2014年05月
2014年05月05日
5月5日。念願だった尾瀬の至仏山(2,228m)を歩いてきました。雪の至仏山は残雪期の植生保護のため、GW期間中にしか歩けません。7日から約2ヶ月間は登山道が閉鎖されるので、登山者やバックカントリーの方が一気に集まります。GW真っ只中でしたが、雨の予報で予想通り静かな雪山歩きができました。
写真は下山中に姿をあらわした雪の尾瀬ヶ原。雪に包まれた尾瀬ヶ原を上からどうしても見たかった。往復10時間かけたかいがありました。
尾瀬がこんなに雪深いとは知りませんでした。はじめ雨は降っていませんでしたが、小至仏山の前からは完全なホワイトアウト。風速20m以上の強風でまともに立てないぐらいでした。山頂から山の鼻に向かう道が見つからず、地図やGPSで確かめても判断できず、いったん山頂に戻ったところ、2人のパーティーに出会い、3人で道を見つけました。感謝します。しっかり雪山装備をしていなければ危なかったです。その後、下山まではひとり旅。
早く下山できたので尾瀬ヶ原を少しお散歩。
体感できてよかったです。音つくりに繋げます。
池糖からは早く咲きたいと水芭蕉の赤ちゃんが顔を出していました。初夏が待ち遠しいですね。
尾瀬ヶ原はまだまだ全面雪に包まれていて、所々、池糖が顔を覗かせていました。木道以外のところを自由に歩けるなんてこの時期だけです。至仏山は明日から6月30日まで閉鎖ですが、雪の尾瀬ヶ原はまだ歩けますね!
山の鼻から鳩待峠へ。川上川に沿って樹林帯を歩く。雪解けの豊かな水は心地よく音を奏でていました。
鳩待峠から乗合バスで30分下った戸倉の谷川。ここはすっかり雪は解け山桜が美しく輝いていた。
雪に包まれた尾瀬ヶ原はほんとうに魅力的でした。5月下旬。融雪時の数日だけ雪の表面が赤褐色に浮かびあがる赤渋(アカシボ)。初夏の水芭蕉。初秋のヒツジグサの紅葉…何度でも訪れたくなる地です。