2012年02月
2012年02月28日
19日。朝5時半。氷点下21℃の世界で目が覚める。今年、2番目の寒さだそうです。ワヤンのグヌンガン(生命樹)ように凍った窓。
さっそく朝焼けを観に外へ。山泊でしか触れることができない。これをずっと体感したかった。
月も見守っている。
朝焼けに照らされている麦草ヒュッテ。
窓には金平糖のような氷の模様。
窓からは朝日に染まる茶臼山も見える。
山小屋の朝食。お米が美味しく山盛りおかわりをしました。今日の登山のエネルギーになります。
部屋に戻って食後の珈琲と、母が妹に持たせてくれたみかんをいただく。
のんびり過ごし山小屋を満喫しました。とても素敵な山小屋泊になりました。ありがとうございました。しっかり準備し出発です。
妹と河原さん。
先日、黒斑山 山頂から望んだ浅間山です。
雪が深くなる。
丸山を目指します。頼もしい河原さんの背中。
登りが続きます。後ろから妹が見守ってくれている。
さっそく朝焼けを観に外へ。山泊でしか触れることができない。これをずっと体感したかった。
月も見守っている。
朝焼けに照らされている麦草ヒュッテ。
窓には金平糖のような氷の模様。
窓からは朝日に染まる茶臼山も見える。
氷柱の影。
山小屋に熱湯をいただきました。妹ーわたしー河原さんのポットです。
のんびり過ごし山小屋を満喫しました。とても素敵な山小屋泊になりました。ありがとうございました。しっかり準備し出発です。
今日は気温が低いので、この12本爪のアイゼンが大活躍します。
2日目も晴れです!昨日、登った茶臼山。
先日、黒斑山 山頂から望んだ浅間山です。
これから挑む森です。
太陽に見守られて出発。
木々が静けさを生む。
丸山を目指します。頼もしい河原さんの背中。
登りが続きます。後ろから妹が見守ってくれている。
丸山 山頂に着きました。2,329m。
ほんとうにいいお天気でポカポカあたたかいぐらいです。
登山はエネルギーを消費します。ここで行動食をいただく。
山頂を後にし、高見石小屋を目指す。
あっという間に小屋の陰が…幹まで真っ白です。
高見石小屋です。
ここでふたりとはお別れです。わたしはサイの河原から渋の湯へ。ふたりは中山~中山峠~黒百合ヒュッテ~天狗丘に挑戦です。
妹と河原さんの後ろ姿を見送る。とっても名残惜しいです。また来年…きっと。
渋の湯発のバスまで時間がたっぷりあるので、ほんとうにゆっくり雪山を満喫します。
森を抜けるとポーンと視界が広がる。
サイの河原に到着です。
サイの河原に到着です。
歩いて来た森です。
遠方には…
南アルプスの山々が…。
あまりにも絶景で30分近くボーと眺めていました。
じっくり時間をかけて雪山を感じる。
とても静かな山。身体の静けさも感じられる。
もこもこふわふわ。
あまりにもいいお天気でストックを置きグローブを外す。
ザックも降ろす。今回は残念ながらワカンの登場はありませんでした。
アイゼンで雪を踏みしめて歩くのはほんとうに楽しい。
ザックも降ろす。今回は残念ながらワカンの登場はありませんでした。
山小屋でいただいた熱湯でお味噌汁をつくる。雪のなかでとても美味くいただきました。
すっかりのんびりし渋の湯に向かいます。動物の足跡も雪で輝く。
途中、ビデオなども撮りながらゆっくりゆっくり歩むも終着点が見えて来た…何だか寂しい。
んっ?耳を澄ますと川のせせらぎが聴こえてくる。無音の雪山ではじめて聴く水が流れる音。
川です。しかも硫黄の匂いがする。温泉です。あぁ渋の湯に着いてしまう。
最後にもう一度、下ってきた山を振り返る。
お天気に恵まれました。山に感謝です。
無事、下山しました。妹からも無事、天狗岳 山頂に立ったとメールが届いた。嬉しい。
帰りのバスまで時間があるので、渋御殿湯で温泉を楽しむ。熱いお湯だったので、半身欲でゆったりつかる。最高に気持ちよかったです。
渋の湯から1時間。茅野駅に着く。帰りの電車まで少し時間があったのでお蕎麦をいただく。身体があたたまった。
はじめての雪山縦走が実現しました。山と妹と河原さんに感謝します。身体を包み込んだ静けさを音にしたいと思います。音つくりが楽しみです。ふたりが無事、下山しますように…今晩はいい夢が見られそうだ。
2012年02月25日
本日(2/25)よりポレポレ東中野にて、三宅流監督のドキュメンタリー映画『究竟の地-岩崎鬼剣舞の一年』が上映されます。わたしはこの作品で整音を担当させていただきました。三宅さんは1年間を通して鬼剣舞にたずさわる人々、その地域に生きる人々の姿を追い続け、ドキュメンタリー映画として完成させた力強い作品です。真夏の盆供養をはじめ岩崎の四季の空気感、そして抜けるような太鼓の音を磨かせていただきました。豊川さんの静かで力強いナレーションも素晴らしいです。
『究竟の地-岩崎鬼剣舞の一年』は盛岡、花巻、宮古、仙台、田沢湖、北上、と経て、ついに東京公開が決定!鬼剣舞の芸能の魅力、岩手県の岩崎という地域の人々の魅力を是非多くの方々に知って頂きたいと思います。
監督:三宅流
ナレーション:豊川潤
整音:種子田郷
初日(2/25)、岩手より「岩崎鬼剣舞」のメンバーが駆けつけてくれて、昼の回の上映後、神聖な舞「一人加護」を踊って頂きます。地元喜久盛酒造の地酒「鬼剣舞」を振舞います。1300年続いた祈りの力を感じ取って下さい!関連イベントやトークなども続々決定していますので、ご案内させて頂きます。
★2月25日よりロードショー!ポレポレ東中野にて!
各日 12:50/18:00の2回上映
当日 : 一般1700円/大・専1400円/中・高・シニア1000円
前売 : 1300円(Pコード:463-404)
会場 : ポレポレ東中野
東京都中野区東中野4-4-1/ポレポレ坐ビル地下/TEL:03-3371-0088
★『究竟の地 岩崎鬼剣舞の一年』公開記念イベント!
2月25日(土) 12:50の回上映後、岩崎鬼剣舞による「一人加護」の演舞があります!
2月25日(土) 12:50の回/18:00の回、ご来場のお客様に地元北上の地酒「鬼剣舞」を振る舞います!
★トークイベント決定!上映後に監督とゲストによるトークを行ないます!
3/5(月) 夜…黒坂圭太さん(アニメーション作家)
3/6(火) 夜…萩野亮さん(映画批評)
3/9(金) 夜…中所宜夫さん(観世流能楽師)
3/10(土) 昼…吉増剛造さん(詩人)、金子遊さん(映像作家)
3/12(月) 夜…今福龍太さん(文化人類学者)
3/13(火) 夜…津村禮次郎さん(観世流能楽師)
3/14(水) 夜…OJUNさん(現代美術家)
※3/5,3/12の回は金子遊さんが司会をつとめて下さいます。
その他豪華ゲスト続々決定中!日程が出次第お知らせさせて頂きます。
★『究竟の地 岩崎鬼剣舞の一年』×『お神楽ナイト』番外編
「酒と芸能を楽しまナイト」
お酒(岩手の酒造・喜久盛酒造さんの日本酒)を飲みながら鬼剣舞の映像を観て、その魅力や楽しみ方をゆる~く語り合う集い。もちろんお酒が飲めない方でも大丈夫!一緒に伝統芸能を楽しみましょう!
日時:3月2日(金)
場所:スペース&カフェ ポレポレ坐(映画館ビル1F)
時間:20:30開場/20:45開始
料金:予約2,200円/当日2,500円(お神酒付き)
※映画『究竟の地』チケット(半券でも可)提示で、当日2,500円が2,200円に割引!
ゲスト:三上敏視さん(音楽家/神楽・伝承音楽研究家)、ツバキアンナさん(現代女浮世絵師)、田渕純さん(歌手・ムード歌謡の貴公子)
ご予約:03-3227-1405(ポレポレタイムス社)、Email : event@polepoletimes.jp
★法政大学言語・文化センター&国際文化学部共催企画「文化/イメージ」シリーズ
『岩崎鬼剣舞-東北の鎮魂と祈りの舞』を開催します!
日時:2月26日(日)
13:00~国指定重要無形民俗文化財・岩崎鬼剣舞の演舞公演
14:00~ドキュメンタリー映画『究竟の地-岩崎鬼剣舞の一年』
(2008年、ロングバージョン161分版)上映
17:00~シンポジウム「農民芸術を撮る」
映画監督・三宅流×法政大学教授・岡村民夫
入場無料
会場:法政大学薩埵ホール
主催:法政大学言語・文化センター、法政大学国際文化学部
Tel 03-3264-4742
〒102-0071 東京都千代田区富士見2-17-1 法政大学市ヶ谷キャンパス内
パンフレットも出来上がりました!素晴らしい出来映えです。寄稿頂いたのは津田大介さん(ジャーナリスト/メディアアクティビスト)、萩野亮さん(映画批評)、小沼純一さん(音楽・文芸批評/早稲田大学教授)、岡村民夫さん(映像・宮沢賢治研究/法政大学教授)です。岩崎鬼剣舞庭元からも素晴らしい言葉を頂きました!
お時間つくって足を運んでいただけると嬉しいです。
2012年02月23日
18日。はじめての雪山縦走に挑戦しました。
1月4日に行った北八ヶ岳に戻って来ました。今回は登山のベテランの妹と山のパートナーの河原さんにご一緒させていただきました。茅野駅で待ち合せてタクシーでピラタス蓼科ロープウエイに向かう。ゆっくり昼食して準備し一気に2,237mに到着。
12本爪のアイゼンを装着し出発です。
前回は吹雪の雪山を満喫しましたが、今回は快晴の雪山を楽しめそうです。
雪が深くなってきました。
ほどなく縞枯山荘が見えてくる。
それにしてもいいお天気です。
縞枯山〜茶臼山〜麦草峠を目指します。
どんどん登っていく。ふっと雪が静けさを包み込む。身体を包み込む木々の間を風が舞い、木々が「キュキュ」「キーキー」「キューキュー」と話しはじめる。3人で静かに耳を澄まししばしたたずむ。身体で体感する。一生忘れられない経験です。
縞枯山の頂上が見えてきた。
縞枯山 山頂に到着です。2,402mです。
頼りになる河原さん。
縞枯山 山頂から茶臼山に向かう。
縞枯山と茶臼山の間にある展望台から望む茶臼山。
下って登って茶臼山 山頂に到着です。2,384mです。
茶臼山の展望は風が強く樹霜(夜間、樹木などの表面に空気中の水蒸気が昇華し、氷の結晶となって付着したもので、風上の方向に発達します)が美しい。
大石峠に向かう。我が妹です。カッコいいです。
麦草峠に向かう。
もうすぐ本日、宿泊する麦草ヒュッテです。
雪と戯れる。
動物の足跡です。うさぎかな?
山小屋の前にある池。誰も踏みしめていない雪にアタックです。
楽しい。
陽が落ちる前に山小屋に着きました。
麦草ヒュッテです。薪のいい香りが…。
アイゼンを外し、雪を払って山小屋に入ります。薪ストーブが身体をあたためてくれる。
今日は個室です。コタツも石油ストーブもハロゲンヒーターもあります。贅沢です。さっそくウェアやグローブなどを乾かす。ほどなくお食事の時間。楽しみな時間です。美味しいハンバーグをいただく。登山の後の山小屋ご飯、ほんとうに美味しかったです。
憧れの木のワカンがぶら下がっていた。明日はワカンを使うことになるのだろうか…。
3人で静かな山小屋を楽しむ。妹が持って来てくれたお汁粉を、両親がプレゼントしてくれたチタン製のマグカップでいただく。美味しかった。
お布団を敷く。皆でヨガストレッチをして、21時半には眠りにつく。静けさに包まれて眠る心地よさ。明日の雪山に思いを馳せて心静かに眠る。
1月4日に行った北八ヶ岳に戻って来ました。今回は登山のベテランの妹と山のパートナーの河原さんにご一緒させていただきました。茅野駅で待ち合せてタクシーでピラタス蓼科ロープウエイに向かう。ゆっくり昼食して準備し一気に2,237mに到着。
12本爪のアイゼンを装着し出発です。
前回は吹雪の雪山を満喫しましたが、今回は快晴の雪山を楽しめそうです。
雪が深くなってきました。
ほどなく縞枯山荘が見えてくる。
それにしてもいいお天気です。
縞枯山〜茶臼山〜麦草峠を目指します。
どんどん登っていく。ふっと雪が静けさを包み込む。身体を包み込む木々の間を風が舞い、木々が「キュキュ」「キーキー」「キューキュー」と話しはじめる。3人で静かに耳を澄まししばしたたずむ。身体で体感する。一生忘れられない経験です。
縞枯山の頂上が見えてきた。
縞枯山 山頂に到着です。2,402mです。
頼りになる河原さん。
縞枯山 山頂から茶臼山に向かう。
縞枯山と茶臼山の間にある展望台から望む茶臼山。
下って登って茶臼山 山頂に到着です。2,384mです。
茶臼山の展望は風が強く樹霜(夜間、樹木などの表面に空気中の水蒸気が昇華し、氷の結晶となって付着したもので、風上の方向に発達します)が美しい。
大石峠に向かう。我が妹です。カッコいいです。
麦草峠に向かう。
もうすぐ本日、宿泊する麦草ヒュッテです。
雪と戯れる。
動物の足跡です。うさぎかな?
山小屋の前にある池。誰も踏みしめていない雪にアタックです。
楽しい。
陽が落ちる前に山小屋に着きました。
麦草ヒュッテです。薪のいい香りが…。
アイゼンを外し、雪を払って山小屋に入ります。薪ストーブが身体をあたためてくれる。
今日は個室です。コタツも石油ストーブもハロゲンヒーターもあります。贅沢です。さっそくウェアやグローブなどを乾かす。ほどなくお食事の時間。楽しみな時間です。美味しいハンバーグをいただく。登山の後の山小屋ご飯、ほんとうに美味しかったです。
憧れの木のワカンがぶら下がっていた。明日はワカンを使うことになるのだろうか…。
3人で静かな山小屋を楽しむ。妹が持って来てくれたお汁粉を、両親がプレゼントしてくれたチタン製のマグカップでいただく。美味しかった。
お布団を敷く。皆でヨガストレッチをして、21時半には眠りにつく。静けさに包まれて眠る心地よさ。明日の雪山に思いを馳せて心静かに眠る。
2012年02月17日
10日。丹沢の鍋割山・塔の岳に登りました。18日から行く北八ヶ岳の縦走のためのトレーニングです。もちろん雪にも期待していました。新宿駅から小田急線で渋沢駅で降り、バスで15分で登山口のある大倉へ。290mの標高から挑戦です。しばらく歩き林道にはいる。空気が変わる。
土壁に氷がバラバラと落ちる音が響く。
林道を歩くこと1時間強で二股に着き山が深くなってくる。青空が迎えてくれる。
山水が氷柱をつくっている。
なぜか登山道を外れてしまい険しい山道に…とても厳しかった。
途中に真っ白な茸。
氷柱。聴いたこともない低い低い鳥の鳴き声。観たこともない真茶色の小さな小さな鳥。山は深い。
やっと登山道に戻れた。後ろを振り返る。
空を見上げる。
ソーラーパネル!素晴らしい。
ここでカップラーメンをいただきしばし休憩。あたたまる。
土壁に氷がバラバラと落ちる音が響く。
林道を歩くこと1時間強で二股に着き山が深くなってくる。青空が迎えてくれる。
山水が氷柱をつくっている。
なぜか登山道を外れてしまい険しい山道に…とても厳しかった。
途中に真っ白な茸。
氷柱。聴いたこともない低い低い鳥の鳴き声。観たこともない真茶色の小さな小さな鳥。山は深い。
やっと登山道に戻れた。後ろを振り返る。
空を見上げる。
雪が融けぬかるみに…スパッツをつける。
きつい登りが続く。
山頂にある鍋割山荘が見えてくる。もう少し。
山頂にある鍋割山荘が見えてくる。もう少し。
鍋割山 山頂(1,230m)です。
ソーラーパネル!素晴らしい。
ここでカップラーメンをいただきしばし休憩。あたたまる。
山頂から静かにたたずむ山々をのぞむ。耳を澄ます。
黙々と下る。木の階段が膝に響く。1,111mをとにかく下る。ここでこの日のクライマックス。夕日を浴びた深い深い山の谷底に風が舞う。目を閉じ耳を済まし山の空気感を感じる。しばらくずっと聴く。素晴らしい体感でした。去年の10月にダンサーの森山開次さんと能楽師の津村禮次郎さんと公演した作品「shakkyou」の獅子が舞うシーンの音に通じる。3月のロシア公演、名古屋での公演にも繋げていきたい。
なかなか下山できず、水分もなくなり苦しいところに山水が…ごくごくと飲む。うまい。生き返った。しかし、この下りは膝にきました。最後の1.5kmは慎重に慎重に歩く。とても時間がかかってしまった。休憩もいれて10時間ちかくも歩いた。いいトレーニングになりましたが、もう少し下る技術を磨かないといけないと痛感しました。山は深い。決して甘く見てはいけない。山に感謝です。
さあ、明日は雪山に挑戦です。
雲が出てきた。山の天気は変わりやすい。少し長居し過ぎた。
塔の岳へ向かう。雪が凍っている。登山靴だけでは前に進めなくなる。
今日は雪が浅いので6本爪軽アイゼンをつける。
静かな山。心静かになる。
ここで親子の鹿に出会う。しばし目が合う。野生の鹿です。
あと少しです。
塔の岳 山頂に着く。1,491m。標高差1,201m…登りました。
日時計。15時前。暗くなる前に下山しなくては…。
ここで携帯が落ちる。あまりにも寒いと落ちるのです。
黙々と下る。木の階段が膝に響く。1,111mをとにかく下る。ここでこの日のクライマックス。夕日を浴びた深い深い山の谷底に風が舞う。目を閉じ耳を済まし山の空気感を感じる。しばらくずっと聴く。素晴らしい体感でした。去年の10月にダンサーの森山開次さんと能楽師の津村禮次郎さんと公演した作品「shakkyou」の獅子が舞うシーンの音に通じる。3月のロシア公演、名古屋での公演にも繋げていきたい。
なかなか下山できず、水分もなくなり苦しいところに山水が…ごくごくと飲む。うまい。生き返った。しかし、この下りは膝にきました。最後の1.5kmは慎重に慎重に歩く。とても時間がかかってしまった。休憩もいれて10時間ちかくも歩いた。いいトレーニングになりましたが、もう少し下る技術を磨かないといけないと痛感しました。山は深い。決して甘く見てはいけない。山に感謝です。
さあ、明日は雪山に挑戦です。
2012年02月07日
3日。群馬県嬬恋村と長野県小諸市にある浅間山の第一外輪山の最高峰である「黒斑山」の雪山に挑戦しました。標高は2404mです。2日に行く予定でしたが、大雪が降りあきらめていましたが、3日の天気予報が突然、終日晴れマークになり行くことにしました。
新幹線で佐久平駅で降りバスで約1時間。9時40分に登山口である高峰高原ホテルのバス停に着く。バス停はすっかり雪に埋もれている。
前回、北八ヶ岳では6本爪のアイゼンを使用しましたが、今回、はじめて12本爪のストラップ式のアイゼンを装着する。自宅で練習していましたが少し時間がかかる。
新幹線で佐久平駅で降りバスで約1時間。9時40分に登山口である高峰高原ホテルのバス停に着く。バス停はすっかり雪に埋もれている。
前回、北八ヶ岳では6本爪のアイゼンを使用しましたが、今回、はじめて12本爪のストラップ式のアイゼンを装着する。自宅で練習していましたが少し時間がかかる。
出発です。とてもいい天気。アイゼンを効かせてどんどん攻める。雪山だというのに汗が流れる。気持ちいい。
四阿山、根子岳方面。青空。
黒斑山です。
美しい。
これから登るトーミの頭と浅間山が見えてきた。
トーミの頭です。遠くまで見えるのでトーミだそうです。
急斜面のトーミの頭ですが、アイゼンで楽々です。浅間山が大きく見えてきた。
トーミの頭を超えると木がモコモコです。
トーミの頭からわりとすぐに黒斑山頂上に着きました。そして、やさしい老夫婦に写真を撮っていただきました。ありがとうございます。
黒斑山 山頂から望む浅間山です。
このしましま、このエネルギーに満ちた山を感じたかった。
老夫婦が山頂を後にして30分ほどひとりで静けさを感じる。浅間山の噴火口の音まで感じられた。大地のエネルギーを体感する。
名残惜しいが山頂を後にする。
木のモンスターが見守ってくれている。
トーミの頭を下る。
下りは雪の深い中コースを選ぶ。
雪がどんどん深くなり脚が沈むので、アイゼンからワカンに変える。ワカンも自宅で装着の練習をしていたが、雪の上ではやはり時間がかかる。しかし、楽しい。
ここではじめて鳥の鳴き声を聞く。静けさが包み込んでいた。
ここではじめて鳥の鳴き声を聞く。静けさが包み込んでいた。
時間が読めずスピードを上げてあっという間に下山できた。予定より1時間近く早い到着となった。時間が読めなくて反省です。下山し上を見上げると月が見守ってくれていた。
今日は平日というのもあって、わたし以外には二組(四人)にしか会いませんでした。三人がスノーシューを使用していたのでトレースはしっかりありました。感謝です。一人は6本爪アイゼンでした。今回は12本爪のアイゼンが大活躍でした。ワカンはまだ歩き方もわからず、その効果があまり実感できませんでしたが、トレースのないところでは実力を発揮しそうです。アドバイスしてくれた妹に感謝です。
とても静かな山で幸せでした。晴天に恵まれ(ありがとう)身体の静けさと大地のエネルギーを感じた雪山登山になりました。これを自身の音つくりに生かしていきたいと思います。
とても静かな山で幸せでした。晴天に恵まれ(ありがとう)身体の静けさと大地のエネルギーを感じた雪山登山になりました。これを自身の音つくりに生かしていきたいと思います。