般) 2,000円(大学生) 1,000円(高校生以下)
チケットは、東京オペラシティ・チケットセンター(Tel:03-5353-9999)
または、下記を記載の上、keynote_music@fol.hi-ho.ne.jp にご連絡ください。
・公演名
・希望枚数
・代表者の連絡先
または project suara にご連絡ください。
当日、会場窓口にてお取り扱いさせていただきます。
お問い合わせ:キーノートTel:0422-44-1165
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皆さまとお会いできるのを楽しみにしております。
2009年10月12日
8日。高円寺のプロフェッショナル・パーカッションのスタジオでアンサンブル・ノマドのリハーサル。さとうじゅんこにも参加してもらう。今日は大きなスタジオで音響システムもセッティングしていただく。感謝です。しかし、PA卓はYAMAHAでスピーカーはエレクトリックボイスだったので、なかなか音の空気感を奏でるって感じではありませんが、ライブで生楽器と一緒に音を奏でられる貴重なリハーサルです。
さとうじゅんこに協力してもらって素早くサウンドチェック。生楽器とのバランスも確認できないうちにとりあえずぶつけ合うことに…。1回目。佐藤紀雄さんの指揮で、先日のリハーサルとほどんど変わらないテンポで演奏。私も生演奏になるので全体のバランスを探りながらも大胆に奏でる。あっという間の11分強で、何だか掴めそうで掴めない感が漂う。
それぞれの生楽器のパートを見直す。同時に私は生楽器とのバランスをイメージする。2回目。さとうじゅんこがPA卓に張り付いてボリュームを繊細に奏でたことによって、生楽器とのバランスもよく作品として方向性が見えてきました。今日はステレオ(2ch)での演奏で、ライブでパソコンからもPA卓からもどんどんボリュームを動かせましたが、本番は5.2chのマルチトラックで奏でる予定です。構成は持ち帰り再度構築できますが、ボリュームに関しては、会場の響きのなかで生楽器と一緒に音を奏で決めていかなくてはいけません。
14日の公演の翌日には京都で「海辺のノマド」を演奏します。私は同行できませんが、私の音は何枚かのCDに落としてイメージを共有できる方に奏でていただく予定です。まだまだやることはたくさんあります。本番前にもう一度、木ノ脇さんと作品を見つめ直す必要があります。さらに高めていきたいと思います。
さとうじゅんこに協力してもらって素早くサウンドチェック。生楽器とのバランスも確認できないうちにとりあえずぶつけ合うことに…。1回目。佐藤紀雄さんの指揮で、先日のリハーサルとほどんど変わらないテンポで演奏。私も生演奏になるので全体のバランスを探りながらも大胆に奏でる。あっという間の11分強で、何だか掴めそうで掴めない感が漂う。
それぞれの生楽器のパートを見直す。同時に私は生楽器とのバランスをイメージする。2回目。さとうじゅんこがPA卓に張り付いてボリュームを繊細に奏でたことによって、生楽器とのバランスもよく作品として方向性が見えてきました。今日はステレオ(2ch)での演奏で、ライブでパソコンからもPA卓からもどんどんボリュームを動かせましたが、本番は5.2chのマルチトラックで奏でる予定です。構成は持ち帰り再度構築できますが、ボリュームに関しては、会場の響きのなかで生楽器と一緒に音を奏で決めていかなくてはいけません。
14日の公演の翌日には京都で「海辺のノマド」を演奏します。私は同行できませんが、私の音は何枚かのCDに落としてイメージを共有できる方に奏でていただく予定です。まだまだやることはたくさんあります。本番前にもう一度、木ノ脇さんと作品を見つめ直す必要があります。さらに高めていきたいと思います。
2009年10月11日
1日。高円寺のプロフェッショナル・パーカッションのスタジオでアンサンブル・ノマドのリハーサル。世界中の打楽器がある夢のようなスタジオ。直径3mはありそうなゴングもある。少し小さく奏でると倍音の嵐…どこまでも残響が残る。こんなスタジオがあるんだ~とワクワクする。
肝心のリハーサル。今日のスタジオは音響システムがなくラジカセのみだったので断念。もともと今日は生楽器の演奏を純粋に聴きたいと思っていたのでよかったです。木ノ脇さんの出来たて(!?)ホヤホヤの楽譜が手渡され生楽器のみで演奏。佐藤紀雄さんの指揮のもと一度通して、次に個々の楽器のパートを見直す。これでは全体のイメージが掴めないので、いま一度通しで演奏していただくようにお願いする。2回目ですでに少しグルーブ感が生まれる。とても参考になりました。
次は即興になるリュック・フェラーリの作品「失われたリズムを求めて」。「海辺のノマド」の次に演奏する作品になるので残って聴くことに…。フェラーリの音響作品が、私がつくっていた「海辺のノマド」の最後とかぶる。聴いていてよかったです。最後は再構築しようと思う。また同時に「海辺のノマド」から「失われたリズムを求めて」に繋がるひとつの世界観がイメージできました。本番が楽しみです。
肝心のリハーサル。今日のスタジオは音響システムがなくラジカセのみだったので断念。もともと今日は生楽器の演奏を純粋に聴きたいと思っていたのでよかったです。木ノ脇さんの出来たて(!?)ホヤホヤの楽譜が手渡され生楽器のみで演奏。佐藤紀雄さんの指揮のもと一度通して、次に個々の楽器のパートを見直す。これでは全体のイメージが掴めないので、いま一度通しで演奏していただくようにお願いする。2回目ですでに少しグルーブ感が生まれる。とても参考になりました。
次は即興になるリュック・フェラーリの作品「失われたリズムを求めて」。「海辺のノマド」の次に演奏する作品になるので残って聴くことに…。フェラーリの音響作品が、私がつくっていた「海辺のノマド」の最後とかぶる。聴いていてよかったです。最後は再構築しようと思う。また同時に「海辺のノマド」から「失われたリズムを求めて」に繋がるひとつの世界観がイメージできました。本番が楽しみです。
2009年10月10日
9月27日。赤羽で作曲家でフルート奏者の木ノ脇道元さんとアンサンブル・ノマドのコンサートで発表する作品「海辺のノマド」の打合せ。作品「海辺のノマド」は木ノ脇さんの作曲で、私の大好きなリュック・フェラーリの「ほとんど何もない第一番」に寄せたオマージュです。今回、私はこの作品の音響音楽を作曲します。
今日は木ノ脇さんから作品の後半の楽譜をいただきました。私は前回打合せた全体の大まかな構成とイメージから音をつくり木ノ脇さんに聴いていただきました。また、日本の各地でフィールドレコーディングした音も断片的に聴いていただきました。私も一緒に聴いているとその時に感じた空気感や匂い立つ音などを思い出しました。音は記憶を鮮明に呼び覚ます。
作品はまだまだこれからですが、今日は木ノ脇さんとお会いできてよかったです。音つくりに集中したいと思います。
今日は木ノ脇さんから作品の後半の楽譜をいただきました。私は前回打合せた全体の大まかな構成とイメージから音をつくり木ノ脇さんに聴いていただきました。また、日本の各地でフィールドレコーディングした音も断片的に聴いていただきました。私も一緒に聴いているとその時に感じた空気感や匂い立つ音などを思い出しました。音は記憶を鮮明に呼び覚ます。
作品はまだまだこれからですが、今日は木ノ脇さんとお会いできてよかったです。音つくりに集中したいと思います。
2009年10月08日
9月16日。ずいぶん前のことですが…初台にあるオペラシティのリサイタルホールに行く。今日はアンサンブル・ノマドの佐藤紀雄さんと花田さん、そして、国立音大の楽器製作・音響コースの今井慎太郎さんとサウンドクラフトの片桐健順さんが参加。
前回、音響デザイナーの小林高治さんとデザイナーの三浦秀彦さんと、私の作品「les silences sonores 2009」や私が参加する木ノ脇道元さんの作品「海辺のノマド 2009」の音響プランやホワイエのサウンドインスタレーションの視察に行きましたが、今回はフェラーリの音源と演奏のPAを担当する今井さんと片桐さんと顔合わせ。なお、「海辺のノマド 2009」は楽器にPAを使用しません。私の音と共鳴しよりリアリティを感じられる音世界を構築したいと思っています。
音響システムのフロント、リア(我々はセンターも)のスピーカーの位置や、それぞれの卓の場所などを探る。私はセンターの客席の後ろがいいと伝える。自身の音や他の楽器の演奏、またお客さまの空気感や会場全体を感じて演奏したい。客席の移動や何席か減らす必要があると思われるが何とか希望がかないそうである。リアは音で会場全体を包み込める20面体の平面スピーカーを2本プラニングする予定です。
今井さんと片桐さんとご一緒するのが楽しみです。また、国立音大の学生さんもお手伝いで参加するとのことで楽しみです。
帰り道に、私のCDを取り扱っていただいている新宿のタワレコ9FのNew Ageコーナーに伺う。ほんとうに久しぶりだったので、池田さんと高橋さんと長い時間お話しする。現在、私は新作のCDを制作していますが、いまどんな音が音楽が求められているのか…彼らは最先端で音を扱っている方たちでとても信頼しています。まず彼らに音を聴いていただこうと思います。
前回、音響デザイナーの小林高治さんとデザイナーの三浦秀彦さんと、私の作品「les silences sonores 2009」や私が参加する木ノ脇道元さんの作品「海辺のノマド 2009」の音響プランやホワイエのサウンドインスタレーションの視察に行きましたが、今回はフェラーリの音源と演奏のPAを担当する今井さんと片桐さんと顔合わせ。なお、「海辺のノマド 2009」は楽器にPAを使用しません。私の音と共鳴しよりリアリティを感じられる音世界を構築したいと思っています。
音響システムのフロント、リア(我々はセンターも)のスピーカーの位置や、それぞれの卓の場所などを探る。私はセンターの客席の後ろがいいと伝える。自身の音や他の楽器の演奏、またお客さまの空気感や会場全体を感じて演奏したい。客席の移動や何席か減らす必要があると思われるが何とか希望がかないそうである。リアは音で会場全体を包み込める20面体の平面スピーカーを2本プラニングする予定です。
今井さんと片桐さんとご一緒するのが楽しみです。また、国立音大の学生さんもお手伝いで参加するとのことで楽しみです。
帰り道に、私のCDを取り扱っていただいている新宿のタワレコ9FのNew Ageコーナーに伺う。ほんとうに久しぶりだったので、池田さんと高橋さんと長い時間お話しする。現在、私は新作のCDを制作していますが、いまどんな音が音楽が求められているのか…彼らは最先端で音を扱っている方たちでとても信頼しています。まず彼らに音を聴いていただこうと思います。